透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

北海道開拓の村へ

2022-04-09 21:54:57 | 日記

晴れ。最低気温3.1℃、最高気温12.1℃。

今日は久しぶりに開拓の村へ。2年間、休止していたボランティア活動の開始にあたり、担当者の方から詳しい説明がありました。

コロナ禍で感染者数が右肩上がりなので、先行き不透明感はぬぐえませんが、とりあえず、懐かしいボランティア仲間の顔を見ることができて良かったです。

午後からは北海道博物館館長・石森秀三氏による講演会がありました。「北海道の未来を考える」というテーマで、A4版、8㌻からなる配布資料に目を通しながらお話を伺いました。

17項からなり、その17項目が特に印象に残りました。

近代文明のパラドックス(逆説)。「衣食足りて礼節を知る」はずが、永遠のイタチゴッコ(無限の欲望と有限なる富)とは。私も不思議でなりませんでした。

将軍徳川慶喜の護衛役を務めた高橋泥舟の「欲深き人の心と降る雪は積もるにつれて道を失ふ」の歌が紹介されていましたが、ごもっともなことです。

そして、約40年前に新聞で知ることになったという禅僧アメラジアンに学んだことが資料に掲載されています。

カリフォルニアで禅と出会った彼は「人間が生きているとは」という禅問答に「人知れず野辺に咲く、名も知らぬ一輪の花」にも心奪われる時と答えたそうです。

あまりにも過酷なアメラジアンの経歴は読みづらいでしょうが、資料をアップしたのでそちらで確かめてください。

記憶の隅に止めおくためにも、ブログに書き留めることにしました。

それでは、今日はこの辺で。

明日が皆様にとって、良い一日となりますように・・・・・。

コメント
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