透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

四つ葉のクロ―バー

2014-06-12 18:20:52 | 日記

雨時々曇り。最低気温14.5℃、最高気温16.6℃。

雨が降る中、傘をさして職場へ所用で出かけた。雨が毎日のように降り続き、気温も高めなので、湿り気を帯びた地面から草や花の芽が一斉に顔を出し始めた。条件がそろうと、人が何もしなくても芽が出るものだ。植物はものを言わないけれど、その成長の在りようを見ていると、なかなか逞しいことに気付く。諦めるとか諦めないとかで逡巡する以前にできることをしている。また、誰かに何かをしなさいと言われて何かをしている植物を今までかつて一度も見たことがない。これは、素晴らしいことではないだろうか。

先日、しばらくぶりに、四つ葉のクローバーを見つけた。四つ葉のクローバーは幸せを運ぶと言い伝えられている。こうした喜びも与えてくれる植物、あまりに身近で見過ごしてしまいがちだが、有難い。

ネットで探ってみると、クローバーの品種名は、「シロツメクサ」で、江戸時代にオランダからガラスの器が送られた時、ガラスが破損しないよう箱の中に詰められていたことから詰め草と呼ばれるようになったという。通常は三つ葉であるが、四つ葉は、成長点が傷つけられたためにできた奇形で、よく踏みつけられる場所で比較的多く見つけられるのは、このためとのこと。私が見つけたものも道端が多く、この度もそうだった。踏まれて、蹴られて?逞しく変身して四つ葉になり、幸せを運ぶと言われて大切にされる。この植物の在りようにも光と影が交錯しているとは・・・・・・。

                    

                           《四つ葉のクローバー     幸せを運んでくるといわれている》

コメント
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