ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

重症肝障害:身障者手帳を交付…厚労省、来年度から

2009年09月13日 01時11分28秒 | 障害者の自立
 厚生労働省の疾病・障害認定審査会分科会は11日、重症化した肝機能障害を新たに身体障害として認定し、身障者手帳を交付することを決めた。厚労省は身障者福祉法施行令などを改正したうえで来年度から運用を始め、3万~5万人程度が対象になるとみられる。

 認定されるのは症状改善が見込めず、障害により日常生活が著しく制限された場合で、重い順に1~4級に分かれる。肝臓移植をした患者は、拒絶反応を抑える治療が必要なうちは1級とする。障害になった原因は問わず、ウイルス性でなくても認定するが、アルコールが原因の場合は一定期間の断酒を確認したうえで判定する。

 身障者福祉法は心臓や腎臓などの「内部障害」も認定対象にしており、手帳が交付されると税金の控除や公共交通機関の割引などの福祉サービスが受けられる。しかし、肝臓の障害は日常生活に支障をきたさないケースが多いとされることなどから、対象外だった。

 一方で、厚労省が08年度から始めたウイルス性肝炎のインターフェロン治療に対する助成は、症状が悪化して肝硬変になると完治が見込めないなどとして受けられなくなる。こうしたことから、患者団体や薬害肝炎被害者が、肝機能障害の重症患者への支援強化を求め、厚労省が1年前から検討を続けていた。

 身体障害の範囲拡大は、98年4月にHIV(エイズウイルス)による免疫機能障害を加えて以来。【

「内部障害」ピアニスト

2009年09月13日 00時52分03秒 | 障害者の自立
 重い血管病を患いながら活動する福井市下森田新町、ピアニスト辻保惠さん(46)が、自らの体験に基づき、体の内部に現れる「内部障害」への理解を呼びかける歌「やさしい気持ち」を作った。辻さんは「歌を通じて、一人でも多くの人に障害を理解してもらえたら」としている。

 内部障害は、心臓機能障害や腎臓機能障害、免疫機能障害など、法律で六つの障害が定められている。県によると、県内で身体障害者手帳を持つ人の約25%は内部障害者とされるという。

 辻さんは、2006年に難病「大動脈炎症候群」を患い、現在も治療を続けている。その一方で、ピアノ講師だった経験を生かし、県内の医療機関や学校、公民館などで精力的に演奏会を開催。内部障害を周囲に知らせる「ハート・プラスマーク」の普及啓発活動に取り組んでいる。

 歌は、NPO法人「ハート・プラスの会」(名古屋市)から依頼を受けた辻さんが作詞と作曲を手がけ、今年6月に完成。温かみのあるメロディーで、歌詞では「見た目は元気そう からだの中に障害がある」や、「歩くの苦手」など、外見からはわかりにくく、周囲に理解されにくいという内部障害特有の悩みを表現。さらにサビの部分には「思いやりの心 あなたと私のキャッチボール」「わかってくれて ありがとう」と、周囲に支えられて暮らしていることへの感謝の思いを込めた。

 辻さんは「街角でハート・プラスマークを見つけた時に、思いやりをプラスしてもらえるようにこの曲を演奏会などで披露して広めていきたい」と話している。


障害者手作り品 勝央SAで即売

2009年09月13日 00時50分34秒 | 障害者の自立
■ストラップ・備前焼…「心温まる」と好評/高速道で全国初


 勝央町福吉の中国道・勝央サービスエリア(SA)上り線に6日、県内の障害者が作業所などで手作りした木工製品や備前焼などの手工芸品を展示即売するコーナーがお目見えした。西日本高速道路サービス・ホールディングス岡山支店は、全国の高速道路のSAで初の試みだとしている。(赤木基宏) 


 コーナーの名称は「ウェルフェアショップ きんたろう」。金太郎(坂田金時)が勝央町で没したとの説があるのにちなんだ。SA休憩所内の壁に棚を設け、県内17施設で生産された数十種の手工芸品を陳列、販売している。


