BRM722麦草400、走ってきました。片道だけだけどね(≧▽≦)

去年から走りたかったこのブルベ。

去年は富士登山競走に出てしまったので無理。
今年は富士登山競走には出ない。でも応援には行きたい・・・

ムムム、どうするか・・・また来年か。と思いきや、今年の富士登山競走は暦の関係で7/28。
前回も第3金曜日が21日の年は第4金曜日になっていた。
と言うわけで早速エントリー。

大丸公園～山伏峠～志賀坂峠～十石峠～麦草峠、ピークより10ｋｍ下ってバス停折り返しのピストンと言う
恐ろしいアオバヒドイ400ｋｍ。去年よりとってももっとヒドイ。
（去年は復路は茅野に降りて甲州街道、塩山より柳沢峠、奥多摩より大丸公園へ戻る）


去年の５月に１人で行ってきた『勝手にアタック299』

この気候の良い５月でも、山伏峠から麦草ピークまで９時間１５分かかっているんだもんなぁ。
走力には無理があるのはわかっているけれど、それでも走りたい。
ド厚かましい性格ですな('◇')ゞ
間に合わないでも行ける所までと言う気持ちでね。

お天気いいし。暑いけど。

しかし、前々日あたりから雨マークが出てきた。暑さだけ心配していたのに、うむむむ。
最初は合羽は上だけだったけれど、糸魚川の失敗から装備変更。
2000ｍ越えの麦草はただでさえ寒い、これ濡れたら・・・(￣▽￣;)
てんで、完璧雨装備と防寒（レインウエアの上下、シューズカバー、レイングローブ、ウィンブレ、アームウォーマ、ニーウォーマ、インナーグローブ）そしてボトル２本、輪行袋、工具類、スペアチューブ２本(3本入れたつもりだったけど)替え電池etc。
多少の補給食で自転車計ったら16ｋｇ・・・・(T_T)

自宅スタート、3：19
大丸公園まで約18ｋｍ4：20到着。


わらわらと受付に並んでいる～。私ももれなく並ぶ。

多少の知っている方にご挨拶。
アオバヒドイのツルツル鶴で迷子の熟女を拾ってくれたひろぴーさんにもお会いできたｗ

受付済ませ、しまった～ブレーキシュー交換するの忘れていた・・・
糸魚川で散々すり減った後、そのまま甲斐300走り、その時にも忘れていたのに・・・
（乗るのもほぼそれ以来(;'∀')）


ヤバし。雨降るとやばいな。とにかくなるべく後ろを使って前をすり減らさないように。
常に停まり具合を確認しながら行く。ヤバけりゃやめる。


ブリ―フィングが終わり、ゾロゾロと並ぶ。一刻も早く出なければ時間的に厳しいのだけど、
みんな猛者ばかりなので、ワタシなんぞが前にいたら邪魔だし、どうせすぐに後ろになるしいいやと
後ろのほうからスタート。




5：08大丸公園スタート。

予想通り、すぐに前の人達には離れてしまったけど、まぁそれなりに進む。


と、後ろからひろぴーさんが出てくれたｗ

で、ここからは後ろに着いて走る。

どこらへん？あれ？誰か写真撮ってくれているよ～と思ったら、ウメさんだった～(^^)/


（ウメさんより）


633　入間市に入った。このアオバのコースはあまり走ったことないので、心強し。
（あ、何度走った道でも不安ですけどね、どこでもいつでも迷える熟女ですから(;'∀')）

私一人で走るペースより断然速いのだが、ave20ｋｍにも到達していない。
それでもちょっとした登りですぐい離れてしまう・・・


コースは名栗、ターニップを過ぎたあたりで自販機補給。

一応、山伏峠の目標は8：30


去年の５月のタイムより、一応到着目標タイム。



有間ダムへの分岐を越え、しばらく走り、山伏峠のとりつきかと言うところで


ウメさんだ～！！8：06
（ウメさんより）

そして登り始めて


山伏峠　8：36

もうすでに目標タイムはオーバー・・・


なんとアオバの応援プレートが！！ゴールまで残り341ｋｍって(￣▽￣;)


正丸トンネル左折でR299へ


芦ヶ久保を越え




秩父駅入口　9：14


秩父大橋を越え小鹿野町へ


青空～日差しもじりじりと暑さが・・・


やっと着いたPC1　89.5ｋｍ　　9：54
食べられるうちにとガッツリ食べ、さらにPC2までの補給食と凍らせたペットボトルも買って背負う。
PC2は162ｋｍ　おそらく4時間以上あるし、冷やす意味でも。

