昨秋からの世界同時不況で、障害がある人が働く作業所なども仕事が激減し、作業を一時中断するケースが出ている。そのような中、不況を生き抜く方法の一つとして、複数の福祉施設が協力して仕事を獲得する「共同受注」が注目されている。大企業からの仕事にも対応でき、作業所や福祉施設間の交流が深まるメリットもある。
宇佐市の「障がい者就労事業所共同受注協議会」は今年4月、市内の三つの社会福祉法人で設立した。3法人(3施設)が縫製作業の共同受注を目指して工業用ミシンを共同購入。現在は、作業員8人が各施設職員から指導を受け、縫製技術の習得訓練の一環でエコバッグ作りに励んでいる。
協議会事務局の上野宗宜さんは「一つの施設では設備投資や仕事量に限界がある。共同受注態勢を整えることで、大口の注文にも対応できる」とメリットを強調。また、「仕事を通じて施設間の交流も深まり、利用者が協調性などを養う機会が増えた」と話す。
県内の先進組織として知られるのが大分市内の五つの社会福祉法人でつくる「障害者就労支援協議会」(橋本三郎会長)。
2007年度から、同市福宗環境センターリサイクルプラザの缶・瓶・ペットボトルを手作業で選別する業務を市から受託している。「きつい作業だが、作業員の収入は受託前の2~3倍に増えた。休む人はいない」と同協議会。
このほかにも市から同プラザ周辺の緑地管理や清掃業務、08年5月からは県庁周辺の樹木管理の仕事を県から受託している。自治体の受託業務に携わる人数は約100人にまで増えた。橋本会長は「官公庁の業務は不況に左右されにくい。丁寧に仕事をこなして実績を積み、さらに業務を増やしたい」と意欲を燃やしている。
<ポイント>
【福祉作業所の工賃】 県は2011年度までに作業所や授産施設などの月額平均工賃を2万7千円にすることを目標にしている。しかし、07年度は1万3596・4円、08年度は1万3607・4円と目標の約50%にとどまっている。
宇佐市の「障がい者就労事業所共同受注協議会」は今年4月、市内の三つの社会福祉法人で設立した。3法人(3施設)が縫製作業の共同受注を目指して工業用ミシンを共同購入。現在は、作業員8人が各施設職員から指導を受け、縫製技術の習得訓練の一環でエコバッグ作りに励んでいる。
協議会事務局の上野宗宜さんは「一つの施設では設備投資や仕事量に限界がある。共同受注態勢を整えることで、大口の注文にも対応できる」とメリットを強調。また、「仕事を通じて施設間の交流も深まり、利用者が協調性などを養う機会が増えた」と話す。
県内の先進組織として知られるのが大分市内の五つの社会福祉法人でつくる「障害者就労支援協議会」(橋本三郎会長)。
2007年度から、同市福宗環境センターリサイクルプラザの缶・瓶・ペットボトルを手作業で選別する業務を市から受託している。「きつい作業だが、作業員の収入は受託前の2~3倍に増えた。休む人はいない」と同協議会。
このほかにも市から同プラザ周辺の緑地管理や清掃業務、08年5月からは県庁周辺の樹木管理の仕事を県から受託している。自治体の受託業務に携わる人数は約100人にまで増えた。橋本会長は「官公庁の業務は不況に左右されにくい。丁寧に仕事をこなして実績を積み、さらに業務を増やしたい」と意欲を燃やしている。
<ポイント>
【福祉作業所の工賃】 県は2011年度までに作業所や授産施設などの月額平均工賃を2万7千円にすることを目標にしている。しかし、07年度は1万3596・4円、08年度は1万3607・4円と目標の約50%にとどまっている。