なんというか、タバコを吸っている人に腹が立つことが多い最近。特に、歩きタバコを目の前でやられると、思わず後ろから足を払って、つま先で後頭部を躊躇なく蹴り上げたい気になります。
こういうことを言うと、喫煙愛好家は大抵口を揃えて「同様に毒物を輩出している車や工場の排気ガスには文句を言わないで、なんでタバコのだけ目の敵にするんだ」とほざくのですが、ちょっと待て、誰がタバコを目の敵にしていると言った。罪悪感のせいだかしらないが、そんな心に秘めた薄っぺらな言い訳をここぞとばかりに披露して得意がってんじゃねえ、この正論おたくどもが。
そりゃあ、「発ガン物質50種類含有」だの、「ゴミ焼却の4倍の濃度のダイオキシンが含まれている」などのタバコの毒性を考えると、それはそれで気分のいいものではないが、ダイオキシンや農薬など、以前から危険物質とされていた物質が、実はそんなに目くじら立てるほどのものではないのでは、とされる説が次々出てくる昨今の事情などを見ていると、その根拠もゆらぎ、目くじらをたてる気も起きてきません。
問題なのは、一部の喫煙者のマナーです。彼らも一応気を使っているように見えて、たとえば車に同乗しているときは窓を開けて吸ったり、駅のホームでは端っこで吸ったりするのだが、正直タバコの煙てのは、やたら遠くまで届きます。車の窓に吐かれた煙は、外の風に押し返され再び車の中で滞留するし、駅の端からの煙が、風に乗って10メートルくらいの長い線になっていたのも見たことがあります。ましてや歩きタバコなんぞは言わずもがな、吐かれた煙は、全て後ろの歩行者に直撃します。
先ほども述べたように、煙の毒性云々はこの際どうでもいいのです。話はもっと単純。てめえらの臭い口から吐かれた煙をこっちによこすな、であります。世の中、喘息や肺の障害で煙が苦手な人もいるのだから、そんな理屈に合わない正論ひけらかさなきゃならないくらい我慢ができないなら、金魚鉢携帯して、かぶって中で吸え!
・・・無論、これらはマナーの悪い人たちへの思いであって、決められたところで吸って、ポイ捨てもしない、周囲に気を使える、確固たるポリシーのあるような人の喫煙は、むしろ絵になってかっこいいとすら思います。
税金も払ってるくれてるしね。
※文中のリンク先(無断)は、あくまで参考です。“良いor悪い”“安全or危険”は各自の判断で。僕は、これまで農薬やダイオキシンが原因で死んだ人に会ったことがないので、気にせず食べる方針です。死んだら死んだでしゃーないな、と。