平成湘南日記...一語一絵

あせらずゆっくりのんびりと
花とニャンコとクッキング
時々俳句とデジ散歩
自称カメラ小僧の気まぐれ風まかせ日記

春や昔

2009-11-30 19:31:02 | 今日の事
NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」。
「春や昔」で始まる原作。
ドラマは「少年の国」で始まりました。

ここひと月ほど家の改装工事やら法事やらでPCに触るのが日に1時間ほどでこちらBlogの方にはちょっと手が回りかねています。
なので、必然的にTVをゆっくり見る間もなく、このドラマも録画しておいたものをなんとか時間を見つけて再生して見たところです。
しかし今日も設備屋さんの作業があって、最初から最後までというわけにはいきませんでした。

それはともかく
早くも出現したyoutubeで見つけた関連動画を...
恐らくこれ、近々にも著作権やら何やらでリンクが削除されてしまうかも分かりません。
とりあえず今のうち、ということで。


で、大分前にドラマ化されるという情報をキャッチした時、蔵書(?)から引っ張り出し読み返したのが、↓。
第一巻の巻末を見ると1980年第8刷、もう29年前もまえのことです。
ご覧の通り、角がもう擦り切れてます。
この間何回か読み返しているので、傷みはそれなりなもの。


秋山信三郎(のちの秋山好古:陸軍軍人“日本騎兵の父”とよばれる)が学問のため上京するにあたって役所に出向くと面接に当たった彼の父(秋山平五郎)とのやり取りが面白かった。
齢端が足りぬ新三郎に対して、家では言えぬ抜け道を教える。
「大阪までの旅費はどうするか」と尋ねた父に、信三郎は「家に帰って父と相談仕ります。父が何とかしてくれましょう」と事も無げに応えたくだりなどは、小説には無い脚色があって、父の伊東四郎と信三郎役の染谷将太クン双方の表情。
小説では“信さんは平五郎に生き写しの貌でそう言った”とあるが、配役の二人はとても生き写しとは言い難かった。

そして、弟淳五郎(のちの秋山真之:連合艦隊参謀を務め日本海海戦で露軍艦隊を撃破する作戦を立案する)が上京し兄の下宿先に同居するが、食事は兄が持っている茶碗ひとつ。
兄がまず茶碗に酒を注ぎぐっと飲むとその空茶碗を弟にわたし、弟はそれで飯を食う。
弟「兄さん、なんで茶碗が一つじゃ」
兄「ひとつでよかろう」
好古は徹底した目的主義者で、男にとって必要なのは「若いころはなにをしようかというこことであり、老いてはなにをしたかということである」
とにかく自分の身の回りで目的以外に関わる事柄はすべからく単純であるべきをモットーにしている。

またドラマでは、秋山真之と正岡子規の師範学校時の英語教師が高橋是清でした。
これ、原作ではどうだったか...読みなおして見る必要あり、です。

原作は文庫本にして八巻まであります。
このドラマは第三部まであり、今年は第一部。
第二部は2010年秋、第三部は2011年、何と再来年の秋だそうです。
足掛け三年という、NHKも実に長丁場というか過去にない壮大な企画を立てたものです。
秋山兄弟および正岡子規を中心としたこのドラマ、前半は彼らの出身愛媛松山を主な舞台としており、詳しくは分かりませんがNHK松山放送局が主となって制作されたものではないでしょうか。

松山放送局といえば、毎週土曜日放送の「NHK俳句王国」も松山放送の制作。
最近は俳句ブームということで、松山放送局は頑張ってますね。
小説の冒頭、「春や昔」の章に、正岡子規作の俳句が引用されています。

◎春や昔十五万石の城下かな 正岡子規


関連サイトを下記にリンクしておきます。
NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」公式サイト

NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」のファンサイト

言いまつがい

2009-11-24 12:45:57 | 流行りもの
また久々でした。

楽しい本を見つけました。
発行されてから数年経ちますが、糸井重里監修『言いまつがい』
「ほぼ日刊イトイ新聞」上にて連載されているコンテンツの一つで、読者が言ってしまった恥ずかしい「言いまちがい」を「言いまつがい」と称し、楽しむというものを、集めたものです。
購入したのは文庫本ですが、単行本では世界初の「製本まつがい」(例・カドが丸い、表紙に穴が空けられている、ページがそろっていない、落書きがある、裁断が斜め等)などの愉快なアイデアが採用されていました。
文庫本ではこれらは再現されてはいません。



