小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

母島の夕日とグリーンフラッシュ

2015年02月13日 | 母島 日常 日記
■先日は水平線に沈むグリーンフラッシュの奇跡が存分に見れる、最高の夕日でした♪

夕日が海に沈み、ジュッと言う瞬間です(笑)。
その横にはザトウクジラの潮吹き♡

島に住んでて有難いと思う瞬間でしたヽ(^o^)丿

「グリーンフラッシュ」と言うのは、
太陽が完全に沈む直前、または昇った直後に、
緑色の光が一瞬輝いたようにまたたく、非常に稀な現象のことです。
緑閃光ともいわれます。
条件が揃わないと見れない稀な現象ですので、見れたときはなんだか嬉しいものです♪

高い山、離島など、地平線や水平線で日没や日の出が見られ、
空気の非常に澄んだ場所であることが観測の最低条件となるそうです。
また、その他の気象条件にも左右されるので、その発生確率は非常に低いとか。
小笠原は、日没時に比較的グリーンフラッシュが見えやすい所として有名だそうですね(*^。^*)
見られる確率が非常に低いことから、
ハワイやグアムではグリーンフラッシュを見たものが幸せになるという言い伝えがあるそうです。


今回は動画での撮影に成功しました☆
グリーンフラッシュと言っても、様々な状態があります。
今回のは比較的長めに緑に輝いていました♪

■母島の住宅地に佇む美しいカンヒザクラ、もうすぐ満開です♪

それを撮影する次女こちゃんと

それを眺めるメジロさん。

う~ん島なりに寒いけど、春ですね~(*^。^*)

やはり桜は大好きです♪

■そして先日の休日は家族で色々と過ごしたのですが、長女が母に習ったシュロガヤツリの作品がなかなか見事でした☆

コースターに使えるかな?

器用なもので、ササッと作ってしまいます(僕にはできません!)。

我が家の女子3人は黙々と作成に勤しんでおりました(笑)。

■場所は移って、畑では最後のジャガイモ上を行いました。

もう種イモを切るのはお手の物!!


12月に植えた男爵はすっかり葉を茂らせています。


ジャガイモ植えをひと段落すると、
次女さんはブランコで舞っておりました。

午後の日差しが心地いいです♡

紐の高さのあるブランコはゆっくり大きく揺れます。
ハイジの様に気持ち良く大空を舞いたいものですね♪

ちなみにこのブランコ、海岸で拾った縄と捨ててあった木を使っていて、製作費ゼロ円です(*^。^*)

ふと地面で何かを捕まえている次女こちゃん。


その正体はなんとG!!(ゴキちゃん!!)

すっかり素手で生きたGを捕まえれるワイルドな娘になっていました(笑)。
将来の相手の男性にどう思われるか、親としては少々心配になってきました(泣)。

我が家ではGをジェニファーと呼び、言葉の響きを良くしています☆
ちなみに僕と次女はジェニファーを触れる派で、
妻と長女は悲鳴を上げて逃げる派です(笑)。

大好きなヤギのゆりとも戯れます♪


自家採種のサンマルツァーノ・トマトは妻の手によって美味しいトマトソースに変わっていきます☆

意外と冬場のトマトの生食が苦手な我が家にとっては、
加工トマトがあっているのかも知れません☆

そんなかすかな春の風を感じる、今日この頃でした。

■そんな中、また新たに戦争を始める気配を感じます。

遠くの地でも、同じ地球でこうして殺し合いが起きていて、
その背景に机上でそろばん勘定で
戦争による犠牲の上に成り立つ利益を受ける輩がいる世界。

先進国がその資源と利益を狙う中東地域。
その為の犠牲者たち。

そしていつも戦争に巻き込まれ、
命を失うのは子供や女性、一般市民です。

とても悲しいです。

イスラム国だろうが、
どの国だろうが、
人を殺すのに正当性はないと思います。

報復はまた新たな報復を生み出すでしょう。
修羅が修羅を生むこの負の連鎖に自分に何ができるかを考えます。
亡くなった後藤さんが伝えたかった真意を想います。

中東等の化石燃料を使い暮らし、
外資系の資本由来の製品を使って生きることもある自分に
この戦争がまったく関係ないとは言えないです。

まずは知って学ぶこと、
そして戦争に加担する企業のものは購入しない事、
自分の身の回りから争いをなくしていく事、
今思う自分ができる戦争の回避にできることです。


先日は友人が宮澤賢治の「二十六夜」を紹介してくれました。
「二十六夜」の全文はこちら
そのまま紹介したいと思います。

「友達に薦められて、宮沢賢治の「二十六夜」読んでみました。

こういう風に生きたい。
世界中の人に読んでほしい。

人間の子供につかまり、もてあそばれ、足を折られて捨てられた、大人しいフクロウの子供。
これを見て周りの大人のフクロウ達はどんな仕返しをしてやろうか、と相談するのだけれど、
フクロウのお坊さんが言った言葉が、今の時代と重なり、いろいろ考えさせられます。

(以下引用)
「なれども他人は恨むものではないぞよ。
みな自みづからがもとなのぢゃ。
恨みの心は修羅しゅらとなる。
かけても他人は恨むでない。
これほど手ひどい事なれば、必らず仇あだを返したいはもちろんの事ながら、それでは血で血を洗ふのぢゃ。
こなたの胸が霽はれるときは、かなたの心は燃えるのぢゃ。
いつかはまたもっと手ひどく仇を受けるぢゃ、この身終って次の生しゃうまで、その妄執まうしふは絶えぬのぢゃ。
遂つひには共に修羅しゅらに入り闘諍とうさうしばらくもひまはないぢゃ。
必らずともにさやうのたくみはならぬぞや。


1日も早い世界の平和を祈ります。
さらに以前掲載しました、僕のバイブルとなっている同じく宮澤賢治の農民芸術概論からも。

「世界に対する大なる希望をまづ起せ
 強く正しく生活せよ
 苦難を避けず直進せよ

 世界がぜんたい
 幸福にならないうちは
 個人の幸福は ありえない

 われわは世界のまことの幸福を索ねよう
 求道すでに道である

 われらに要るものは
 銀河を包む透明な意志
 巨きな力と熱である
           宮沢賢治
         農民芸術概論より 抜粋」

     宮沢賢治の詩が心に刺さります。