ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

精神障害者の支援学ぶ 向日 サポーター講座 主婦ら参加

2009年09月17日 01時22分30秒 | 障害者の自立
 障害者や高齢者の健康づくりに向けた体操教室のボランティアを養成する「サポーター養成講座」が15日、京都府向日市上植野町の乙訓保健所で始まった。初回は京都ノートルダム女子大の佐藤純准教授が精神障害者の支援のあり方や生活保障について講演した。

 長岡京市のNPO法人(特定非営利活動法人)「A・Kクラブ」が運営する体操教室のために企画した。この日は、乙訓地域の主婦や退職者ら35人が参加。佐藤准教授は「精神障害者の支援で求められるのは、本人の内面が元気になるのを応援し、ありのままの本人を認めること」と指摘した。

 さらに、生まれ育ったまちで暮らし、好きな時に外出でき、会いたい人に会える「当たり前の生活」を保障する必要性を強調。「周りの力を借りながら、本人が何とか自分でやれたという実感を持てるサポートが大切」と締めくくった。

写真で探る障害者トイレ 西京の長井さん、20日から作品展

2009年09月17日 01時19分31秒 | 障害者の自立
 車いすで暮らす京都市西京区の女性が、身障者用トイレをテーマにした初の写真展を20日から上京区のギャラリーで開く。京都や大阪のまちなかの障害者用トイレを当事者の視点で切り取った作品で、福祉のあり方を問いかける。

 ■広さ、プライバシー…使い勝手は

 長井秀美さん(37)。小学校低学年のころ筋ジストロフィーと診断され、15歳から車いすで暮らしている。絵が好きでこれまでに絵手紙展も開いた。6年前、写真の面白さに引かれ、宝塚メディア図書館の「写真表現大学」に入った。各自テーマに沿って撮影し、講師の指導を受ける。長井さんは自分に身近な身障者用トイレをテーマに撮り続けている。

 撮影は、ガイドヘルパーと京都や大阪市内の百貨店、ホテル、駅、寺院、映画館などに出かけている。探してみると、多くの身障者用トイレがあることに気づいた。広さや便器の高さはまちまちで、衣服の脱ぎ着に利用できる簡易ベッドや介助者同伴でもプライバシーを保てるカーテンの有無などもばらばら。肝心の利用者にとっての使いやすさが置き去りにされ、「形だけの福祉行政」と重なって見えるという。

 「車イスのお化粧室-バリアフリーの中のバリア」と題した作品展では8点を展示する。床や壁も含めトイレの内部全体を撮影し、見る人が空間を感じられるよう構成した。自らの足や鏡越しの姿も写しこみ、実際に利用する人の息づかいを伝える。使い勝手を点検し、最高五つの星印と感想を添えた。

 長井さんは「いろんなトイレがあることを知ってもらい、車いす利用者にもっと外へ出てほしい。そして実際に使って当事者の声を上げ、バリアフリーのまちを目指そうと伝えたい」と話している。会場は上京区竹屋町通千本東入ルのギャラリーフィールドレペ、23日まで、無料。

障害者にも収穫の喜びを  難病抱える尾形さん 落花生の体験農園

2009年09月17日 01時18分47秒 | 障害者の自立
 落花生の生産高で全国一を誇る八街市内の各農園で、落花生狩りのシーズンを迎えている。難病になった落花生農家の一人、同市朝日の尾形信作さん(59)は今年から、体の不自由な人は割安で利用できる体験農園を始めた。

 広さが約四千平方メートルある農園の名は「ジージの信ちゃん農園」。孫の幸樹くん(4つ)の尾形さんへの呼び名「ジージ」を採用した。数年前に下半身の感覚がまひする難病「せき髄動静脈奇形」を発症、病気の進行は止まっているが、車いすと松葉づえでのリハビリ生活が続く。

 体験農園は昨年から始めたが、今年は「病気で障害者認定を受けた自分ならではのことを」と、割安料金で障害者の受け入れを開始。要望があればその場で試食も可能で、種まきなど収穫以外の作業体験も検討中だ。

 「足が不自由になって落ち込んだけど、人を呼んで話をすると気が晴れるんです」。自宅庭でゆでた落花生をほおばりながら観光客と談笑する尾形さん。新しい出会いに生きがいを見いだしている。問い合わせは同園=(電)043(444)1531=まで。

元厚労省幹部に商品券=精神障害者団体、前議員パー券も-数千万円不正経理

2009年09月17日 01時15分57秒 | 障害者の自立
 全国の障害者施設などでつくる社会福祉法人「全国精神障害者社会復帰施設協会」(全精社協、東京)で2008年度までの3年間に不正な経理操作が行われ、数千万円が使途不明になっていることが16日、全精社協幹部らの話で分かった。厚生労働省の補助金1800万円も不正流用していた。同省が4月から特別監査に入っている。
 使途不明金は、会計担当の元幹部が着服したほか、自民党前衆院議員のパーティー券購入や、元同省障害保健福祉部長(58)らへの商品券代に充てられた疑いがあるという。
 全精社協関係者によると、基本財産6000万円のうち2000万円が07年、厚労省に無断で取り崩された。会計担当の元幹部は、精神障害者支援施設「ハートピアきつれ川」(栃木県さくら市)の運営費に充てたと話しているという。(

右手指4本の中学生、国際障害者フェス出演…ピアノ界のパラリンピック

2009年09月17日 01時14分39秒 | 障害者の自立
 生まれつき右手の指が4本しかない神戸市立唐櫃中1年の小縣(おがた)一正君(12)(神戸市北区)が、30日~10月4日に開催されるカナダ・バンクーバーの「国際障害者ピアノフェスティバル」に出演する。同大会は4年に1度のピアノ界のパラリンピック。小縣君は「障害があっても大舞台で演奏ができることを証明し、同じような病気を持つ仲間に勇気を与えたい」と思いを込めながら鍵盤に向かっている。

 先天的に右手の親指がなく、ほかにも斜視や心臓に障害があり、何度も手術を繰り返した。体調が落ち着いた2歳頃から、姉栞(しおり)さん(16)が練習するピアノのリズムに合わせて踊ったり、歌ったり音楽に強い興味を持ち始め、一緒にピアノ教室へ通うようになった。

 2000年3月、物を持ちやすくするため、右手の人さし指を親指の位置に付け替える手術を受けた。その後、練習も本格化させ、次々と新しい曲に取り組んだ。指4本のハンデもあったが、「逆境も苦にならない」と強い気持ちと、持ち前の根気強さで練習を続けた。スムーズな指の運びを独自に生み出し、身長1メートル31の小柄な体全体を使ったダイナミックな演奏で、めきめきと上達していった。

 2004年に初コンサートを開き、2007年には米・ニューヨークのカーネギーホールでも美しい旋律を響かせた。同大会の1次選考には、シューマンの「トロイメライ」などを演奏した映像を提出し、通過。本番では、ハイドンの「ソナタヘ長調Hob・XVI:23」などを披露する。

 夢はピアニストか、福祉関係の仕事という小縣君。「大舞台を楽しみたい」とリラックスした気持ちで本番に臨む。問い合わせは、バンクーバー大会支援大阪実行委の大賀正行委員長(090・3260・4233)。