以下に、独断ですが私の気に入ったもの、そして我が家の“言いまつがい”を列記します。
一部私なりのアレンジや( )内にコメントを加えたものがありますので、ご了承ください。



・話の骨を折ってすいません(腰を折る、ダヨ)

・そんなことをしたら壁の上塗りだ(壁かよ!)

・さすが先輩、生き地獄ですね(生き字引と違う?)

・人生、谷ありミゾあり(山は無いの?)

・飲んだら飲むな、乗るなら乗るな(どうしろというの)

・それはいい考えだ、逆走の発展だね(逆走じゃしょうがない)

・それじゃあ水の苦労が泡だよ(??)

・三つ子の魂いつまでも(永遠に)

・宮崎アニメで何が一番好き?と聞かれて「もものけ姫」(言う方も聞く方も、間違いに気づきにくい)

・社長に掛かってきた電話を受けた社長秘書が「申し訳ありません、社長はまだ出所しておりませんが」(怖い会社!)

・「京都~大原、三千里♪」(歌詞を間違って覚えてた)

・「赤い靴~、はいてた女の子~、ひいじいさんに連れられて...♪」(これも間違って覚えてた)

・「吹き込みご飯」(書き間違い)

・”ゴールドマン・サックス証券”に勤めている人がある会社に電話したら電話を取り次いだ人が、「○○さ~ん、”ゴールド万作商店”さんから電話ですよー」(聞き間違い)

・”好々爺”を”すきすきじじい”(読み間違い)

・「下世話」を「下の世話」(読み間違い)

・「ナリス化粧品に就職が決まったよ」といったら「成助商品? 随分昔風な名前の会社だなあ」(聞き間違い)

・警察署に事務用品を納入しているAさんが警察から電話が掛かってきて「いつもお世話になっています」(これは間違いというわけではないです)

・うでんにのれおし(のれんにうでおし)

・「今学校にちょうど着いたよ」と打ち込んだつもりが、「今学校2000000000000°Cついたよ」(PC変換ミス)

・まことしなやかに(まことしやかに)

・理路騒然(騒がせてどうする?)

※( )内のコメントを書き足しました



本屋さんでちょっと立ち読み、と思って読み始めたところ笑いをこらえ切れなくなって、ついつい買ってしまったんですが、こうしてここに書き移して見ると最初の可笑し味が少し薄れてしまった感があります。
しかし日常よくあることが実は笑いの原点だったりすることを改めて認識しました。
価格¥518(税別)はお得感がありました。




庭の柏葉紫陽花の葉がこんな風に紅葉してきました。


レトロなカメラに思うこと

2009-11-19 13:08:44 | 流行りもの
またちょっとサボってまして、ひさびさのアップです。
ついでに季節感を、ということでテンプレートもクリスマスに。

最近ちょっとだけカメラづいているかも分かりません。
本屋さんで、“35mm二眼レフカメラ”(自作用キット)を付録にした「大人の科学マガジン」(学習研究社刊)というのを見つけました。
この本、以前にも“シンセサイザ”や“真空管アンプ”、“プラネタリウム”など大人の自作ものを付録にしていたので興味はありましたが、値段が3000円台とかで、ちょっと手を出しかねていたものです。
しかし今号は2500円という価格で、ちょっとだけお手頃感ありの、懐古趣味そそられの、ということで衝動的に購入してしまいました。


<左・付録部、右・本誌部>


<付録パッケージ>


<パーツ・パッケージ>

組み立てマニュアルに則って所要時間が1時間とちょっとというところでした。

<手持ちストラップを付けての完成形>

構造は至極シンプル。
端的に言って、ファインダー用レンズと撮影用レンズ/暗箱/シャッター/フィルム巻上の機構があるだけ、と言っていいくらい。
露出もカウンターもなし、シャッタースピードも固定。
しかし本誌によると、こんな簡単な構造でありながら、中々味のある写真が撮れる。
まだフィルムも装填していないので使用感は分かりませんが、まあオモチャ以上の予感はあるような気がします。