ひろぴーさんと出発、次は志賀坂峠だ。



気温は３１℃

志賀坂の登り途中ヘアピンカーブで


登山道入り口

アッツイ、きつい、しんどい～けどもう少しだ～と登ったら


なんとコースプロデューサーのeijiさんがエイドを開いてくれていた～
むっちゃ嬉しい。氷入りにポカリ、生き返る～。


志賀坂峠　11：38


すぐにひろぴーさんもやってきた。


トンネルを越えて、群馬県神流町


上野村へ



恐竜センターを越え


上野村


道の駅うえのでピングレ補給。さらには溶けた冷たいポカリも冷たいうちにゴクゴク。

そしてはす向かいのトイレでボトルに水を汲む。飲料＆掛水として満タンにしとかないとね。　


ひろぴさんも到着して、平地と登りのペースが違うのでお別れ。
また会えたらよろしくね～(^^)/


広い道だから見た目あまりわからないが結構な斜度の登り、そして暑い・・・


ぶどう峠への分岐。これ曲がるといきなり急こう配だけど、今日はまっすぐ。


ずーーっと登ってきたのだけど、やっとここから十石の取りつき。暑い。

道路に立っている電光の温度表示は３５℃になっていた・・・(;'∀')

左手に建設やの建物、自販機もあったが、足りているのでスルー。暑い。
頭や腕に水をかけまくる。水もぬるま湯なのだが、アームカバーにかけると少しの間冷やしてくれる。

すぐ乾く。で、またかけながら登る。
汗とかけた水で日焼け止めが流れるのか？目が痛い。（初めて使った日焼け止め、ウォータープルーフなんだけど）

ふと空を見あげると雲が出てきている。予報では午後から雨予報だったものね。
みるみる黒い雲になり、ポツポツ。
うんうん、降ったら身体も路面も冷やしてくれていいかもね。

と、思ったら、あっと言う間にボツボツ、ザーザーの土砂降り。
どんどん酷くなり、あまりにも酷くなるので、これはやばいかもと停まってレインウエアを着る。
屋根も何もないが、若干木の枝の下で。

来ている間に二人位が登っていった。さらには豪雨になり、雷が鳴りだす。
２人は行ってしまったし、後ろからも来ないし、一人。不安。
でもここで停まるのもナンだし・・・

雨はどんどん激しくなり、路面は上から水が川のように流れてくる・・・


ひろぴーさんの写真

もう、暑いとかしんどいとかキツイより、怖かった。
折れた枝や木の実も流れてくる中、それでも漕いだ。停まるのも怖くて、漕ぐしかなかったんだな。

そうすると少しずつ雨がこつぶになってきて、空が明るくなってきた。

ふぅ・・・なんとかピークにたどり着けるか？
距離もそろそろじゃね？と思った頃、やっと下りになり、その後、また登ってやっとたどり着いた。

先に着いていた一人の方、その方はDNFして秩父に降りると言う。
私は・・・下りはシューがやばいのだが、やっぱり先に進みたい。


そうそうこの碑、いままで気づかなかったの。ここで写真を撮りたかったんだ。


ｗ　十石峠14：41　予定より１時間10分落ち、仕方ない。　


ダメだ、やっぱり戻りたくない、麦草行きたい。


雨はほぼやんだし、先へ進もう。


下り怖いな・・・レインウエアはもう少し乾かしてから脱ごう。

佐久穂町へ進み始めた。
最初は細いくねくねした道、路面もクラックだらけで悪いし、枝やら石ころやら、しかも脇は崖。
一人で落ちても誰もわからないよ・・・慎重にとにかくゆっくり。

ブレーキはなんとか大丈夫だ。後ろの比重を大きく、タイヤ滑らさないように気を付けて。

やっと左手に展望台のあるきれいな路面のまっすぐな道に出て、路面もだいぶ乾いてきて
レインウエアの水も飛んできたので、道路わきで脱ぐ。

下って下って到着

PC2　162.3ｋｍ　15：31　1時間20分遅れ。でもクローズは15：48なので間に合っている。
しかし、疲労困憊。


もう暑くはないのだ。冷たいものを食べると冷やしてしまうので
温めたパスタにした。

食べ始めると道の駅うえのでお別れしたひろぴーさんがやってきた。

ここには先着のブルベな人達が5,6名はいただろうか。

本来なら、さっさと食べて先へと急ぐのだが、みんなあの豪雨で疲労困憊、ゆっくりとしている。
一人、もう麦草を登って降りて来た人が来た。

その人は買い物だけして、またすぐに進んでいった。

麦草方面の空を見ると暗い。アメッシュを見ても・・・雨が・・・

近くにいたお二人の方はDNFして佐久平に出て新幹線に乗るという。
私は新幹線なんて乗らないよ、だってもったいないばばぁだもの。

そして、ヘッドランプがおかしい。点かないではないか。
あの豪雨にやられたか。ああ・・・

もう懸念材料がどんどん増えて、だんだん気力が失せてきた。また麦草で雨振られたら、下りも飛ばせないし、
ただでさえ時間かかっているのに、無理だよ・・・
（過ぎても走るって言ってたんちゃうん？？私）

ひろぴーさんと相談する。このまま麦草へ行かずにDNF??
麦草を曲がらず、まっすぐ行けば野辺山越えの韮崎だ。

でも麦草400だもの、麦草行きたいじゃん。もうDNFでもいいから、ゆっくりでも麦草は登ろうよ。
いまから麦草を登っても、当然茅野の最終あずさには間に合わないのだ。

