韓国が更に独自(偏った)の観点から慰安婦関連資料の取集・保存や政策提言を行う「慰安婦問題研究所」を開設したことが報じられた。
所長は日韓合意破棄論者であり開所式には閣僚である女性家族相も出席したことから、親北以上の神北”文政権”の意志が反映した反日組織であるのは明白である。報道を機会に朝鮮半島統一について考えた。これまでは、中国脅威の緩衝地帯を残す意味合いから韓国が北朝鮮を吸収する形が望ましいと考えていたが、日本にとっては韓国が北に飲み込まれる方がより望ましいのではないだろうか。日本が韓国の反日行動に対して有効な策を取れなかったのは、韓国を曲がりなりにも西側の一部と認めて対応して来たためであり、朝鮮半島が北朝鮮体制で統一されれば国交も自然消滅して煩雑な斟酌を感じることもない。歯に衣着せずに書けば半島は総て「敵」となり、日本の外交は極めて分かり易くなる。その際は、対馬西水道を挟んで北朝鮮と、尖閣諸島では中国と直接対峙しなければならなくなり、日本は更なる防衛力を持たなければならなくなる。日本が中国に尖閣諸島を朝貢して「元」経済圏と漢民族の中華思想下に属することを選択すれば別であるが、現在の生活と体制を維持しようとするならば、抑止力としての核武装さえ考えなければならないと思うし、現在は外国の直接脅威を肌身に感じていないが故に核アレルギーに覆われた感ある世論も、否応なく変革を余儀なくされると思う。自衛隊の新隊員が所要の6割しか募集出来ない少子化時代として、日本もAI兵器や大量破壊兵器採用が必要な時期は目前である。
韓国が善意の隣人でないことがより鮮明になった以上、韓国とは袂を分かつ時期にあると思う。文大統領の支持率が低下していることも折に触れて報じられているが、それでも6割近い支持率を得ていることは、韓国国内にも北に同化して核保有の朝鮮族国家を望む濃い空気が潜在するのではないだろうかと深読みするものである。