<カメラ/携帯 比較画像>
カメラ・・・115×80×70 130g
携帯(私の)・・・・108×50×21 138g

携帯と比較してもそれほど大きくは無く、気軽に持ち歩けそう。

なにしろフィルムカメラなので、使用報告および写真の善し悪しについてはまだ先のことになります。
いずれまた。



ところでかなり昔の話。
私の父も割とカメラが好きだったようで、何台か持っていた記憶があります。
最初、父が手にしたカメラが多分、Ricohmatic-44(↓)という二眼レフカメラ。
私が小学校4,5年生の頃?


<Ricohmatic-44>
そんな昔のカメラが今時ネットに出ているだろうかと思って検索したところ、ありました。
このカメラ1959年発売ということで、実に丁度50年前に発売されたもの。
現在の一般的なカメラと違って、ファインダは上蓋を上げて覗き込むようになっており、ピント調整はレンズ脇のレバー、シャッターは本体下部のレバーで操作する。
カメラを縦に構えることが困難なので、フィルムは長方形ではなく正方形となっている。(4cmx4cm)


戦後の日本で、1950年に発売されたリコーフレックスというカメラが発端となって二眼レフの大ブームが起きたとのこと。
二眼カメラは製造側にとって構造も単純で簡単に組み立て可能ということで、大量に生産されたようです。
しかし、当時主流であったローライフレックス(往年の名機)という二眼レフカメラが3万円もしていたのに対して、リコーフレックスが7000円から8000円で売られたことにより一気に価格破壊現象となった。
それでも当時の給与水準からすると今の25万円ほどに相当するとか。





そのようなことを考えると今はカメラに限らず、高機能・多機能な製品が安く手に入る良い世の中になった...というのは半分外れている。
カメラでも、車でも、何の製品にも我々庶民には手の届かない“高根の花”という名の超高級品というものが存在するのです。
そうでなければお金持ちの人は、お金持ちでない我々との差を付けることが出来ない。
逆に言うと、お金持ちは高級品を持つことで我々との差を保つことが出来る、といったら言い過ぎ???
いやまあ、何事も分相応...そして、高級品だけが我々の生活を且つ心を豊かにするのではない...ということで納得しましょう。

めっけもん

2009-11-14 20:48:57 | 今日の事
今、家の一部を改造中。
和室一部屋をフローリングにして押し入れをウォーキングクローゼットへと言う工程中...
押し入れの中を全部出して要不要の仕分けを行うことに。
そしたら奥の奥から、行方不明になっていたいろんなものが、次から次へと“出るわ出るわ”
奥さんは昔のアルバムに見入ったり、古着を広げて昔話を始めたりで、中々片付けが捗らない。
私は私で処分したとばかり思っていたカメラやリコーダを発掘、これも懐かしさで弄くりまわしたりで、作業は中断に次ぐ中断。

以下、発掘物の検証です。

◎カメラは勿論フィルムカメラ。
ケースはボロボロになってましたが本体は無事みたいです。
購入は確か昭和49年ころだったと思います。

【前から後ろからアニメーション】

<FUJICA ST801 BLACK / EBC FUJINON 55mm F1.8>
・形式:35mm一眼レフカメラ
・布幕フォーカルプレーンシャッター、1/2000~1秒・B
ストロボは1/60で同調
・レンズ:EBC FUJINON 55/1.8
・マウント:M42
・フィルムカウンター:順算式、自動復元
・TTL開放測光、ファインダー内LED表示
以上、仕様をネット検索。

見た目レンズも綺麗だし、ファインダーもよく見えます。
シャッター大きい音でちょっと安っぽいがまあまあ。
当時FUJICAといえばカメラメーカーとしては一流というほどでもありませんが、なにしろレンズが明るいのと軽量小型(当時の一眼レフとしては)が買いだったと思います。
デザインが確かに昔風であり、逆に何かほっとするものがあるように思います。
近いうちカメラ屋さんに持ち込んでチェックをしてもらいましょう。

