■母島も少し涼しくなり、秋の雰囲気を感じられるようになりました。
まだまだ日中は海で泳いでいる日々ですが、
風は間違いなく涼しくなっていますし、
山々や畑でも色んな場面で秋を感じさせてくれています♪
今年も10/1の中秋の名月の日にお月見をしました。
今年はなんと次女が栽培した黒小豆を使った大好きな「ふきゃぎ」が僕の心のメインです(#^.^#)
ふきゃぎは沖縄伝統の塩おはぎの一種です。
ふちゃぎ(吹上餅)、本来は餅粉に水を加え、こねて蒸したものに、
塩茹でした小豆をまぶしつけたものだそうです。
北陸地方でささげ餅と呼ばれるものと同種のものだそうです。
旧暦の8月15日(十五夜)に、豊作を祈願してヒヌカン(火の神)と仏壇、神棚に供えた後に食べる縁起物とされています。
小豆には魔除けの意味合いがあり、小豆をつぶさずにまぶすことで当年の災難避けを祈願するとか。
今年は次女自身が白玉粉で可愛く作ってくれました♪
お月見は本来、秋の収穫祭です。
そこに沖縄の災難除けをコラボした感じになるでしょうか。
日本しょっぱ党の僕は、この塩の利いたおはぎが大好きです♪
あんこ星人でもあり、日本甘党の妻は、毎度見事なおはぎをこしらえてくれます。
豆から作る、塩加減な絶妙なおはぎは、我が家のハレの日の名物です♪
いつもいつもこうした季節の行事を大事にしてくれる妻に感謝です♪
ありがとう(#^.^#)
■最初は曇り空で諦めていたお月様も、美しく魅せてくれました。
以前、母の危篤でカナダに行った時に、日本から遠く離れているのに、
同じ満月が見えるのが不思議で、でも、どこかホッとしたのを覚えています。
今期初物のローゼルを使ったハーブティー。
夏場は主に葉ローゼルのルビーローゼルが主流なのですが、
やはり本家のローゼルの旨味は絶妙です♪
ローゼルティーにスプライトを足したフルーツポンチ。
これも美しくて美味しいお月見名物です(#^.^#)
今年は不作で沢山出荷することが出来ずに残念ですが、
毎年こうして実ってくれることに感謝です。
野外に特設したお月見の食卓も、家の中より涼しいし、気持ちいいし、
ずっと外でダラダラしたくなってしまいます(#^.^#)
そんな今年のお月見も無事に終える事ができました。
感謝ですm(__)m
■さて、小笠原で秋と言えばセミです。
本来は、人と外で会話できない程、オガサワラゼミの合唱が聞ける季節でした。
しかし、近年外来種のアノールトカゲが父島、母島、そして兄島に侵入し、
次々と固有の昆虫を捕食して、オガサワラゼミも激減しています。
今年は、母島の庚申塚で久々の大合唱を聞く事ができました。
オガサワラゼミは小笠原にしかいない固有のセミです。
国の天然記念物に指定されています。
このオガサワラゼミは沖縄のクロイワツクツクと鳴き声や姿もそっくりなので、
明治以降、人が入植した頃に土に入って運ばれたのでは?と考えられていましたが、
江戸時代の書物の中でも鳴き声が沢山するなどと記述があったことが分かり、
さらにDNA解析すると140万年以上前に種分化していた事がわかったそうです。
鳴く時期は9月ごろから鳴き始め、遅いと年越しまで鳴いていたそうです(現在は遅くても10月くらいまで)。
海洋島で生息しているのは珍しいそうで、ハワイやガラパゴスなどではセミは住んでいないそうです。
今年はあまりに大合唱が凄いので動画にも撮ってみました。
羽が透明で美しく、胴体はほんのり緑かかっています。
よぉく見るとバルタン星人ですが(笑)、綺麗なもんです。
内地でセミを捕まえたり、羽化を眺めるのが好きな次女はさっそく捕まえていました。
近くには小さな抜け殻も沢山発見できました。
最初に書いたように、外来種の影響で激減しているオガサワラゼミ。
その原因となるアノールトカゲをオガサワラにペットとして運んだのが人間です。
現在も人が住んでいなくて、アノールがいない属島では大合唱が続いています。
母島よりアノールの侵入が10年早かった父島では、なかなか大合唱は聞けないそうです。
10年後の母島もそうかもしれません。
人間という一番の外来種が自然に及ぼす影響は計り知れませんね。
南崎では衝撃的な写真が撮れました。
オガサワラゼミを捕食するアノールトカゲです。
変な鳴き声をしているセミがいたので、見上げて発見しました。
あんなに大きさがあるのに、飲み込まれてしまうのですね。
■そんな何とも言えない気持ちになりつつも、季節は巡り、日々の日常は進んでいきます。
島に届いて3週間のSUP。
もう楽しくて、ほとんど毎日漕いでいます。
凪の海も楽しいし、まだまだ下手くそですが、波に乗れるのも楽しい♪
漕ぎながらも色んな事を感じて、
色んな事に想いを馳せている事ができます。
季節や収穫、日常に感謝できる行事というものもとても大事なものです。
「やらなきゃいけない」に縛られて気が重くなるのは、あまりいいかなと思っていますが、
「やりたい」と思って、大事にしてくれる気持ちはとてもステキだと思います。
今は朝の5時。
これからSUPに行ってきます!
