ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

健常者、障害者がシェアする家 東京のNPOが建設計画

2009年09月10日 00時51分29秒 | 障害者の自立
 軽度の知的障害者と一般の人が一つ屋根の下で交流しながら暮らす――。そんな珍しい“家”の建設計画を東京都内の特定非営利活動法人(NPO法人)が進めている。多様な人が共同生活をするコレクティブハウス(集合住宅)にヒントを得た試みで、関係者は「自立を志す障害者の新たな選択肢にしたい」と意気込んでいる。

 建設計画を進めているのは東京都渋谷区のNPO法人「ぱれっと」。来年3月完成予定の住宅は木造3階建てで、6畳の個室が8つあり8人が入居できる。台所やリビング、トイレなどは共用で、健常者と障害者が日常生活を送りながら自然に人間関係を築けることを狙っている。障害者の自立支援施設として各地に誕生しているグループホームと違い、介護職員は同居しない。

県内69施設月額工賃、762円増--昨年度 /山口

2009年09月10日 00時49分24秒 | 障害者の自立
 ◇平均1万3705円
 県は7日、県内の69の障害者授産施設の08年度の平均月額工賃が1万3705円と、前年度より762円増えたと発表した。障害者基礎年金と授産施設の収入だけで生計を立てる障害者も多いことから、県は工賃増額に向け、施設への経営支援などを強化する。

 障害者支援課によると、授産施設の工賃は08年度前半は順調に伸びたが、同年秋の世界同時不況により、自動車部品の製造を請け負う施設などで受注が大幅に減った影響で、年度トータルでは微増だった。施設数は前年度より13増え、平均工賃は調査を始めた06年度以降、2年連続で上昇した。

 県は昨年、基礎年金と合わせた障害者の収入を健常者の最低賃金水準(約10万5000円)に近づけるための「工賃倍増計画」を策定。06年度平均の1万2300円から、11年度に倍以上の2万6000円に引き上げる目標を掲げた。

 達成に向け、施設に中小企業診断士を派遣し経営上のアドバイスをしたり、職員らに企業的な意識を植え付けるためのセミナーを開始。県社会福祉協議会内に設置した支援センターが、施設で作ったものを販売するイベント開催の橋渡しなどを行う。同課は「目標にはまだ遠いので、支援をさらに強化していきたい」としている。

西宮・福田さん、尼崎・池田さん、国際障害者ピアノフェスへ意欲

2009年09月10日 00時47分14秒 | 障害者の自立
 世界16か国から約80人が参加して、30日からカナダ・バンクーバーで開かれる「第2回国際障害者ピアノフェスティバル」を支援するピアノチャリティーコンサート(読売新聞大阪本社など後援)が9日、神戸市垂水区の舞子ビラ神戸「あじさいホール」で開かれる。同フェスティバルに出演するピアニストら6人が、〈情熱の調べ〉を響かせる。

 同フェス出演者の一人、西宮市の福田正人さん(23)は、先天性の網膜剥離(はくり)で視覚障害を持つ。ピアノは4歳の頃から始め、今春、大阪音大短期大学部(ピアノ専攻)を首席で卒業。タイの首都バンコクやチェンマイで慈善演奏会に参加するなど、国内外で活躍する。

 曲は耳で聴いて譜面を覚えてきたが、4年前から点字楽譜を読んでいる。右手と左手のパートを指でなぞり、頭の中で組み合わせる。1曲を覚えるのに2か月かかることもあるという。

 当日は、同フェスでも演奏するショパンの「バラード第3番」と「革命のエチュード」などを弾く。タイやスリランカの民族舞踊も披露する。福田さんは「ピアノは気持ちを表現する手段。今まで支えてきてくれた人たちへの感謝を込めて演奏したい」と話す。

 開演は午後6時半。入場料は一般2000円、中高生と70歳以上、障害者1000円。問い合わせは、主催のボランティアグループ新原(078・707・1484)。

尼崎・池田さん 「大好きな曲」披露 伊丹で壮行会


点字楽譜を読みながら最終調整に励む福田さん(西宮市内で) 「第2回国際障害者ピアノフェスティバル」に出場する尼崎市の池田和美さん(32)の壮行会が、伊丹市のラスタホールで開かれた。

 池田さんは、同フェスティバルで演奏予定のリストの「ハンガリー狂詩曲第2番」を披露し、「この曲は20歳の時に練習していました。24歳で小脳性失調症を発症した後、何度も挑戦してはあきらめかけたけれど、多くの人に支えられて弾けるようになった大好きな曲です」と紹介。ベートーベンやモーツァルトのピアノソナタなど7曲を演奏した。

 会場では、壮行会開催を呼び掛けた伊丹市の管理栄養士、濱名千都子さん(66)やボランティアグループ「だいこんクラブ」(尼崎市)のメンバーが手作りのピザやパスタを振る舞い、観客35人が寄せ書きした黄色い布を池田さんに贈った。

 池田さんは「この日に皆さんからもらった力をバンクーバーに持って行き、いい演奏をします」と満面の笑みで、決意を語った。


:「要約筆記者」養成 西宮の聴覚障害者団体、来月から /兵庫

2009年09月10日 00時46分02秒 | 障害者の自立
 西宮市の聴覚障害者らでつくる「市聴力言語障害者協会」難聴部などは来月1日から、会話を聞き取ることができない聴覚障害者のために内容をまとめる「要約筆記者」の養成講座を西宮市高松町の市立中央公民館で開く。2カ月以上かけ、要約筆記者に必要な技術を学んでもらう。

 講座は約25年前から春と秋、年2回のペースで開いている。池田一義会長(61)によると、要約筆記者は西宮市内では約50人いるが、活動を続けているのはその3分の1ほどで年齢層も50代以上が中心とやや高め。聴力と集中力が必要とされることから、特に若い世代の養成に力を注いでいる。

 一方で、近年では講座の参加者が減少傾向にあるといい、池田会長は「要約筆記者が継続的に活動を続けるためにも、数を増やすことで社会の理解を深めたい」と訴えていた。

 講座は12月10日まで計11回。聴覚障害者の体験談などから要約筆記者の必要性を学びながら、読みやすく、速く書くための技術を身につける。定員20人。資料代1050円。申し込み・問い合わせは西宮市立中央公民館(0798・67・1567)へ。

複数障害者施設の製品販売店、甲府・朝日通り商店街に /山梨

2009年09月10日 00時44分20秒 | 障害者の自立
 甲府市と朝日通り商店街協同組合は、県内各地の障害者授産施設が作る製品の販売店「福祉合同ショップ(仮称)」(同市朝日2の16の15)を11日、同商店街に開店する。市商工振興課によると、複数の授産施設の製品が集まる店は県内初。商店街がこうした店を運営するのも県では初めての試みという。

 空き店舗を利用した商店街の活性化と雇用対策の一環として企画され、開店資金は国の交付金を利用する。

 店舗は半年前まで学習塾だった建物を改造。知的障害者1人を含む3人がスタッフとして働く。約75平方メートルの店内にパンや菓子、手工芸品など150品以上が並び、コーヒーやソフトクリームなど飲食できるスペースも設ける予定。オープン時は15施設の商品が並ぶが、市は「参加施設をもっと増やしたい」(商工振興課)と話す。

 吉見由美店長(57)は「商品はどれも授産施設の人たちが思いを込めて作ったものばかり。多くの人に来てもらいたい」と来店を呼びかけている。また、店名も募集している。

 11日正午開店。営業時間は午前10時~午後7時。年中無休。