透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

イーハトーブセンターより「会報第64号」が届く

2022-04-08 18:31:49 | 日記

曇りのち晴れ。最低気温−1.4℃、最高気温7.0℃。

宮澤賢治学会イーハトーブセンターから「会報第64号●早池峰」とお知らせのチラシ2枚が届きました。

会報のあとがきから一部を。

~略~・・・世代の方々が青春を過ごした東西冷戦時代から、世界のあり方は大きく変わりましたが、その間も世界中のあちこちで戦争が起こり続けていることに変わりが無く、賢治が生きていたらオロオロ歩いているのではないでしょうか。~略~

悲惨な戦争に、賢治さんなら涙を浮かべながら、オロオロ歩きまわることだろうと私も思います。

また、本日4月8日は賢治の作品「春と修羅」の日付となっている日でもあります。その冒頭部分を。


春と修羅

  (mental sketch modified)

 

心象のはひいろはがねから

あけびのつるはくもにからまり

のばらのやぶや腐植の湿地

いちめんのいちめんの諂曲てんごく模様

(正午の管楽くわんがくよりもしげく

 琥珀のかけらがそそぐとき)

いかりのにがさまた青さ

四月の気層のひかりの底を

唾つばきし はぎしりゆききする

おれはひとりの修羅なのだ一

~以下略~

                      一九二二、四、八


酪農学園大学の実習地

北海道立図書館前庭

北海道立図書館前庭

北海道立図書館と文書館

キタコブシです。花が咲くまでの一つ一つの行程を丁寧に為している最中なのかと。

玄関前の朝と昼の光景

午前中、北海道立図書館へ。行きも帰りも清涼な風が吹いて爽やかでした

朝方、雪は降りましたが、この時期はすぐ解けていきます。それを繰り返す4月、そして5月の連休後に落ち着くのが北海道の春の手順の踏み方なのかと。

春とのお付き合いも「信じ、待ち、許すこと」でしょうか。

なにはともあれ、皆様にとって、明日が良い一日となりますように・・・・・。

コメント
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