◎そしてリコーダ。

<YAMAHA ALTO BAROQUE B YRA288>

まあ、鼓笛隊のたて笛にちょっと毛が生えた程度のしろものですが、一応バロック仕様となっています。
これも購入は昭和49年ころ。
早速吹いてみましたがアナ押さえが全く覚束ない状態。
NHK趣味悠々でリコーダの本が出ているので、これも近いうち試してみましょう。

なので、今日は何となく得した気持ちです。



夕方、ベランダから見た富士山。

簡単お勧めレシピ

2009-11-09 14:20:56 | いつまでたっても料理初心者
昨夜は、9月に入院していた時に出てきた“カボチャの胡麻和え”をためしてみました。

<カボチャの胡麻和え>
*材料
・カボチャ・・・中1/4個
・白すり胡麻・・・大匙3
・砂糖・・・大匙3
・塩・・・小匙1/2
・醤油・・・大匙2

*手順
・カボチャを3センチ角くらいの乱切りを茹でる
・すり鉢で胡麻をあたり、砂糖・塩・しょうゆを混ぜ、カボチャと和えて完了
・カボチャは茹でる代わりに電子レンジでも可。
 そうすると更に簡単レシピ!

カボチャは甘煮はよくあるレシピだと思いますがすり胡麻を和えるとその香りがいいですね。


それからメインは、11月8日テレビ東京放送の「男子ごはん」より。
カレーの残りを使って、カレーうどんにするのではなく...というのがコンセプト。

<カレーうどん(3人前)>
*材料
・うどん:3玉
・豚バラ薄切り肉:180g
・ワケギ:1/2束、赤唐辛子:1本
・ダシ汁:4カップ
・ごま油:大匙1、酒:大匙1
・カレー粉:大匙2
・a 醤油:大匙3
   みりん:大匙3
   砂糖:小匙2
   白すり胡麻:大匙2
・b 片栗粉:大匙2
   水:大匙3
・唐辛子:適宜

*手順
・ワケギは4cm長さに切り、豚肉は一口大に切り、赤唐辛子はへたと種を取り除く。

【ポイント】
 ワケギを入れることで、辛さの中によい甘さが生まれる

・鍋を熱してごま油をひき、豚肉を強火で炒める。肉の色が変わったらワケギを加えて炒め、油が回ったら酒、カレー粉の順に加えて炒め合わせる。

【ポイント】
 具材を先に炒めることで、香ばしさとコクが倍増する

・カレー粉がなじんだらダシ汁、a、赤唐辛子を加え、フツフツしてきたら火を弱めて5分煮る。
火を止め、混ぜ合わせたbを加えて素早く混ぜ、再び中火にかけて混ぜながらとろみをつける。
味を見て足りなければしょうゆ(分量外)を加えてととのえる。さらに白すりごまを加える。
・うどんを茹る。
・器に盛って唐辛子を振る。

どちらも手間がそれほどかからずに作れるというのが有難いです。



近くの公園には、黄葉したイチョウが...


今日の記事は黄色ずくめでした。

暖かい立冬

2009-11-07 10:59:04 | 二十四節気
今日は立冬、二十四節気の1つ。
11月7日およびこの日から小雪までの期間。
十月節ともいい、『暦便覧』では、「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」と。
秋分と冬至の中間にあたり、この日から立春の前日までが冬となる。

今朝は特に冷え込みも無く暖かな立冬の朝となりました。
寒くなると猫たちが明け方あたりから布団の上に乗ってきたり潜り込んでくるのですが、今朝はそのようなこともありませんでした。


