ゴエモンのつぶやき

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書籍への平等なアクセスを求める団体が「Google Books」に支持を表明

2009年09月05日 00時29分54秒 | 障害者の自立
 「Google Books」をめぐってGoogleが提案した和解案に関する議論の大半は、著作権法と競争の問題が中心になっている。しかし米国時間9月3日、書籍への平等なアクセスを求める団体が意見を表明した。


 Google Booksのスキャンプロジェクトに賛成する市民的権利の連合や障害者団体が3日に記者会見を行い、Googleが著者や出版社と意見を調整して新たな種類のデジタル図書館を創設できれば知識へのアクセスが大きく改善されることから、一致して支持を表明した。こうした団体が危惧するのは、これまで学費の高い大学や資金力のあるコミュニティーの図書館にしまい込まれていた情報へのデジタルアクセスを獲得できるまたとない機会が、一部の著者やプライバシー擁護論者による和解案への反対によって打ち砕かれるのではないかということだ。


 著作権保有者から明確な許可を得ずに絶版書籍をスキャンしたとして、Googleは2005年に提訴された。2008年10月に和解案が提出され、企業や組織はここへきてそれぞれ和解案への態度を明らかにしつつある。ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所が祝日のある週末にサーバメンテナンスが予定されていることに直前で気付いたため、意見提出の締め切りは8日まで延長されたが、著者が和解案を拒否するかどうかの締め切り日は4日のままだ。


 和解案に異論を唱える人々はたいてい、これまでの半年間に強く反対意見を表明してきているだろうが、Google側は、もし和解案が承認されれば金銭面以外のところで大きな利益を得られる人々の団体の意見をとりまとめた。


 例えば、視覚障害者は米国議会図書館の運営する特殊な図書館を利用できる。1931年に設立されたこの図書館は、出版された書籍の内容を視覚に障害があっても理解できる形式に変換しているが、収蔵点数は7万点にすぎない、と全米視覚障害者連合(NFB)のPR部門ディレクターを務めるChris Danielsen氏は語った。2009年10月に和解案が承認されれば、「印刷物を読み取ることへの障害」を持つ人々が「数多くの書籍にアクセスできる人類史上かつてない機会」になると同氏は述べている。


 ハワード大学教授のLateef Mtima氏は和解案を支持しており、書籍へのアクセスが拡大することの可能性を示す例として、1960年代にハーレム地区で育ち、その後科学と数学に才能のある生徒を集めて特別な教育を行うスタイブサント高校に転校した自らの経験を紹介した。スタイブサント高校の同級生は英語の授業ですでに多くの文献に触れていたため、Mtima氏はよほど頑張らなければ追いつけないと気づかされたという。


 文献や教科書にデジタルアクセスを提供するには、全ての学校の図書館にパソコンを備えるだけでよく、書籍を購入して管理することに資金を費やす必要はなくなる、と一部の支持者は論じている。国内の貧困地域にある多くのコミュニティーには豊かなコミュニティーにあるような充実した図書館を維持する財源がなく、こうしたコミュニティーの生徒たちは学習が困難になっている、と市民権に関するリーダーシップ会議のWade Henderson氏は述べた。(

世界障害者絵画展(北海道)

2009年09月05日 00時28分10秒 | 障害者の自立
体のハンディを乗り越え口や足で描いた作品を展示する「世界障害者絵画展」が札幌で始まりました。

『私の故郷』と名づけられたこの作品は生まれつき両手がないポーランドの画家が口と足でかいた油絵です。世界障害者絵画展は、障害者の自立を助け、理解を深めようと1992年から開かれているもので、札幌では4年ぶりの開催です。会場には日本のほかオーストリアやイギリス、イタリアなど19か国から手が不自由な障害者が口や足で書いた絵画が集められ展示されています。
作品はいずれも細やかな筆使いの力作揃いです。この絵画展は6日まで札幌市厚別区のサンピアザで開かれています。

ロールケーキで障害者雇用支援 学生らネット販売

2009年09月05日 00時26分29秒 | 障害者の自立
 障害者施設の運営を支援し、障害者の雇用を進める「マキコムプロジェクト」が、社会起業家、就労移行支援事業者、学生などさまざまな人たちの協力で進められている。同プロジェクトの第1弾である「ソーシャルロールプロジェクト」が1日から、本格的にスタートした。

 「ソーシャルロールプロジェクト」を企画したのは、大阪市内で編集やウェブ制作などを手掛ける「チュラキューブ」(北区西天満3丁目)。豊中市で就労移行支援事業を営む「ときヨシエンタープライズ」(服部元町2丁目)とともに、障害者が作るロールケーキの製造販売を事業化。1日から、ロイヤルミルクティー味のロールケーキ「きずなロール」のインターネット販売を開始した。

 ときヨシエンタープライズでは、生産活動の一つとして菓子パンの製造販売を行っていたが、利益率が低く、作業工程が多かったため、本来の目的である就労支援以外の仕事に職員の時間をとられることが多かった。

 商品を菓子パンからロールケーキに変えることで、作業工程を減らし、付加価値を高めて利益率の向上を図る。管理者の鹿島美和さんは「(チュラキューブによるネット販売や販路開拓で)これまで手売りしていた時間を就労支援に充てることができる」と期待している。

 「きずなロール」は卵や生クリーム、紅茶などの材料を産地や製法、販売法などで厳選しており、価格は1本1200円。

 今回のプロジェクトでは、チュラキューブでインターンシップに取り組んでいた龍谷大3年の4人が企業への広報活動を担当。同社の中川悠社長が「とても新鮮に感じた」という手作りのニュースリリースや説明用資料で、企業や行政などにプロジェクトの内容や意義を丁寧に伝えた。

 広報活動を体験したのは社会学部コミュニティマネジメント学科の本位田佳奈さん、谷川卓也さん、藤原千加さん、塚本育恵さんの4人で、「自分で答えを探すことに頭を使った」などと、貴重な体験を今後に生かしていく。

 「きずなロール」の購入は同プロジェクトのホームページ(http://www.chura-cube.com/social-roll-project/)へ。