だからゆっくり登って、ゆっくり下って、R20に出て休みながら韮崎を目指して
朝になって始発に乗って帰ろうよと誘うｗ
茅野に降りれば、富士見峠だけ越えれば韮崎まではほぼ下りだよ。

元気があれば柳沢登って、去年のコースでもいいし（って無理無理～）

で、商談成立(≧▽≦)麦草登って茅野に降りR20で韮崎。


16：37　清水町を麦草へ曲がって最初の標識、800ｍ
いきなりキツイ、どこがメルヘンじゃ～！！

いやその前に清水町までも脚が固まって全然進めなかった。先が思いやられる私なのだが・・・


雨・・・
でもずいぶん昔のような気がするが、数時間前の35℃の暑さよりいいのかも。


1000ｍ　17：07　『やったぜ1000ｍ　4桁　残り1100ちょっと。』　　　　1100ｍって・・・・(^-^;


1200ｍ　17：32　『麦草標高1200ｍ　少しは涼しくなってきたかな？』　へい、寒いッスσ^_^;

雨が酷くなってきた。どんどん標高があがり冷えるので、ここでレインを着ることに。
そしてもうDNFの連絡をしておこうか。

連絡をしないと待ってくれちゃうと悪いからと、電話。

DNF・・・・・(T_T)悔しいけど、仕方ない。でも麦草へは行くよ。登るんだ。
行きたいんだもん。行くんだ。なんとしても。


1300ｍ　17：51




1400ｍ　18：11　『さっきの十石峠は越えたかな』

もうね、きつくてこの標識を目標にして、100ｍずつ刻んでは停まる(^^;)
この応援プレートを励みに登っている。

折り返して下ってくる人達、素晴らしい。
がんばれ～とすれ違いざまに声をかける。私たちはDNFだけど、それなりにがんばるよ～
みんなまだまだ先は長いよ、慎重に気を付けてがんばって。



1500ｍ　18：25


1600ｍ　18：40　『麦草の半分は越えた、黙々と頑張ろう』

白いテープはeijiさんへのありがとう。






もう辛くて辛くて、降りて歩こうかと思ったが、完走はできないけど、精一杯の最後の意地で耐える漕ぐ、漕ぎ続けた。(あ、いや、標識ごとに足ついて止まっているけど、押し歩きはしないってことね)


とうとう2000ｍを越えた　19：52　


2100ｍ　20：11　あと127ｍだ。


ああ・・・そして到着。20：16　2127ｍ　麦草峠　
ただこの標識のためだけに。

ヨレヨレだった。しばらく写真を撮っていると折り返しからも登ってきた人達。
感動だ。私達はもうあきらめて、それで登ってきたのだけど、まだまだゴールを目指す人達。
たくさんすれ違ってきたけど、本当に素晴らしい。気を付けてゴールしてね。

その中にはひろぴーさんのお友達もいて、このピンポイントでばったり会えるなんてとまた感動だった。

今年、始めたブルベでもうSR.このブルベ完走でさらにアオバSRと言うオカチャン。
路面状況のアドバイスありがとう。

みなさんを見送って私たちも下る。

一応、まだコース。折り返しまで走って停まって写真だね。
それがこの下りは路面も本当に悪くて穴ぼこにはまり、GPSがぶっ跳んだり、しかもヘッドランプなく
照らせないし。

この10ｋｍを下ってまた登ってきた人達は本当に猛者ですね。すごい。

もし私が元気に麦草を登れたとしても、これを下ったら登り返す気力は絶対残っていなかったと思う。
生きた心地のしない下りだった。


折り返し地点　21：01

その後もとにかく安全第一に茅野へ下り、休憩しながら


富士見峠へ


ちょっと一息とプリン。


眠たくなっては休憩。

刻んで刻んで、だって時間はたっぷりぷりぷり、ありすぎるし(≧▽≦)


3：32　韮崎駅到着。

駅前でローソンを見つけて、一息ついて、
駅のバス停のベンチで仮眠。

そして始発より１本後の電車、なんと立川まで乗り換えなしと言う楽チンな電車をGET。





電車の人となりました。
DNFだったけれど、楽しい夜中のサイクリングとなりました。
楽しかった～。

ひろぴーさん、どうしても麦草行きたい！！と言う私にご一緒していただいてありがとうございました(^^)/
前回は迷える熟女を、今回はわがまま熟女を拾って面倒みてくれて感謝(≧▽≦)

装備は完璧で寒さもしのげました。やっぱり糸魚川が教訓になった。削らないでよかった。
しかし、整備不良でした。→ブレーキシュー。
そしてライトも再考の余地あり。
もう数年変えていないので、そろそろいろいろ再考の余地大いにありです。

アオバヒドイヒドイとってもヒドかったけれど、
温かい応援プレートやTwitterでの応援、ありがとうございました。

アオバスタッフの皆様、ありががとうございました。

とってもヒドカッった～＝楽しかった～。


2015奇跡の完走♪

DNFでも盛りだくさんなブルベだったのね～苦しくてもきつくても、やっぱり楽しんだもの勝ち～
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