NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」。
「春や昔」で始まる原作。
ドラマは「少年の国」で始まりました。
ここひと月ほど家の改装工事やら法事やらでPCに触るのが日に1時間ほどでこちらBlogの方にはちょっと手が回りかねています。
なので、必然的にTVをゆっくり見る間もなく、このドラマも録画しておいたものをなんとか時間を見つけて再生して見たところです。
しかし今日も設備屋さんの作業があって、最初から最後までというわけにはいきませんでした。
それはともかく
早くも出現したyoutubeで見つけた関連動画を...
恐らくこれ、近々にも著作権やら何やらでリンクが削除されてしまうかも分かりません。
とりあえず今のうち、ということで。
で、大分前にドラマ化されるという情報をキャッチした時、蔵書(?)から引っ張り出し読み返したのが、↓。
第一巻の巻末を見ると1980年第8刷、もう29年前もまえのことです。
ご覧の通り、角がもう擦り切れてます。
この間何回か読み返しているので、傷みはそれなりなもの。
秋山信三郎(のちの秋山好古:陸軍軍人“日本騎兵の父”とよばれる)が学問のため上京するにあたって役所に出向くと面接に当たった彼の父(秋山平五郎)とのやり取りが面白かった。
齢端が足りぬ新三郎に対して、家では言えぬ抜け道を教える。
「大阪までの旅費はどうするか」と尋ねた父に、信三郎は「家に帰って父と相談仕ります。父が何とかしてくれましょう」と事も無げに応えたくだりなどは、小説には無い脚色があって、父の伊東四郎と信三郎役の染谷将太クン双方の表情。
小説では“信さんは平五郎に生き写しの貌でそう言った”とあるが、配役の二人はとても生き写しとは言い難かった。
そして、弟淳五郎(のちの秋山真之:連合艦隊参謀を務め日本海海戦で露軍艦隊を撃破する作戦を立案する)が上京し兄の下宿先に同居するが、食事は兄が持っている茶碗ひとつ。
兄がまず茶碗に酒を注ぎぐっと飲むとその空茶碗を弟にわたし、弟はそれで飯を食う。
弟「兄さん、なんで茶碗が一つじゃ」
兄「ひとつでよかろう」
好古は徹底した目的主義者で、男にとって必要なのは「若いころはなにをしようかというこことであり、老いてはなにをしたかということである」
とにかく自分の身の回りで目的以外に関わる事柄はすべからく単純であるべきをモットーにしている。
またドラマでは、秋山真之と正岡子規の師範学校時の英語教師が高橋是清でした。
これ、原作ではどうだったか...読みなおして見る必要あり、です。
原作は文庫本にして八巻まであります。
このドラマは第三部まであり、今年は第一部。
第二部は2010年秋、第三部は2011年、何と再来年の秋だそうです。
足掛け三年という、NHKも実に長丁場というか過去にない壮大な企画を立てたものです。
秋山兄弟および正岡子規を中心としたこのドラマ、前半は彼らの出身愛媛松山を主な舞台としており、詳しくは分かりませんがNHK松山放送局が主となって制作されたものではないでしょうか。
松山放送局といえば、毎週土曜日放送の「NHK俳句王国」も松山放送の制作。
最近は俳句ブームということで、松山放送局は頑張ってますね。
小説の冒頭、「春や昔」の章に、正岡子規作の俳句が引用されています。
◎春や昔十五万石の城下かな 正岡子規
関連サイトを下記にリンクしておきます。
NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」公式サイト
NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」のファンサイト
「春や昔」で始まる原作。
ドラマは「少年の国」で始まりました。
ここひと月ほど家の改装工事やら法事やらでPCに触るのが日に1時間ほどでこちらBlogの方にはちょっと手が回りかねています。
なので、必然的にTVをゆっくり見る間もなく、このドラマも録画しておいたものをなんとか時間を見つけて再生して見たところです。
しかし今日も設備屋さんの作業があって、最初から最後までというわけにはいきませんでした。
それはともかく
早くも出現したyoutubeで見つけた関連動画を...
恐らくこれ、近々にも著作権やら何やらでリンクが削除されてしまうかも分かりません。
とりあえず今のうち、ということで。
で、大分前にドラマ化されるという情報をキャッチした時、蔵書(?)から引っ張り出し読み返したのが、↓。
第一巻の巻末を見ると1980年第8刷、もう29年前もまえのことです。
ご覧の通り、角がもう擦り切れてます。
この間何回か読み返しているので、傷みはそれなりなもの。
秋山信三郎(のちの秋山好古:陸軍軍人“日本騎兵の父”とよばれる)が学問のため上京するにあたって役所に出向くと面接に当たった彼の父(秋山平五郎)とのやり取りが面白かった。
齢端が足りぬ新三郎に対して、家では言えぬ抜け道を教える。
「大阪までの旅費はどうするか」と尋ねた父に、信三郎は「家に帰って父と相談仕ります。父が何とかしてくれましょう」と事も無げに応えたくだりなどは、小説には無い脚色があって、父の伊東四郎と信三郎役の染谷将太クン双方の表情。
小説では“信さんは平五郎に生き写しの貌でそう言った”とあるが、配役の二人はとても生き写しとは言い難かった。
そして、弟淳五郎(のちの秋山真之:連合艦隊参謀を務め日本海海戦で露軍艦隊を撃破する作戦を立案する)が上京し兄の下宿先に同居するが、食事は兄が持っている茶碗ひとつ。
兄がまず茶碗に酒を注ぎぐっと飲むとその空茶碗を弟にわたし、弟はそれで飯を食う。
弟「兄さん、なんで茶碗が一つじゃ」
兄「ひとつでよかろう」
好古は徹底した目的主義者で、男にとって必要なのは「若いころはなにをしようかというこことであり、老いてはなにをしたかということである」
とにかく自分の身の回りで目的以外に関わる事柄はすべからく単純であるべきをモットーにしている。
またドラマでは、秋山真之と正岡子規の師範学校時の英語教師が高橋是清でした。
これ、原作ではどうだったか...読みなおして見る必要あり、です。
原作は文庫本にして八巻まであります。
このドラマは第三部まであり、今年は第一部。
第二部は2010年秋、第三部は2011年、何と再来年の秋だそうです。
足掛け三年という、NHKも実に長丁場というか過去にない壮大な企画を立てたものです。
秋山兄弟および正岡子規を中心としたこのドラマ、前半は彼らの出身愛媛松山を主な舞台としており、詳しくは分かりませんがNHK松山放送局が主となって制作されたものではないでしょうか。
松山放送局といえば、毎週土曜日放送の「NHK俳句王国」も松山放送の制作。
最近は俳句ブームということで、松山放送局は頑張ってますね。
小説の冒頭、「春や昔」の章に、正岡子規作の俳句が引用されています。
◎春や昔十五万石の城下かな 正岡子規
関連サイトを下記にリンクしておきます。
NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」公式サイト
NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」のファンサイト