平成湘南日記...一語一絵

あせらずゆっくりのんびりと
花とニャンコとクッキング
時々俳句とデジ散歩
自称カメラ小僧の気まぐれ風まかせ日記

夏越の祓

2008-06-29 20:34:24 | 季節のこと
明日でもう今年も丁度半ば。
「夏越の祓」と言って、神社では厄災を祓うため参拝者に「茅の輪」をくぐらせるとか。

***大祓***
大祓(おおはらえ)とは、6月と12月の晦日(新暦では6月30日と12月31日)に行われる除災行事である。
犯した罪や穢れを除き去るための祓えの行事で、6月の大祓を夏越の祓(なごしのはらえ)、12月の大祓を年越の祓(としこしのはらえ)という。
6月の大祓は夏越神事、六月祓とも呼んでいる。
なお、「夏越」は「名越」とも標記する。
******以上wikipediaより******

要するにあと半年もすると「年越の祓」ということ。
大晦日ほど感慨はないものの、もう半年も経ったという多少の気持の区切り、または挨拶程度のやりとりはあるかも知れません。

近頃ひしひし感じる歳月の過ぎゆくことの疾さといったら...。

雨が止んだ時を見計らってプランターから収穫した「つるなしインゲン」
今晩の菜として、さっと湯がいて生姜醤油で。


そして雨中決行し買い出しに出かけ、今年初めての鮎。
勿論養殖もの、見た目鮮度に疑義あり、小さいスーパーなのでしようがないとする。
塩焼に。
家族三人で四匹、チョッと割りきれませんが。


ということでこの二品、季節らしい食材であったでしょうか。

●皿に盛りし鮎ほろ苦く酒を酌む 楓山人
さらにもりし あゆほろにがく さけをくむ

夏の季語、鮎です。

グリーン系&斑入りの薔薇

2008-06-28 22:44:32 | 花・ガーデニング
昨日は会社の帰りに、ちょっと珍しい花を売っているフラワー・アレンジメントを主とした花屋さんで、薔薇を買って帰りました。

グリーン系のライムという名の薔薇。
花びらがフリルのように波打って、中央から周囲に向かって微かなグラデーション。


これは赤系に斑入りのこれもちょっと珍しい。
名札は、ウィークリー・ローズとなっていましたが、ネットで調べてもHITせず。
よって名前は不明のまま。



今日はパソコン周辺を整理整頓、少し汗をかく。
労働?の後、窓をあけたまま昼寝。
涼しい風が入り花瓶に生けた薔薇たちが微かに香る。

●薔薇活けてまど開けはなち寝入りけり 楓山人
ばらいけて まどあけはなち ねいりけり

薔薇を買って活けたのは昨日で、昼寝は今日。
大分ちぐはぐですがちょっと想像の世界で...

薔薇は夏の季語です。

薔薇は古今数多く詠まれています。
薔薇喰ふ虫聖母見給ふ高きより  水原秋桜子
愁ひつつ岡にのぼれば花いばら  与謝蕪村

ほおずき、酸漿

2008-06-22 19:27:04 | 花・ガーデニング
スーパーの花屋さんでいくつも実を付けたほおずきを買いました。
案の定、奥さんは「うちの庭にもあるでしょうに...」
しかし、年に1個しか実を付けないので、まあしょうがないか、ということでそれ以上は何も言いませんでした。



ほおずき・・・鬼灯、酸漿。
袋が枯れて葉脈だけになると赤い実が透けて見えそれが提灯のようなので灯籠草とも呼ばれる。
英名・・・チャイニーズランタン。

私の幼い頃、近所のお宅の庭にほおずきがたくさん生ってました。
今でもこの季節になると姉がそのほおずきの実を鳴らしていたのをおぼろげながら思い出します。
私は、姉のマネをしてやってみましたがとうとう鳴らせませんでした。

●酸漿を鳴らして姉の自慢顔 楓山人

ほおづきを ならしてあねの じまんがお

ほおづき、夏の季語。

夏至

2008-06-21 12:16:57 | 二十四節気


今日は夏至。
新聞配達のバイクの音よりも、明るくなってきた気配で目覚めることの多くなって来たこの季節。

昨夜は寝しなに司馬遼太郎の「関ヶ原/中・下」を読んでいるうち目が冴えわたり明け方三時をとっくに回ってしまった。
いざ眠ろうとした時には窓の外が白々明け。

それにしても「関ヶ原」は何度読んでも、登場する人間同士の関係や人物描写に関心させられる。
あまりに理を先行させたがために武闘派と対立した奉行の石田三成が秀吉の死後不利と知りつつ義をもって豊臣方・西軍を纏め上げ石高にして十数倍の筆頭大老徳川家康に立ち向かい覇権を争う経緯、そして諸侯の心の動き葛藤、様々な権謀術数。
読んでいてどうしても私は三成に加担してしまう。
司馬遼太郎も恐らく三成に味方をしているな、と思える描写があちらこちらに見られる。



