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昨日の北海道新聞・卓上四季に「セレンディピティ」という耳慣れない言葉が使われていました。「セレンディピティ」とは思いがけないものを発見する能力とか。名付け親はウォルポールという18世紀英国の小説家で、セレンディップに伝わる賢い3人の王子さまのおとぎ話からヒントを得たそうです。
この度、ノーベル化学賞を受賞されることになった吉野彰氏もまた「セレンディピティ」の持ち主だろうとコラムにありました。
ただし、同じくノーベル化学賞を受賞した鈴木章氏が若い研究者に語ったように「セレンディピティ」は「誰しも幸運をつかみとる能力はある、という意味の英語ですが、その機会に恵まれるためには、自分で決めた夢に向かって努力を惜しまないことです」という実態がなければいけないのでしょう。
吉野彰氏の「セレンディピティ」もまた、好奇心とたゆまぬ努力があってこそ、ノーベル化学賞受賞を招き寄せたという意のコラム。
その通りだなと思いました。「セレンディピティ」、普通の生活の中でも呪文のように唱えてみたくなりました。