<今朝の富士>
冷え込みがない分、空は全体に薄曇りで遠景はぼんやりともやが掛ったように。

朝ごはんのあと家の周辺をちょっと歩き回りました。
徐々に青空が広がってきました。

<街路樹のナナカマドの実>
北海道や東北によく見られるナナカマドの街路樹が、駅へ行く途中の道にもあります。

ナナカマド(七竈)
バラ科
赤く染まる紅葉や果実が美しいので、北海道や東北地方では街路樹としてよく植えられている。
夏には白い花を咲かせ、秋にはあざやかに紅葉し赤い実が生ります。
実は鳥類の食用となり、果実酒にも。
備長炭の材料として火力も強く火持ちも良いので作られた炭は極上品。
北欧などでは魔よけにも。
「ナナカマド」という和名の由来は、
・大変燃えにくく、七度竃(かまど)に入れても燃えない、ということから付けられたという説が、広く流布
・7度焼くと良質の炭になる、という説
・食器にすると丈夫で壊れにくい事から、竃が7度駄目になるくらいの期間使用できる"という説なども
「燃えにくい」ことから、火災よけ、落雷よけの木ともされてきた。


<木守柿>
柿の実を全て採らずに残しておくこと。
『来年もよく実りますように』という意味で。
鳥たちへのお裾分けという意味も。


●今朝の冬仔猫のまるき背を撫でて 楓山人
立冬の朝を“今朝の冬”と言います。

<続>松井、悲願の世界一!...

2009-11-06 10:46:05 | 今日の事
昨日の記事に、“力が入っている”とコメントを頂きましたが、“リキ”の入りついでに、You-Tubeで松井のMVP受賞の動画を見つけたので、また...

2009.11.04 松井秀喜 Hideki Matsui ヤンキースMVP授賞式


なかなかのイケメン通訳付きのインタビューでしたが、あの程度の英語なら通訳なしでも松井には受け答えできただろうに、と思っちゃいましたね。

で、放送を録画していたので、今日はそれを編集しDVD-Rに焼いたところです。
しかしながら、うっかりして最初の一時間ほどの部分を削除消去してしまい、先制2ランと2点タイムリーのシーンが無くなってしまいました。
ウーン、ボケが大分進んで来たかなあ、...グスン、泣きの涙です。

でも何回かReplayのシーンがあったので涙をこらえつつ、ホームランスイングとお約束の美人アナの画像を取り込みました。
“野獣と美女”をご覧あれ。


<先制2ラン>
思いっきり、シバキアゲたというスイングで打球は右翼席上段へ。


<島ひとみアナ>
人それぞれ好みはあるでしょうが。
この子、私の好み?...そう、..カナ?
理想と現実はいつの世にも...まあ、この辺にしときましょう。

そんなことより、昨日からネットで松井に関する記事をあちこち見まくってますが、
---ウイニングランで場内を一周した際に誰よりも松井選手を祝福したのが、名門チームをけん引する主将のデレク・ジーター選手(35)、同い年の親友は言った。「彼(松井選手)は大好きな選手で、大好きなチームメートだ。彼が考えているのはチームが勝つこと。まさにプロの打者だ」と賛辞を惜しまなかった。---

という記事が印象に残りました。



ついでと言っては語弊がありますが、昨夜は日本のプロ野球(日本シリーズ)を久々に。
8回裏、巨人の攻撃と言うところでチャンネルを回して見ました。
ここでもスゴイ試合をやってましたね。
こりゃあ敗けそう、といった場面で二度も追い付き最後はサヨナラホーマーで巨人がシリーズ制覇に王手!
やっぱり3年連続セリーグ制覇の実力は伊達じゃないところを見せてくれました。
最近トンと日本の野球にご無沙汰でしたが、明日の札幌での第6戦は見逃せないかなあ、といま思っているところです。
今年は、もうちょっとだけ野球でエキサイトしましょう。



蛇足ながら(また?)、今朝コンビニに行ったところ、どのスポーツ紙の一面も“松井”の中で、スポーツ報知一紙のみ「阿部サヨナラ王手弾」と巨人報道。
表裏を見開きで全一面で“松井世界一”としていたらしい「日刊スポーツ」は早くも売り切れ(ほんとはこれを買いたかった)。
昔、ガチ巨人ファンだったころ「報知は巨人が負けても勝ったような書き方してる」と友達が言ってたのに対して「それがどうした」なんて内心思ったりしてました。
各紙それぞれ編集方針、紙面作りがあるのだなあと改めて認識。

松井、悲願の世界一!