写真は小学館が毎週火曜日発行している「週刊・日本の歳時記」
10号は"明け急ぐ夜"
創刊から全て購入しており時々の季節に応じた、言葉・伝統・しきたり・植物・動物などなど、秀句と写真を添えた内容は永久保存版といえます。
毎週の発売日が待ち遠しい。


夏は日が長く夜が短い。
春は「日永」といい日が長くなるのをよしとするが、夏は「短夜」という。
夏の夜は、日中の暑さに比べ夜は涼しく過ごしやすい。
その夜がたちまち明けてしまうのを惜しんで「短夜」という。
同義語として「明け急ぐ」の他に「明易し」「明早し」などがある。
・・・清少納言も「夏は夜」と書いているのも夏は夜が一番過ごしやすいから・・・

**記事「四季の思い」「今週の歳時記」より引用****


●文庫本のめり込む夜の明け急ぎ 楓山人
ぶんこぼん のめりこむよの あけいそぎ

明け急ぎ、夏の季語です。

桜桃忌

2008-06-20 22:08:23 | 季節のこと
昨日は、太宰没後60年の桜桃忌。三鷹市の寺にある墓の前には多くのファンがお参りに訪れたとのこと。
太宰治の生誕地、青森県金木町では太宰の誕生日が、奇しくも遺体発見日と同じ、6月19日であった事から、最近、桜桃忌から、「生誕記念祭」と名前を変えて開かれていると聞きました。





――詩篇、第百二十一。
子供より親が大事、と思いたい。...


という書き出しで始まる「桜桃」
桜桃が主題かと思いきや、"桜桃"は最後にしかでてこない。


.....子供よりも、その親のほうが弱いのだ。桜桃が出た。私の家では、子供たちに、ぜいたくなものを食べさせない。子供たちは、桜桃など、見た事も無いかもしれない。食べさせたら、よろこぶだろう。
父が持って帰ったら、よろこぶだろう。蔓(つる)を糸でつないで、首にかけると、桜桃は、珊瑚(さんご)の首飾りのように見えるだろう。
しかし、父は、大皿に盛られた桜桃を、極めてまずそうに食べては種を吐(は)き、食べては種を吐き、食べては種を吐き、そうして心の中で虚勢みたいに呟く言葉は、子供よりも親が大事。



太宰は言いたいことを、終りのところで父の桜桃を食べる様(さま)に言い表し集約させたのでしょうか。

作品中に、もうひとつ"ああそういうものか"と思えたくだりを。

いつでも、自分の思っていることをハッキリ主張できるひとは、ヤケ酒なんか飲まない。
(女に酒飲みの少いのは、この理由からである)


*****以上、斜体文字部は太宰治「桜桃」より引用*****


高校時代、「斜陽」の読後感想文が宿題になったことがありました。
当時は太宰の書く人間の苦悩、純粋さゆえの葛藤、というものの表現スタイルに解が及ばず、期日ギリギリまで出来ずに最後はあらすじだけを半徹夜で書いて誤魔化した記憶があります。
「走れメロス」や「富岳百景」などはスンナリ読めていたのになあ、と思ったりしました。
今では勿論読解力が多少なりとも備わってきているので解らなくはありませんが、いま一つ太宰には"食いつき"が良くありません。


●古き書をあかく照らして桜桃忌 楓山人

ふるきしょを あかくてらして おうとうき

太宰の「桜桃」を集録した文庫本を押し入れの奥から探し出した。
桜桃が本を照らすかのようにあかく輝いている。
夏の季語、桜桃忌です。


サラダあかり

2008-06-15 22:25:25 | いつまでたっても料理初心者
朝早く大磯に海を見に出かけました。
旧吉田茂邸は4年後には一般公開の予定。
今はまだ予約バスツアーでの公開のみ。

海岸には釣りを楽しむ大人から子ども、そして家族連れが結構多く訪れていました。


一号線からちょっと入ったところに農産物直売所発見。
立ち寄ったところ、なかなかの食材をGet!!
生食用ほうれん草(サラダあかり、というらしい)、タラの芽、大蒜、完熟トマト、胡瓜、などなど。
それに、ブルーサルビア、百日草、マリーゴールド、ガザニアなどの花。

