透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

「羊飼いの書棚から」のコラム

2024-08-19 16:47:52 | 日記

晴れ。最低気温16.4℃、最高気温29.6℃。

北海道新聞に掲載された「野生動物と人間の境目は」という題名で綴られたコラム。

コラムにあるように、人口が減ったところに野生動物が闊歩するのは確かなようです。

ワタクシは目にしていないのですが、コロナ禍で2年ほど北海道開拓の村が閉鎖された時に、ウサギが村中を走り回っていたと学芸員さんから聞いたことがありました。

そうした時に人間の方から野生動物とどう付き合うのかを考えようとしている、一冊の本が紹介されています。

「北の大地に輝く命 野生動物とともに」(柳川久著 東京大学出版会刊)

この本の中のエピソードで筆者の目に留まった二つの事例にワタクシも大いに面白さを感じました。

「雪の中でコウモリが丸まっていても寝ているだけだから拾ってはいけない」

「ダニの解剖では鼻毛(ヒトの)を針がわりに使う」

そして、コラムは「動物がいるからこそ、世界は楽しい驚きに満ちている。」と結ばれています。

なるほど、一部の動物にはすでにお世話になっているし、あまたの動物の生態を知ればあっと驚く未知への扉が開かれるのだろうなどと思いました。

 

 河崎秋子氏について(ネットより)


プロフィール 

かわさき・あきこ 作家。1979年、根室管内別海町生まれ。北海学園大学経済学部卒業。ニュージーランドで1年間、綿羊の飼育を学んだ後、酪農を営む実家で酪農従業員の傍ら、「羊飼い」として綿羊の飼育・出荷に従事した。2019年末、十勝管内に移住し、作家専業となる。2012年に「東陬遺事(とうすういじ)」で第46回北海道新聞文学賞(創作・評論部門)を受賞、14年に「颶風(ぐふう)の王」で三浦綾子文学賞、19年に「肉弾」で第21回大藪春彦賞、20年に「土に贖(あがなう)う」で新田次郎文学賞。22年7月に「絞め殺しの樹」で第167回直木賞候補に。24年1月、「ともぐい」が第170回直木賞に選ばれた。


 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

コメント
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