障害者を対象にした企業の合同面接会が16日、市文化プラザかるぽーと(高知市九反田)で開かれた。参加企業数は29社で過去最高だったが、求人数は74人と昨年より25人減少。参加者からは「求人が全然少ない」と不安の声が漏れていた。
障害者の雇用は、56人以上の従業員を抱える企業に従業員数に応じた一定割合(1・8%)が義務づけられており、県内企業の昨年の雇用率は1・67%。全国平均(1・59%)は上回っており、都道府県別でも全国22位と中位だが、関係者は「達成率は52・8%と、まだ約半分の企業が基準を満たしていない」と不十分さを指摘する。
会場には、県内外の企業がブースを並べ、障害者約140人が履歴書を片手に各ブースで面接に臨んだ。高知市内の両親と同居するため岡山県から就職活動にやってきたという鍋島啓二さん(45)は「車いすの人たちが働きやすい環境を作ってほしい。周りの環境が改善されれば、就職状況も自然と良くなるはず」と語った。
ハローワーク高知の竹埜誠一職業相談部長(50)は「企業側は障害者を雇う場がないで終わらすのではなく、雑務を集約するなど、障害者が働ける場を作る努力をしてほしい」と話していた
障害者の雇用は、56人以上の従業員を抱える企業に従業員数に応じた一定割合(1・8%)が義務づけられており、県内企業の昨年の雇用率は1・67%。全国平均(1・59%)は上回っており、都道府県別でも全国22位と中位だが、関係者は「達成率は52・8%と、まだ約半分の企業が基準を満たしていない」と不十分さを指摘する。
会場には、県内外の企業がブースを並べ、障害者約140人が履歴書を片手に各ブースで面接に臨んだ。高知市内の両親と同居するため岡山県から就職活動にやってきたという鍋島啓二さん(45)は「車いすの人たちが働きやすい環境を作ってほしい。周りの環境が改善されれば、就職状況も自然と良くなるはず」と語った。
ハローワーク高知の竹埜誠一職業相談部長(50)は「企業側は障害者を雇う場がないで終わらすのではなく、雑務を集約するなど、障害者が働ける場を作る努力をしてほしい」と話していた