2009-11-05 15:58:17 | 今日の事
松井がやりました!!


ピンストライプのユニフォームを着てワールドシリーズに優勝するという彼の夢であり目標が叶えられ達成しただけでなく、自らのバットでヤンキースをワールドチャンピオンに導いたこと、シリーズのMVPに選ばれたことはいくら称賛してもし足りないほどです。
06年の左手首骨折以来両膝の故障に悩まされ中々満足なシーズンを送れずにいて、昨年から監督交代もあって守備に付くことのない指名打者の起用のみとなってしまいました。
NY地元メディアも松井不要論を盛んに流していました。
今年のWBCにも出場を乞われたものの辞退。
日本でも注目度が大分落ちていました。
何かと、イチローの華々しい活躍に比較されがちだったのが、最近はそれすらも無くなってしまって。
野球評論家H氏などは以前から常に彼に対して批判的な発言を繰り返していました。
松井が活躍しても「メジャーの力が落ちているから」とか「たまにはこんなこともあるでしょう」で片づけ、殆ど認めようとしない。
今年になってから「イチロー以外はメジャーリーガーとはとても言えない! 皆、日本に帰ってくるべきだ!」という言葉は、名指しではないが松井に対してのものだろうと噂されたものでした。
何と愛情に欠けた言葉の数々...

ここ4年ほど、松井にとって本当に苦難、苦悩の日々だったことと思います。
それもこれも全て吹き飛ばしてしまったような今日の松井...
単にワールドチャンプチームの一員だっただけではない。
シリ-ズでは今日まで、第1戦の決勝ホームラン、DHの無い敵地では先発を外れたものの代打でのホームラン。
NYに帰っての最終戦の今日は、先制の2ランホームラン、追加点の2点タイムリー、ワールドシリーズタイ記録となる6打点目を叩き出したダメ押し打。
しかし、そんな時のスタンディング・オベーションやMVPコールの大合唱にさえも表情を変えず、じっと感慨を抑えてはいるものの、何かふっ切れたようにも見えました。
しかし、優勝が決まった瞬間そして日本人初のMVP受賞のインタビューを受けている時の彼の笑顔こそ最高だったのでは...。
スタンドで観戦していたご両親もさぞ嬉しかったことでしょう。

今年でNYYと4年契約が終了し、来シーズンは他のチームに移るかも分かりません。
でも、日本には帰ってきて欲しくはありません。
今さら巨人や阪神のユニフォームなんて。
松井は最後までメジャーリーガーでいて欲しい、それもピンストライプのユニフォームを着続けて欲しいと思います。
勿論守備にも付いて。

またここでイチローを引き合いに出してしまいます。
確かにイチローは偉大な記録や名誉を手に入れ、彼なりの達成感は十分あると思います。
でも、野球に限らずチームとしての競技の最終目標はチームとして頂点に立つことでしょう。
イチローはWBCで頂点に立った...確かに...。
しかしそれは、ワールドシリーズでの頂点ではありません。
私の意見はかなり偏見に満ちている...かも分かりません。
イチローファンの方、すみません。
勿論イチローが嫌いなのでもWBCを否定しているのでもありません。
そう、松井が好きなのです。
なぜ好きか?...彼の野球に対する姿勢が、伝えられる彼の言葉が、人間性が、です。
怪我と戦い克服してきた彼のひた向きな態度とスピリットが、です。
彼には人を感動させる何かがあります。

松井のMVPインタビューをちょっと引用
―ここ数年はけがなどで悔しい思いもたくさんあった
松井「そうですね。でもね、どんなときも野球がしたい、勝ちたい、いいプレーをしたい、そういう気持ちがずっとありましたので、決してつらいことはないです」
―今オフにフリーエージェントになるが、もう一度ヤンキースに戻りディフェンディングチャンピオンの一員として戦いたい!?
松井「もちろん、そうなればいいと思うし、ぼくはニューヨークが好きだし、ヤンキースが好きだし、チームメートが好きだし、ここのファンが大好きだし、それだけです」

ひた向きさが感じられますね、謙虚だけど前向きでもあるし。

応援してるぜ、松井!!
GOOD LUCK!! MATSUI.....


