福祉の向上に尽くした個人、団体を顕彰する第39回毎日社会福祉顕彰(毎日新聞社会事業団主催、厚生労働省、全国社会福祉協議会後援)が14日発表され、浜田市金城町の社会福祉法人「いわみ福祉会」(室崎富恵理事長)が選ばれた=1面参照。毎年3件を選ぶ顕彰で、今年は23件の推薦候補の中から選ばれた。県内の個人、団体顕彰は、23年ぶり3回目の快挙。
いわみ福祉会は1974(昭和49)年に知的障害者更生施設「桑の木園」を開園し、三十数年前から石見神楽関連の製作に取り組む。「伝統芸能の保存、継承を担うとともに、障害者らの自立、支援に生かしたい」との思いからだった。
室崎理事長の娘さんは、1歳7カ月で受けた種痘のため脳炎を患った。室崎さんはその時初めて、障害を持つ親の悩みを実感し、それが73年の会発足につながった。桑の木園を開いた後は、社会自立支援訓練施設「桑の実工房」を開所し、神楽の玩具面などの自主生産を開始。現在は宿泊型温泉施設や喫茶店、神楽ショップも運営し、地域住民の雇用に貢献している。
室崎さんは「障害者がいかに幸せに、普通に暮らせるか」を常に追求し、更生・通所施設のほか、グループホームやケアホームも市内各地に開設。「将来は職業リハビリセンターや知的障害者の老人ホーム、観光牧場や観光農園も造りたい」と意気込む
いわみ福祉会は1974(昭和49)年に知的障害者更生施設「桑の木園」を開園し、三十数年前から石見神楽関連の製作に取り組む。「伝統芸能の保存、継承を担うとともに、障害者らの自立、支援に生かしたい」との思いからだった。
室崎理事長の娘さんは、1歳7カ月で受けた種痘のため脳炎を患った。室崎さんはその時初めて、障害を持つ親の悩みを実感し、それが73年の会発足につながった。桑の木園を開いた後は、社会自立支援訓練施設「桑の実工房」を開所し、神楽の玩具面などの自主生産を開始。現在は宿泊型温泉施設や喫茶店、神楽ショップも運営し、地域住民の雇用に貢献している。
室崎さんは「障害者がいかに幸せに、普通に暮らせるか」を常に追求し、更生・通所施設のほか、グループホームやケアホームも市内各地に開設。「将来は職業リハビリセンターや知的障害者の老人ホーム、観光牧場や観光農園も造りたい」と意気込む