夕食は、"サラダあかり"を使うことに。


"サラダあかり"は、葉柄から葉脈にかけて紅色の見た目にも鮮やかな剣葉型ホウレンソウ。
ホウレンソウ特有のアクが少なく、あっさりとした食味で、生食用としてサラダの彩りに最適。

夕食は、生食用ほうれん草の名にに逆らって


<サラダあかりの炒め煮>
確かにほうれん草ほどのアクもなく、甘味が感じられなかなかスウィートな感じ。



そして今日の花は


<ブルーサルビア>


<百日草>

いいことが...と思ったら

2008-06-14 15:52:01 | 花・ガーデニング
去年知り合いに頂いた花が今年も咲きました。
大きな"四ツ葉のクローバー"のような葉に特徴があり、何という花だろうと、ネットで調べることしばし。
やっと見つけたその名前。
「ラッキークローバー」


<花>


<葉>

学名 オキザリス・テトラフィラ
英名 lucky clover
流通名 ラッキークローバー、オキザリス・デッペイ
科名 カタバミ科
属名 カタバミ属
花言葉 輝く心

特徴・・・葉が4枚あって、その中心部に暗色の斑が入る。
形状は四つ葉のクローバー。
主に葉を観賞する種類かも。
球根は大きく、食用になるそうです。

ラッキー、の名に因んで近々いいことがありますように。


*********************************************

写真でドクダミ(蕺菜、毒矯み、十薬)の葉が一緒に写っています。
ドクダミは、日蔭の空き地に蔓延って逞しいイメージ。
そして何よりも強い匂いを放ち、所謂雑草の典型として疎まれることが多い。
ということは我が家の庭は草むしりもろくにしていなくて管理の行き届いていない庭ということ?
ハイ、そうかも知れません。
しかし、ここでまた昭和天皇のお言葉「雑草という植物はないのだ」を持ち出すことになります。
また、日陰に白十字に咲く様は良く見ると、とても可憐で人々に好かれていない植物とはとても思えません。
独特の匂いも、何か懐かしさを感じます。
しかも、多くの薬効があることから「十薬」とも言われる、とても有用な植物です。
摘んで干して煎じて飲む、...これは青汁よりも私的にはイケてます。


<ドクダミの花>

●どくだみや抜かれて匂ひ強めたり 楓山人

どくだみや ぬかれてにほひ つよめたり

匂いの強いドクダミを、とばかりに抜いてしまうと尚更あたり一面匂いが増すように感じられるような気がします。
夏の季語、どくだみ、です。



*********************************************
今朝、岩手/宮城内陸部を震源とした震度6強という大きな地震がありました。
テレビ各局は地震情報を最優先に刻々と被害状況を報道。
亡くなられた方も3人とのこと。
行方不明や、負傷された方も多いとのこと。

早速宮城県の実家に電話しましたが母の家は大事無いとのことで、ほんの少し安心。

ラッキークローバーに絢かっていいことがありますように、と願う傍からこんな惨事。
今年はこれ以上の良くないことがありませんようにと、祈るばかりです。

くよくよするなよ、これでいいのさ

2008-06-13 21:02:09 | 青春のうた
昨日、これもズ~ッと探し続けていたPPMのアルバムを探しだしました。
まあBEST版ですからイコール廉価版!
でも彼らの曲の中で最も好きだった"Don't Think, Twice It's All Right(くよくよするなよ)"がはいっていたので満足です。




ボブ・ディランが歌ったのが最もポピュラーかも知れませんが、私はPPMカバー版が一番好きでした。
かのエルビス・プレスリーもカバーしていたとか!?

「くよくよするなよ」という邦題がついています。
この題名も私的には気に入っています。
歌詞を良く読むと、振られた男の哀切の籠った、結構女々しい詞です。

Still I wish there was somethin' you would do or say
To try and make me change my mind and stay
 君には何か言ってほしかった
 行かないでって僕の気持ちを変えてほしかった
 

I ain't sayin' you treated me unkind
You could have done better but I don't mind
 君が僕に冷たかったなんていう気はないさ
 もっとやさしくしてほしかったけどもう気にしてないよ
 
But don't think twice, it's all right
 だけど、くよくよするなよ、これでいいのさ
 
 


私にはこの歌詞のような経験は、ありません!?
ありはしませんが、この曲名は常に色々とくよくよしっぱなしの私には、とてもピッタリなのです。

ギターイントロの軽快なピッキング、Peteerのソロから始まって、マリーとポールが加わってのハーモニーが、また私の右脳にピッタリ!