 売れ行き好調なのは、携帯電話ストラップ各種(150~300円程度)、動物をかたどった飾り付きのマグネットクリップ(250円)、木工おもちゃ(500円程度)、備前焼マグカップ(800円)など。いずれも手作り特有の素朴な味わいがある。ほかに、吹きガラスのグラス、木工ペーパータオル立て、布製バッグ、木竹炭、粉せっけんなどもある。


 勝央SAのインフォメーション担当者が販売を担うため、営業時間は午前9時から午後5時まで。年中無休。同SAには一般道からも入場可能。


 西日本高速道路グループが社会貢献策として、自立を目指す心身障害者らの作品の販売促進を手がける県セルプセンター(岡山市)と提携した。同センターは「障害者がこつこつ手作りした品です。『心が温まる』という感想が寄せられ、うれしい限り」と話している。商品の問い合わせは同センター(086・222・0300、土、日、月曜と祝日休み)へ。いずれも手作り品のため、品切れの場合もあるという。


知的障害者のプロバンド公演、佐賀で

2009年09月13日 00時48分17秒 | 障害者の自立



 知的障害者のプロバンド「JOY倶楽部ミュージックアンサンブル」=写真=が18日午後7時から、佐賀市城内1丁目の県立美術館ホールでコンサートを開く。佐賀市では初の自主企画公演。のびのびとした音楽本来の楽しさがあふれる演奏を届けようと、19歳から38歳のメンバー27人がステージに立つ。


 バンドは、障害のある若者たちが好きな音楽を仕事にして自立を目指そうと、93年に旗揚げした。福岡市の知的障害者通所授産施設「JOY倶楽部プラザ」を拠点に活動を続けている。


 メンバーは一人ひとりの個性に合わせ、ウインドシンセサイザーやマリンバ、パーカッションなどを担当。レパートリーは約60曲。年間50回ほどの公演をこなし、これまでに3枚のCDを発表している。イラストレーターの黒田征太郎さんとライブ・ペインティングで共演。00年には台湾で、09年2月には韓国・釜山で公演した。


 佐賀公演では、ジャズ・トランペット奏者の近藤等則さんが作曲したバンドのオリジナル曲「夢の中の散歩」「友情」、韓国公演でも披露した「冬のソナタ」のテーマ曲など計曲を演奏予定。入場料は前売り大人2千円、高校生以下と障害者手帳を持っている人は1500円(当日はいずれも300円増し)、座席の必要のない未就学児は無料。問い合わせはJOY倶楽部プラザ(092・504・9371)へ。

1千人が参加し「県障害者スポーツ大会」/丸亀

2009年09月13日 00時46分57秒 | 障害者の自立
 香川県内の障害者が体力や技術を競う「県障害者スポーツ大会」(同大会実行委主催)が12日、香川県丸亀市金倉町の県立丸亀競技場であった。知的、身体的障害のある13歳から90歳まで約1千人が集う祭典。雨に見舞われるあいにくの天候だったが、参加者は汗をかきながら、思う存分競技を楽しんだ。

 同大会は障害者が競技を通じて心身両面の力を伸ばすとともに、自立と社会参加を促そうと2000年から毎年開催しており、今年が10回目。今回は「広がる夢 未来へチャレンジ」がスローガン。障害者だけでなく寒川高、丸亀東中の生徒ら、12団体約300人のボランティアも大会をサポート。会場周辺でバザーが開かれるなど、互いの交流を深めた。

 県ふじみ園の福家雅雄さん、県立盲学校の熊野三咲さんが選手宣誓を行い、県警音楽隊のドリル演奏で開会。50メートル走や100メートル走のほか、車いすで障害物をクリアしながらスピードを競う「スラローム」、フリスビーを飛ばして飛距離を争う「フライングディスク」(ディスタンス)などを行った。

 参加者は号砲とともに一斉に駆け出すなど、自身の力を精いっぱい発揮してプレー。続々とゴールする姿に、観客から大きな拍手が寄せられた。

 雨が激しくなったため、午後の日程は中止。18種目のうち、11種目を実施した。