平成24年12月11日
クリント・イーストウッド監督の最新作映画「人生の特等席」を観てきました。マカロニウェスタンで売り出した若い頃の彼は全然興味無かったのだが、彼が監督し渡辺謙が主演した「硫黄島からの手紙」が大変面白くて、以降彼が監督・主演する映画は欠かさず観るようになりました。「頑固で一徹な老いた主人公が序々に心を開き、不正や不条理に立ち向かっていく。」というのが彼の作品のパターンでしょうか。今回の作品は、「大リーグのヴェテラン老スカウトである彼が身体の不調や娘との葛藤を織り交ぜながら、IC機器を駆使するライバルの若手スカウトを打ち負かす。」大雑把に言えばこんなストーリーです。舞台が野球界なので生死に係わる緊迫したシーンが無く、手に汗握るといった迫力ある場面が少なかったですね。そのせいかあまり人気も無いようで、休日というのに数えるほどしか観客も入ってませんでした。我家から至近距離にあるこの映画館は、暇人の私にとっては大変ありがたい施設なんですけど、こう客の入りが悪いんじゃ閉館されるのではと一寸心配です。