今日4月5日は清明(せいめい)。
二十四節気の1つで、この日およびこの日から穀雨までの期間。
万物がすがすがしく明るく美しいころ。
三月節。暦便覧には「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」と記されている。
様々な花が咲き乱れ、お花見シーズンになる。
中国における清明節は祖先の墓を参り、草むしりをして墓を掃除する日であり、「掃墓節」とも呼ばれた。
日本におけるお盆に当たる年中行事である。
また、春を迎えて郊外を散策する日であり、「踏青節」とも呼ばれた。
『白蛇伝』で許仙と白娘子が出会ったのも清明節でにぎわう杭州の郊外であった。
また清明節前に摘んだ茶葉を「明前茶」、清明から穀雨までの茶葉を「雨前茶」、穀雨以後の茶葉を「雨後茶」という。
中国で緑茶は清明節に近い時期に摘むほど、香りと甘みがあり、高級とされている。
以上wikipediaより。
今日はまた雨。
今年は、2月ころからこれまで雨や曇りの日が多く、日照時間の少なさは記録的なものらしい。
気象庁のウェブサイトでは以下のように掲載されています。
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報道発表:平成22年4月1日
概要:2010年(平成22年)3月の天候の特徴は以下のとおりです。
北日本から西日本にかけては顕著な多雨で日照時間も少なかった。
北日本から西日本にかけては、低気圧や前線の影響を受けやすかったため、北日本から西日本にかけては顕著な多雨で日照時間も少なかった。
月降水量は、東日本太平洋側で3月としての最大値を更新したのをはじめ、諏訪(長野県)、静岡など全国9地点で3月の最大値を更新した。
月間日照時間も、北日本日本海側と東日本日本海側で3月としての最小値を更新、また、福井、鳥取など全国6地点で3月の最小値を更新した。
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雨は、“恵みの雨”と言うくらいなので振りすぎなければ良しとしても、気になるのは日照時間の少なさでしょう。
農作物への影響は少なくないと予想は付きます。
人体への影響も考えられます。
鬱病や急性心筋梗塞の発生に関しての研究も報告されていると聞きます。
ちょうどこの時期には「花冷え」や「菜種梅雨」などという植物に関連した愚図ついた気候の言葉がありますが、何にしてもやはり太陽が姿を現さないことには、鬱陶しく気が滅入るもの。
清明の名のように“万物がすがすがしく明るく美しいころ”となって欲しいものです。
雨の日の花たち。(今日の写真はクリックすると拡大表示します)
<牡丹の蕾>
鶴岡八幡宮の牡丹に影響され翌日早速購入した牡丹の苗木に大きな蕾が付きました。
<小手毬>
蕾の上に乗っかった雨の球が凸レンズみたいになってます。
<翁草>
花開いたところを紹介する前に雨に打たれてしょぼくれた姿を載せることになってしまいました。
<お隣の鈴蘭>
我が家のは去年のリフォームの際、踏まれてしまって多分ダメになってしまったかも。
●文庫本ねむけさそひて菜種梅雨 楓山人