まだまだ日中は海で泳いでいる日々ですが、
風は間違いなく涼しくなっていますし、
山々や畑でも色んな場面で秋を感じさせてくれています♪
今年も10/1の中秋の名月の日にお月見をしました。
今年はなんと次女が栽培した黒小豆を使った大好きな「ふきゃぎ」が僕の心のメインです(#^.^#)
ふきゃぎは沖縄伝統の塩おはぎの一種です。
ふちゃぎ(吹上餅)、本来は餅粉に水を加え、こねて蒸したものに、
塩茹でした小豆をまぶしつけたものだそうです。
北陸地方でささげ餅と呼ばれるものと同種のものだそうです。
旧暦の8月15日(十五夜)に、豊作を祈願してヒヌカン(火の神)と仏壇、神棚に供えた後に食べる縁起物とされています。
小豆には魔除けの意味合いがあり、小豆をつぶさずにまぶすことで当年の災難避けを祈願するとか。
今年は次女自身が白玉粉で可愛く作ってくれました♪
お月見は本来、秋の収穫祭です。
そこに沖縄の災難除けをコラボした感じになるでしょうか。
日本しょっぱ党の僕は、この塩の利いたおはぎが大好きです♪
あんこ星人でもあり、日本甘党の妻は、毎度見事なおはぎをこしらえてくれます。
豆から作る、塩加減な絶妙なおはぎは、我が家のハレの日の名物です♪
いつもいつもこうした季節の行事を大事にしてくれる妻に感謝です♪
ありがとう(#^.^#)
■最初は曇り空で諦めていたお月様も、美しく魅せてくれました。
以前、母の危篤でカナダに行った時に、日本から遠く離れているのに、
同じ満月が見えるのが不思議で、でも、どこかホッとしたのを覚えています。
今期初物のローゼルを使ったハーブティー。
夏場は主に葉ローゼルのルビーローゼルが主流なのですが、
やはり本家のローゼルの旨味は絶妙です♪
ローゼルティーにスプライトを足したフルーツポンチ。
これも美しくて美味しいお月見名物です(#^.^#)
今年は不作で沢山出荷することが出来ずに残念ですが、
毎年こうして実ってくれることに感謝です。
野外に特設したお月見の食卓も、家の中より涼しいし、気持ちいいし、
ずっと外でダラダラしたくなってしまいます(#^.^#)
そんな今年のお月見も無事に終える事ができました。
感謝ですm(__)m
■さて、小笠原で秋と言えばセミです。
本来は、人と外で会話できない程、オガサワラゼミの合唱が聞ける季節でした。
しかし、近年外来種のアノールトカゲが父島、母島、そして兄島に侵入し、
次々と固有の昆虫を捕食して、オガサワラゼミも激減しています。
今年は、母島の庚申塚で久々の大合唱を聞く事ができました。
オガサワラゼミは小笠原にしかいない固有のセミです。
国の天然記念物に指定されています。
このオガサワラゼミは沖縄のクロイワツクツクと鳴き声や姿もそっくりなので、
明治以降、人が入植した頃に土に入って運ばれたのでは?と考えられていましたが、
江戸時代の書物の中でも鳴き声が沢山するなどと記述があったことが分かり、
さらにDNA解析すると140万年以上前に種分化していた事がわかったそうです。
鳴く時期は9月ごろから鳴き始め、遅いと年越しまで鳴いていたそうです(現在は遅くても10月くらいまで)。
海洋島で生息しているのは珍しいそうで、ハワイやガラパゴスなどではセミは住んでいないそうです。
今年はあまりに大合唱が凄いので動画にも撮ってみました。
羽が透明で美しく、胴体はほんのり緑かかっています。
よぉく見るとバルタン星人ですが(笑)、綺麗なもんです。
内地でセミを捕まえたり、羽化を眺めるのが好きな次女はさっそく捕まえていました。
近くには小さな抜け殻も沢山発見できました。
最初に書いたように、外来種の影響で激減しているオガサワラゼミ。
その原因となるアノールトカゲをオガサワラにペットとして運んだのが人間です。
現在も人が住んでいなくて、アノールがいない属島では大合唱が続いています。
母島よりアノールの侵入が10年早かった父島では、なかなか大合唱は聞けないそうです。
10年後の母島もそうかもしれません。
人間という一番の外来種が自然に及ぼす影響は計り知れませんね。
南崎では衝撃的な写真が撮れました。
オガサワラゼミを捕食するアノールトカゲです。
変な鳴き声をしているセミがいたので、見上げて発見しました。
あんなに大きさがあるのに、飲み込まれてしまうのですね。
■そんな何とも言えない気持ちになりつつも、季節は巡り、日々の日常は進んでいきます。
島に届いて3週間のSUP。
もう楽しくて、ほとんど毎日漕いでいます。
凪の海も楽しいし、まだまだ下手くそですが、波に乗れるのも楽しい♪
漕ぎながらも色んな事を感じて、
色んな事に想いを馳せている事ができます。
季節や収穫、日常に感謝できる行事というものもとても大事なものです。
「やらなきゃいけない」に縛られて気が重くなるのは、あまりいいかなと思っていますが、
「やりたい」と思って、大事にしてくれる気持ちはとてもステキだと思います。
今は朝の5時。
これからSUPに行ってきます!