透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

百年記念塔と白鳥と

2022-04-03 21:09:27 | 日記

 

晴れ。最低気温0.1℃、最高気温9.6℃。

 久しぶりに百年記念塔を間近に見てきました。青空と白い雪が残る中に立つ記念塔。春の陽気に包まれ、雪解け水にその姿を映していました。

 この秋には解体が始まると伝え聞いている記念塔ですが、記念塔の詳しいことは分からずに今に至っています。これを機にとウキペディアをのぞいて、まとめてみました。


北海道百年記念塔(ほっかいどうひゃくねんきねんとう)は、北海道札幌市厚別区の野幌森林公園に位置する記念建造物です。

1968年(昭和43年)11月に北海道開道百年を記念して着工され、 1970年(昭和45年)7月に竣工、翌年の1971年(昭和46年)4月から一般公開されました。しかし、老朽化により2022年(令和4年)秋ごろから解体作業が始まる予定になっているとのこと。

百年に合わせて高さ100mとした塔は、「天をついて限りなく伸びる発展の勢い」を表現しようとしたものだそうです。空に向かって延びる二次曲線は未来への発展を、塔壁面の凹凸は風雪と闘った歴史の流れを表現。塔断面は「北」の文字を、基礎となる平面部分は六角形をした雪の結晶をかたどっていて、さらにその下には静的・瞑想的空間として池を配置。

1967年(昭和42年)に設計公募を行い、黒川紀章ら有力者からの案を含め全国から299点が寄せられました。それらは佐藤武夫審査委員長と田上義也など道内外建築家6名、学識者4名によって審査され、札幌市在住(北海道今金町出身)で久米建築事務所所属の井口健のグループの案が採用されたとのこと。

構造は鉄骨トラス構造で外壁は茶色の厚さ4.5-6.0mmの耐候性高張力鋼板で覆われ、塔は鉄骨等も含めた鋼材の総量は約1500t。総工費は約5億円で、その半分の25000万円は北海道民の寄付によるものです。

また入口付近には佐藤忠良よる北海道庁玄関レリーフの原型となるレリーフ「開拓」が配置されているというのも興味深いことです。


車で次に向かったのは野幌森林公園大沢口です。車止めがどれだけ見えているかで、雪解けの進み具合が分かるというもの。来年のために今年の雪深さを記録しておくのも悪くないかもです。

そして、午後から篠津地区へ。お目当ての農家の畑は一部が顔を出していたものの、ほとんどが雪に覆われていました。諦めて帰りかけたその時、雪解けの一角にハクチョウたちの姿を発見。優雅な姿で餌をついばんでいました。

今年もこの場所で白鳥を見ることができ、宿題を終えた気分で我が家に戻りました。

それでは、皆様にとって明日が良い一日となりますように・・・・・。

コメント
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