蛇足みたいですが、巨人のこと。
松井がいたころはファンでしたし、東京ドームにも何回か出かけました。
しかし松井がメジャーに行ってからは全くどうでもよくなってしまって。
3年連続のセリーグ制覇だそうですが、日本シリーズは勝っても負けてもどちらでも...という感じです。
巨人ファンの方、...どーもすみません。



ところで、7回の表が終わったところで歌われた【GOD BLESS AMERICA】
第二次世界大戦直前の1938年にケイト・スミスが唄ったラジオ放送を中心に人気になり、第二次世界大戦中にアメリカ中に広まりました。
「アメリカ合衆国第2の国歌」などともいわれ、学校や軍隊、大統領就任式のみならず、ボーイスカウトから大リーグワールドシリーズでも歌われることなどから事実上「アメリカ合衆国第2の国歌」であると言ってもよいようです。
「アメリカに神の加護あれ」という意味です。

2001年9月のアメリカ同時多発テロ事件から復旧したニューヨーク証券取引所でも流れ、同テロ事件以降アメリカ国民は様々な場所で歌うようになり、最近ではセリーヌ・ディオンが歌ったものが有名。

God Bless America / Celine Dion
↓は今日の試合中に唄われたものではありません。



【セブンスイニング・ストレッチ】
7回表が終了すると、観客みんなが立ち上がって「TAKE ME OUT TO THE BALLGAME」(「わたしを野球に連れてって」)を歌います。"7th inning stretch"といいます。
昔、ある大統領がある野球場に来ていて、7回表が終わって体を伸ばすために立ち上がったところ、取り巻きの人たちや観客たちが敬意を表して立ち上がったという話です。
以来、伝統がはじまったとのこと。
大リーグに限らずリトルリーグでも。
そして試合が長引き延長14回表が終わった時にも同様に。



ところで全くの余談ですが、野球中継の間に時々流れたBSニュース。
ニュースを伝えるアナウンサー(勿論、女性)の綺麗だったこと。
ニュースの度にパッと目を覚ます。
「松井が打席に立っていない時はイビキかいてたのに」と奥さん。
「ニュースで松井のことをやるじゃないか」と言い訳の私...ハハ

晩秋

2009-11-01 21:13:47 | 季節のこと
今日から11月、もう晩秋というのに日中は最高気温が25度を超え午後からクーラーを使ってしまいました。
お天気に誘われてカメラを持って家の周辺をブラブラと。

夕方になって奥さんが旅行から帰ってきました。
行った先がしょっちゅう行っている箱根なので、特に目新しいこともなさそうです。
ただ友達と温泉、特に露天風呂がどうの料理がこうの、といった程度。
箱根のどの辺を見に行ったかと聞くと、「ガラスの森美術館」に行ったことがないという人がいたので、そこへ行っただけ...だって。
それにしても、何て素っ気のない何てどうということもない、旅なのだろうと...。

なので、札幌では雪が降ったということで、去年行った北海道のことに話題が切り替わってしまいました。
そして明日から少し寒くなるみたい。
そういえば今週末はもう立冬。

以下、晩秋らしい草花などを。
名前が分からないものばかりで、分かり次第書き足して行きます。


恐らく<はこべ(繁縷、蘩蔞)>ではないかと思います。
今年の3月にも掲載しましたが、ナデシコ科ハコベ属の総称のことで、ハコベラとも言う、春の七草のひとつです。





<掃溜菊(はきだめぎく)>
菊科
学名・・・Galinsoga ciliata
     Galinsoga : コゴメギク属
     ciliata : 縁毛のある
熱帯アメリカ原産の帰化植物
6~11月の長い間小さい白い頭花を咲かせる
大正時代、植物学者の牧野富太郎氏が掃きだめでこの花を見つけ「掃きだめ菊」と名づけた。
ごみ捨て場や空き地、道ばたなどに生える、これも可愛そうな名前の花、ということです。



2009/11/3・・・「はこべ」「掃きだめ菊」追記