甲斐市の会社員大久保邦彦さん(31)が、3日から10日まで、トルコで開かれる視覚障害者を対象にした国際スポーツ大会の5人制サッカー(弱視フットサル)の日本代表に選出された。中学生のころから視野が狭くなる症状がある大久保さんは「視覚障害者が希望を持てるようなプレーをしたい」と、国際舞台へのデビューへ向けて練習に励んでいる。
小学校からサッカーを始めた大久保さんは、中学時代に医師から「網膜色素変性症」と診断された。視野が狭まり、暗所で物が見えにくくなるといい、現在は視界が「健常者が筒をのぞき込んだような状態」(大久保さん)。
視力は一定程度保たれているため、高校卒業後は一般社会人チームや同級生を中心に立ち上げたフットサルチームに所属してプレーを継続。一方で、数年前に弱視者を対象にしたフットサルがあることを知り、新たに都内のチームに参加するなどしてきた。
日本障害者スポーツ協会によると、大久保さんが出場する国際スポーツ大会は、国際視覚障害者スポーツ連盟(IBSA)が主催。おおむね4年に1度開かれていて、ブラジルで行われた前回大会には、陸上や柔道、水泳などの種目に63カ国計約1600人が参加した。
5人制サッカーは全盲者を対象にした「B1」と弱視者らを対象にした「B2/B3」に分けられる。大久保さんは日本が初めて参加する「B2/B3」の代表として選考会に参加し、計10人の選手に選抜された。3月5、6の両日には都内で代表チームの練習と壮行試合に参加した。
大久保さんは「ブラインドサッカーや弱視フットサルなど、視覚障害者もサッカーを続けることができるということを知ってほしい。国際大会でプレーすることで少しでも競技人口の拡大につながってくれたらうれしい」と話している。
47NEWS
小学校からサッカーを始めた大久保さんは、中学時代に医師から「網膜色素変性症」と診断された。視野が狭まり、暗所で物が見えにくくなるといい、現在は視界が「健常者が筒をのぞき込んだような状態」(大久保さん)。
視力は一定程度保たれているため、高校卒業後は一般社会人チームや同級生を中心に立ち上げたフットサルチームに所属してプレーを継続。一方で、数年前に弱視者を対象にしたフットサルがあることを知り、新たに都内のチームに参加するなどしてきた。
日本障害者スポーツ協会によると、大久保さんが出場する国際スポーツ大会は、国際視覚障害者スポーツ連盟(IBSA)が主催。おおむね4年に1度開かれていて、ブラジルで行われた前回大会には、陸上や柔道、水泳などの種目に63カ国計約1600人が参加した。
5人制サッカーは全盲者を対象にした「B1」と弱視者らを対象にした「B2/B3」に分けられる。大久保さんは日本が初めて参加する「B2/B3」の代表として選考会に参加し、計10人の選手に選抜された。3月5、6の両日には都内で代表チームの練習と壮行試合に参加した。
大久保さんは「ブラインドサッカーや弱視フットサルなど、視覚障害者もサッカーを続けることができるということを知ってほしい。国際大会でプレーすることで少しでも競技人口の拡大につながってくれたらうれしい」と話している。
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