「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

子供を保護するための 実践的な提案 (2)

2013年04月23日 19時52分48秒 | 「境界性パーソナリティ障害=BPD」より
 
(前の記事からの続き)
 
 ボーダーの人は 自分のベストを尽くせるように サポートされ、

 理解されていると 感じたいのだと言います。

 しかしそうしても、 ひどい批判と受け取られるかもしれません。

 そうならないための 提案を3つ挙げます。

・ 子供に対して 最善を尽くしたいという、

  ボーダーの人の 本来の気持ちに訴えることです。

  親の行動は 子供にとって良いものもあれば、

  害を与えるものもあると 指摘してください。

・ 親の仕事というのは、 この世で最も大変な仕事であり、

  助けを必要とすることを 力説してください。

・ 子供に よりよい経験をさせてあげたいという、 彼らの気持ちに訴えましょう。

 ボーダーの人が冷静な時に、 子供に対する本当の愛と献身を認めます。

 彼らの良い面を強調し、 協力関係を確立してください。

 ボーダーの人が サポートを得る手伝いをしてください。

 批判ではなく ポジティブな助言を与えてください。

 彼らが 疎外感を感じないようにしましょう。

 例えば、 「ママが問題なのは分かってるけど、

 どうすれば ママへの尊敬をなくさずに、 家族の団結を維持できるだろう?」

 と考えてみてください。

○ あなたと子供との関係を 強くしてください

 子供たちと良質の時間を 多く過ごすことで、 大きな変化を起こすことができます。

 何度も抱きしめてください。

 終始一貫して、 子供に愛情と好意を与えてください。

 子供の言葉に 耳を傾けましょう。

 子供が 自分の感情について話すよう 勧めてください。

 子供は安全だと感じて、 あなたに怒りをぶつけこともあります。

 彼らの感情は 正常だと教えてください。

 一貫した態度を保って、 あなたを信頼してもよいのだと 教えてください。

 他の大人にも、 子供との関係を深めるよう 促してください。

 関わる人が、 親と子供の両方に 愛情とサポートを与えられているか 確認します。

(次の記事に続く)

〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕
 
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