小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

ありがとう!共勝丸!!

2011年10月11日 | 母島 船舶
■先日、小笠原に貨物、危険物(燃料、ガス)を運ぶ船共勝丸が入港しました。
実はこの船は本社が宮城県石巻で、今回の大津波の被害を受けました。

3.11の直後に小笠原に貨物を運び、船員さんたちも石巻へ向かいました。
船員さんの家族もほとんどが石巻なのです。

その後、少し遅れてまた島に生活物資を運びに来てくれました。
自分達の家族が被災し、大変な中、小笠原の島民の暮らしの為の物資を運んでくれたのです!

そこで、僕達も日頃からお世話になり、島の根っこを支えてくれる共勝丸の皆さんに何か出来ないかと考えました。
悩んだ挙句、島の人達からのエールの寄せ書きを送ることになったのです。
仙台出身の僕がその集める役をさせて頂きました。

そして、沢山の島の人達が暖かいメッセージを書いてくれました。

かける言葉がなかなか見つからず、本当に重い気持ちでしたが、それを船長に渡し、日頃の感謝の気持ちを伝えました。

■そして先日の共勝丸の入港前、船員さんから、
「前の寄せ書きのお返しに、お菓子と飲み物を沢山持ってきたから、取りに来てくれないか?」
と、連絡がありました。

そんな、大変な被災者の皆さんからお返しを頂くわけにはいきません!
と思ったのですが、1000kmもわざわざ運んできてくれ、船員さんの気持ちも受けなければなぁと考え、港に向かいました。

忙しい中、小中学校の校長も、6年生の生徒も、未就学のこどもたちも港にかけつけてくれました。
荷降ろしの忙しい中、船員さん全員が船を降りてきてくれ、プレゼントの引渡しを受けました。

6年生のふたりが素晴らしいお礼を述べ、感謝の気持ちを伝えました。
本当にありがとうございます。

この沢山の気持ちは後日、島のすべての子供に配ります。

日々島の為に動いてくれている縁の下の力持ちの存在を感じて、
感謝を込め、
いただきます。

共勝丸の皆さん、どうもありがとうございます。