(前の記事からの続き)
○自分の考えを持つことや、 新しい経験をすることを 奨励してください
ボーダーの親と 一緒でない時間を 経験させてください。
でも嫌がったら 無理強いしないように。
ちょっと散歩に連れて行き、
帰っても親がそこにいるからと 安心させてあげればいいでしょう。
子供が、 他の子たちと正常な関係を 築けるように応援します。
○ 子供が ボーダーの人の行動を 個人的に受け取らないよう、 手助けしてください
子供は大抵、 全ては自分のせいだと 考えるものです。
子供が この障害を個人的に受け取らないよう、 次のように言ってあげましょう。
「ママは病気なんだよ、 君をとても悲しくさせるような。
君のせいで ママが怒ったり泣いたりするんじゃないんだよ。
ママは 君をとても愛しているし、 君がママを幸せにしてるんだよ」
「パパは大人なんだけど、 時々自分を コントロールできなくなってしまうのよ」
○ 子供に関して、 ボーダーの人と 境界を設けてください
あるノン・ボーダーの夫は ボーダーの妻を脇に引っ張って、
「子供が聞いてる, 怖がっている」 ということを はっきり分からせます。
「子供を巻き込んじゃいけないよ」 と言って、
妻を2階へ促したり、 落ち着くまで 子供を別の場所に連れて行きます。
穏やかに提案することが ボーダーの人の行動を 変化させる場合があります。
子供に与えるダメージについて 説明し、
どうすれば欲求不満に対処できるか、 共に考えます。
子供への虐待は どんなものでも深刻に受け止めてください。
無視すれば 虐待を許可することになります。
常にその境界を守ってください。
(次の記事に続く)
〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