このギターイントロと伴奏を当時は必死になってコピーしようとしました。
今はもう逆立ちしてもできはしません。

という訳で、My Favorite Songsの一つです。

我が家の紫陽花は

2008-06-08 20:39:00 | 花・ガーデニング
昨日はちょっと遠くまで花を見て歩き、だったので今日は我が家の庭をレビュー。

つるなしいんげんの花が咲き始めました。
花が終わると実が付き始めます。

この間種を撒いた不断草は小さな芽を出してます。
茎は赤色です。

ミニヒマワリの蕾が出てきました。
あと数日で開花?

黄色い薔薇(黄公士)は昨秋思いっきり剪定したので蕾があとからあとから出ています。

クレマチスはほぼ終わりですが、その種子が出てきました。

<クレマチスの種子>

そして我が家の紫陽花です。

<フレーデンスティ>


<墨田の花火>


<柏葉紫陽花>

●手花火や飛びちる額の蒼白く 楓山人
てはなびや とびちるがくの あをじろく
手花火、夏の季語です。

梅雨晴れ<その2>

2008-06-08 12:49:07 | 花・見てある記
【県立相模原公園/水無月園】
相模原公園の西側の一角、水無月橋をわたるとすぐ水無月園(菖蒲園)が見下ろせる。



道を挟んで両側に合わせて2327平方メートルの面積、100種を超え約30,000株の花菖蒲。
まだ時期的に開花していないと思われる種類が幾つかあり一面にとは行かないが、咲き揃う様子は壮観。
ここでは「江戸系」と「伊勢系」と品種毎に区画分け植え揃えられており、幾何学的配置もある種人工的な雰囲気も感じられる。



概ね年配者が多く静かで落ち着いた雰囲気は、子供づれが多い公園内の他の場所や隣の麻溝公園とは趣も異なる。





以下、主なものを見繕って載せて見ました。


<江戸錦>


<エンチャッテッド・レイク>


<栄紫>


<愛知の輝き>


<小紫>


<休憩所あずまや脇にある石碑>


<水の舞>


<織姫>


<清少納言>


<紫苑>


<修善寺>

●風に舞ふ羽衣のそで花しょうぶ 楓山人
かぜにまう はごろものそで はなしょうぶ
夏の季語、花菖蒲。

**********以下、Wikipediaから引用**********
ハナショウブ(花菖蒲、Iris ensata var. ensata)はアヤメ科アヤメ属の植物。
(シノニム(別名)・・・I. ensata var. hortensis、I. kaempferi)

ノハナショウブ(学名・・・I. ensata var. spontanea)の園芸種である。
6月ごろに花を咲かせる。
花の色は、ピンク、紫、青など多数あり、その種類は5000種類あるといわれている。
大別すると、「江戸系」、「伊勢系」、「肥後系」に分類でき、古典園芸植物でもあるが、昨今の改良で系統色が薄まっている。
また海外、特にアメリカでも育種が進んでいる。

一般的にショウブというと、このハナショウブを指すことが多い。
しかし、菖蒲湯に使われる本来のショウブは、ショウブ科またはサトイモ科に分類される別種の植物である。

梅雨晴れ

2008-06-07 21:12:42 | 花・見てある記
梅雨晴れ(五月晴れともいう)の今日、相模原まで出かけました。
アジサイの「麻溝公園」とショウブの「相模原公園水無月園」です。

今日のレポートはアジサイから。
【市立相模原麻溝公園】
紫陽花は1974年に相模原市の市制20周年を記念して市の花に指定され、この公園の紫陽花は屈指のものと言われています。
麻溝公園は1985年開園し隣接の相模原公園と共に市民の憩いの場となっているとのこと。
園に入るとすぐに公園のシンボル「グリーンタワー相模原」という展望台が目の前に聳え立っています。


<芝生広場とグリーンタワー相模原>

そして一段高くなった所に「時のトロンダ」という花時計。

<花時計/時のトロンダ>

そして紫陽花に囲まれたあづまやで、持参のおにぎりで昼食を。

<あづまや>

公園内には170種6,000株といわれる県内屈指の種数と株数のアジサイが咲き誇っています。
以下、園内の紫陽花の数々を。

























天気が良かったので写真は撮りやすかったのですが、雨に濡れた紫陽花を撮ってみたかったなあ、などと勝手なことを思ったりもしました。

アジサイの基本形は
・中央にある小粒の両性花の周辺を中性花が取り囲んだ平たい【ガクブチ型】
 中性花は本来は花弁ではなくガクが変化したもので、装飾花とも呼ばれる。
・全体が中性花ばかりになり形が球形になった変種が【テマリ型】
この二つが主流で、他にノリウツギのように花形が【ピラミッド型】のもの、カシワバアジサイのように【円錐型】のもの、など。

