小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

確定申告を楽しんじゃうセンス♡

2022年03月12日 | 母島 日常 日記
■人生初の青色確定申告を無事に期日内(~3/15)に終えることが出来ました☆
島のみんなも内地の友人も結構、鬱々とその大変さを訴える確定申告。
良く驚かれるのですが
僕は何故か以前から確定申告が好きでした♪

間違いなく頭も悪いし、計算も苦手なのに!です。
きっとクイズの謎解きのように、
よく分からなくてぼやけていたものが、
仕組みごと理解できて、それを把握できた時のカタルシスがたまらないのでしょう。


去年の5月に島の便利屋「母島こまわりさん」を開業し、
個人事業主になって、初めての青色確定申告でした。

今までは給与所得がメインだったので、
白色確定申告で問題なかったのですが、
有難いことに開業のチラシを配布する前からご依頼を沢山頂くほどで、
今ではほぼ毎日、便利屋の仕事ができるくらいになっています。
求められている仕事ができて、本当に嬉しいし、有難いです(#^.^#)

個人事業の確定申告も分からないづくしでしたが、
三宅島のいとーまんが企画してくれた
東京島嶼ベースアップ講座(オンライン)を半年間、毎月受けれたこと(講師が税理士の吉村知子さん)、
去年の秋から日商簿記3級を目指して勉強したことが
実を結んで、
なんとエクセル簿記で複式簿記ができて、決算書も作成できました♪

最初は弥生会計やfreeの会計ソフトを導入しようかと思っていたのですが、
簿記勉強をしてみて、エクセルができれば、なんか自分でできそうだなぁと思ってきました。

そして、自動で色々やってくれるのではなく、
なるべく自分で仕組みを理解して確定申告をしたかったので、
エクセル簿記が僕にはぴったりでした♪
簡単なかつ、よくできた無料のテンプレート素材で
結果的に自分でカスタマイズできるのでとても面白く決算書が作れました☆(←タダです!)

もちろん、弥生会計やfreeはクレジットカードや銀行口座と連動させて、
お手軽に確定申告が出来てしまうので、
なるべく楽に自分で確定申告したい方はそちらが良いと思います。



■毎年、この時期に小笠原は芝税務署の方が来島し、相談窓口を開設してくれます。
今回は個人事業主開業後初の青色確定申告なので、
ガッツリ相談する気満々で臨みました。

その前の農業簿記相談や、インボイス説明会もフルで参加し、
事前の疑問や準備を可能な限り片付けて臨みました。

来島していた芝税務署のおじさんが、
エクセル簿記を僕から聞いて初めて知って、
「初めての青色申告でここまで仕上げてくるのはすごい!完璧です!」
「税理士いらずですね!税理士廃業ですよ(笑)!」
「エクセル簿記、むしろ教えてください☆」
と褒めてくれました♡イェイ!!

仕上げなきゃいけない日に
海が凪で天気も良く、
何度も沖にSUPやカヌーで遊びに行っちゃうという
攻略がムズカシイ障害はありましたが(笑)、
個人事業を始めてからずっと気にしていた確定申告をこうして無事に終えることが出来て感無量です☆

これで島で新たに個人事業を始める人に会計の説明がある程度はできるようになりました(#^.^#)
前から好きだった確定申告がさらに楽しくなりました♡


■そもそも確定申告自体、20代前半は分からないまま生活していました。
確か25歳を過ぎた頃に、何かのきっかけで始めたような気がします。

確定申告は1年間の収入を申告し、所得税を計算し、
暫定で引かれたりしている税金を取り戻したりする申告で、
気付いて遡って申告し、そこそこの金額の国民健康保険代金がバックされたのを覚えています。

母島に移住した二十代後半くらいから、
しっかりと把握して確定申告をしたいと思い、
来島する税理士さんにノウハウを習い、
毎年少しずつ、近年はしっかりと仕上げて確定申告に臨めるようになってきました。

今回は初めての青色確定申告。
想像以上に許年秋から勉強した日商簿記3級に出てくる、
勘定科目の仕分け、複式簿記の知識がとても為になりました♪
挑戦するキッカケをくれた友人に超感謝です(#^.^#)

複式簿記という、世界共通のすごい発明を理解できると、
自分で確定申告が理解できて、楽しくなる気がします♡

また色んなものを経費にできて、控除対象にできるというのは本当に有難いものです。
(これがどういう意味かをようやく理解できました☆)
節税という観点からも個人事業者の青色申告は、めちゃくちゃ有効なのです(#^.^#)



■あまりに美しい黄昏時、
目の前を漁船が帰港していく様子。

これも日商簿記を勉強したのがとても意味がありました♪
(合格発表は明後日ですが、すでに目茶苦茶チャレンジした意味がありました☆)

父親が他界した39歳を超え、ようやく1年。
個人事業として、さらに面白い日々が待っていました。

人生80年の時代、ついに折り返しです。
子供たちも大きくなったし、
親が生きてる意味って何だろう?って最近、思います。

似たような年齢で母島に新チャレンジにやって来た人に出逢い、
なんだか前に進むエネルギーがヒシヒシと伝わってきて、
いい刺激になってます♪

夕陽を眺めている時、周囲にはザトウクジラの息吹が聞こえました。

夕陽や夕焼けって、
どうしてこんなにも切ないのでしょう。
「夕暮れ時って悲しいな、
 オレンジジュースとミルク混ぜながら呟いた」
ブランキーのベンジーが「赤いタンバリン」で表現した感覚が頭の中で鳴っています。

自然と1日の感謝の気持ちに溢れる時間。
逆に朝日は1日の始まりのエネルギーが詰まっていて、
夕陽とは違う感覚があります。

周囲に海しかない絶海の孤島の小笠原。

毎日、通りすがりのように
太陽は巡り、
人の暮らしも巡っています。

すぐ隣の国での
哀しくなる現状を思うと、
この景色を味わえる日常の有難みが身に沁みます。

みんな、どうもありがとう☆