お盆を過ぎても、まだまだ猛暑の夏が続きます。我が家は節電の為エアコンの使用を控えているので、日中は涼を求めて街中へ出掛ける事が多くなりました。ショッピングモールやスーパーの休憩スペースはざわついて何だか落着かないし、喫茶店やファストフード店はお金がかかります。
猛暑の避難場所として一番ベターなのは、街の図書館じゃないでしょうか。ここならお金は要らないし退屈しのぎの本や雑誌だって一杯ある。そんな訳で最近は図書館を訪れる機会が増えました。
今日も猛暑を逃れて図書館を訪れ、どっかりソファーに腰を下ろし好みの雑誌を読みつつ何気なく周囲を眺めたら、ある事に気が付きました。夏休みだから図書館の訪問者は学生達が多いだろうと思いきや、周囲のソファーに座っているのはいずれも高齢の男性ばかりです。
家に居れば家族から粗大ごみ扱い、と言って街中のお店でお金を使って休憩するほどの余裕はない。猛暑難民と化した爺さん達は他に行く宛ても無く、図書館へ図書館へと吹き溜っているようです。
高齢女性が少ないのは、きっと他にやる事や行く場所の選択肢が男性に比べて多いからでしょう。年金暮らしでやる事も行く所も無い可哀そうな爺さん達よと、気の毒で思わず目頭が潤んできました。・・・・ って言ってる私もそんな爺いの一人だった。世間の冷たい風に晒されている街の孤独な爺さん達、お互いあの世へ行くまでは精一杯頑張って生き抜きましょう。