私的には最近はどちらかというと日本古来のヤマアジサイやガクアジサイなど「ガクブチ型」のほうが好きになって来ています。
奥さんのほうは、カシワバアジサイへの思い入れがあるようで、これまで2度ダメにしてしまっていますが、懲りることなく今庭にあるのは3回目の購入のものでこれは何とか長持ちしそうです。



●やまあぢさゐ額が群れたる蝶の如 楓山人
やまあぢさゐ がくがむれたる てふのごと
夏の季語、やまあぢさゐ(山紫陽花)です。

蝶々の数え方・・・一頭、二頭。

相模原公園のしょうぶ園はまた明日レポートします。

芒種

2008-06-05 22:25:41 | 二十四節気
芒種(ぼうしゅ)は二十四節気の一つ、今日6月5日及び夏至までの間のことを言います。

稲や麦など芒(のぎ=穂、禾とも書く)のある穀物の種のことをいいこれらの種まきの時期である、ということ。
農家は田植えに追われ、梅雨が始まる。
今年、関東はすでに梅雨入りしている。

子供のころ家のすぐ裏が田んぼでした。
此の頃になると、いつも田んぼに水が引かれ、牛を使ってしろかきが始まります。
時々立ち止まろうとする牛を煽って、1ha位の広さの田んぼを1~2日ほどで田を起こすのですが、牛が嫌がっているように見えてとても可哀相に思った記憶があります。
現代のすべて機械化された農作業とはまさに隔世の感ありということです。

奥さんの勤めている保育園でも去年に続いて園のプールに稲を植えたそうです。
小さな子どもたちが泥んこになり夢中になって田植えを楽しんだそうです。
米を作るという光景や思い入れというものは日本人の大人にも子供にも深層心理に消すことのできないものを刻みこんでいるのでしょうか。

芒種の期間の七十二候は以下の通り。
初候
螳螂生(とうろうしょうず):螳螂が生まれ出る
次候
腐草為蛍(ふそうほたるとなる):腐った草が蒸れ蛍になる
末候
梅子黄(うめのみ きなり):梅の実が黄ばんで熟す

ところで6月、庭の"墨田の花火"ももうすぐです。
"カシワバアジサイ"も大分開いてきています。

<紫陽花のマクロ撮影>


紫陽花や帷子(かたびら)時の薄浅黄(うすあさぎ)  芭蕉
紫陽花やはなだにかはるきのふけふ  正岡子規

午後の庭仕事

2008-06-01 21:43:46 | 花・ガーデニング
午後から突然奥さんは庭の葡萄の木の周りに支柱を立て網を張ったりし始めた。
こちらもジッとしている訳にも行かず庭に出て、以前からやろうと思っていた作業を開始。

まずプランターに"不断草"の種撒き。
不断草は昨年秋から二度目。
それから薔薇の剪定。
4月末から5月下旬まで結構楽しませてくれた、メアリーローズと黄色のと赤ミニ薔薇。
今、ウソ~ッというほど思いっきり剪定しておけば9月以降にはまた沢山の花を付けてくれるとか。
意気込みほどバッサリとは行きませんでしたが、乞うご期待、カナ!!

というようなことに勤しんでいると、ツツジの花にこれは結構大きめな"クロアゲハ"の来訪。
「そこを動くな!!」とばかりに慌てて家にカメラを取りに戻ってやっとの思いで撮ったのがコレ!
それこそ一枚撮るのがやっと、...それも蝶々にピントが合わせられず。
すぐもうどこかへ飛び立って行ってしまいました。


艶のある黒い色ですが、黒のイメージから不吉な蝶々と言われることもありますが。

●夏の蝶黒装束に忍びけり 楓山人
なつのちょう くろしょうぞくに しのびけり
夏の蝶は夏の季語です。

折り紙/小さな箱

2008-06-01 20:50:17 | 今日の事
昨日"ヒャッキン"に行って奥さんが千代紙を買って来ました。
「何するの?」
「別に決めてない!安くてきれいだったから」
「そうか、じゃあ何を折ってもいいのね」という訳で、朝からネットで検索して「小箱」を作ってみました。

マニュアルに忠実に、というより最終形をイメージしながら。
全く同じ作りで、上箱と下箱を作る?
なら下の箱は少し小さいサイズで作れば良いのか?
ということで折って見たのがこれ。



もう一つ八角形のもありましたが超上級編ということで今日はpass!

更にウルトラ超名人編の動画を見つけました。
こんなのもいつの日かクリアしてみたいものです。
折り紙『バラ』