ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

「くすのきうどん」おいしいよ

2011年05月08日 01時16分33秒 | 障害者の自立
 障害者施設「池田市立くすのき学園」(大阪府池田市五月丘)の利用者が手打ちしたうどんが新考案商品として同市内のレストランのメニューに並び、話題を呼んでいる。

 販売されているのは、同市城南の市立池田病院3階のレストランひらり。くすのき学園では5年前から利用者が小麦粉と塩、水のみで作る手打ちうどんを自主製品に、うどん店を運営しており、これを知った同市の倉田薫市長がレストランを経営する正弁丹吾グループの平川千人社長に協力を打診。昨年末から同グループとくすのき学園で新メニューづくりを進めていた。

 両者のコラボレーションでできたうどんは、特製だしと牛肉に海老天、玉子、わかめ入りの「くすのきうどん」。値段は700円。売上げの一部は市の障害福祉に役立てられる。

 知名度不足で売れ行きの方は今後の課題だが、味はなかなかの評判。平川社長は「うま味がじっくりとしみ込んだおいしいうどんができました」とアピールする。同学園の瀬川輝代園長は「初めての試みですが、大勢の人に食べに来てもらいたい」と話している。

産経関西

盲導犬アロマの引退式

2011年05月08日 01時14分57秒 | 障害者の自立
 嬉野市嬉野町の視覚障害者、岸川美好さん(63)を約8年半にわたって支えてきた盲導犬「アロマ」(ラブラドールレトリバー、雌、10歳)が、16日で引退する。岸川さんは、「これまでよく頑張ってくれたので、早めにゆっくりさせてあげたい」と感謝している。

 アロマは、九州盲導犬協会(福岡市)を通じて、2002年12月に岸川さんのパートナーとなった。最初から、外出時の道案内で高い能力を発揮したという。ただ、一緒の入店や宿泊を断られることもあったため、岸川さんは03年6月から約2か月かけて、妻の洋子さん(62)、アロマと全国をワゴン車で行脚。各地の知事らと会って「身体障害者補助犬法」への理解と支援を求めた。また、盲導犬育成支援の募金活動や、盲導犬にふれあう学習会にも積極的に取り組んだ。集まった募金は、協会を通じて盲導犬9頭の誕生につながり、学習会の開催は県内外で100か所以上に及ぶという。

 アロマは、人間で言えば60歳代で、あと1年くらいは活躍できる年齢だが、岸川さんは「本来の仕事のほかに、募金や学習会でも頑張ってくれた。一緒にいると、ずっと仕事をさせてしまう」と考え、別れを決意した。引退後のアロマは、生後しばらく育てられた鹿児島市の家庭で、普通のペットの犬と同じように飼われて余生を送るという。

 16日に嬉野小で関係者が集まってアロマの引退式を開き、ハーネス(胴輪)を外すなどする。岸川さんは「別れはつらいが、娘を嫁に出すような気持ちで見送りたい」と語る。


岸川さんと盲導犬を引退する「アロマ」

(2011年5月7日 読売新聞)

仮設住宅入居進まず 「団体、10世帯以上」が壁 仙台

2011年05月08日 01時08分28秒 | 障害者の自立
 仙台市は9日、応急仮設住宅の2次募集を開始する。4月中旬の1次募集で入居が決まったのは6日現在、180世帯余りで、提供された1520戸の約1割にとどまった。プレハブ住宅への申し込みを10世帯以上の団体に限った弊害が出たほか、民間賃貸住宅で高齢者や障害者のいる世帯が家主から断られたケースもあり、市は応募要件を大幅に見直した。

 2次募集で提供する仮設住宅は、17カ所に整備する新規プレハブ住宅1270戸、あすと長町プレハブ住宅208戸、公務員住宅・民間社宅459戸の計1937戸。
 市は、(1)団体申し込みの要件を5世帯以上に引き下げる(2)新規プレハブの一部に高齢者、障害者の優先枠(世帯単独入居)を設ける(3)あすと長町のプレハブも世帯単独申請を受け付ける―と条件を変更した。
 市によると、1次募集のうち、プレハブ233戸を建てたあすと長町地区で入居が決定したのは25世帯だけ。市営住宅や民間社宅を含めても84世帯にとどまった。
 あすと長町のプレハブに移り住んだ宮城野区の男性(57)が「同じ地区の住民とはいえ、10世帯をまとめるのに一苦労した」と話すように、団体要件が入居の足かせになり、津波の被害を受けた東部沿岸地域から遠い立地環境も敬遠される要因となった。
 被災地に近い宮城野、若林両区内に整備される物件が対象の2次募集は比較的、競争率が高まると予想される。
 一方、世帯単独で申し込む民間賃貸住宅については1136件の応募があったものの、入居が決まったのは約100件。障害者がいる世帯、一人暮らしの高齢者が家主に断られた例もあり、需給調整が難航している。
 市保険年金課は「コミュニティーを維持し、孤独死をなくすためにも団体申し込みを原則としたが、入居希望者の要望を聞き、募集要件を変更した」としている。

2011年05月07日土曜日

河北新報

授業文字化携帯へ送信 同大

2011年05月08日 01時06分01秒 | 障害者の自立
被災地の聴覚障害学生支援

 東日本大震災で被災した聴覚障害のある学生の手助けをしようと、同志社大の学生が6日、上京区の同大室町キャンパスで、宮城教育大(仙台市)の授業内容を携帯電話を介してパソコンで文字化し、聴覚障害者に伝える「パソコン通訳」を行った。

 聴覚障害のある学生を支援する全国の大学・機関でつくる日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワークが協力を呼びかけ、連携大学の一つとして同志社大が応じた。

 この日、宮城教育大で行われた講義で、同志社大の学生が携帯電話を利用して、教員の話す言葉を聞き取り、瞬時にパソコン入力して文字化。約600キロ離れた宮城教育大にいる聴覚障害のある学生2人は、手元の多機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)」で、教員が話す内容を確認した。

 同志社大は今後も宮城教育大への支援を継続する予定。通訳を担当した文学部4年、大伴風香さん(21)は「教室や教材が見えないので少し不安に思ったが、パソコンで遠くの大学とつながれ、京都にいながらできることがあると実感できた。これからも続けたい」と話していた。

(2011年5月7日 読売新聞)

大洋作業所木工部にレーザー加工機

2011年05月08日 01時04分04秒 | 障害者の自立
 美浜町和田にある社会福祉法人太陽福祉会の太陽作業所は、今年度から生活介護と就労継続支援B型の多機能事業所として新たなスタートを切った。昨年度の施設増改築により、障害の重い利用者らの作業環境は向上したが、仕事量は以前と変わらず、利用者に支払われる工賃も県全体の平均額に追いついていないのが現状。作業所の木工部門はレーザー加工機を導入し、新商品の開発・販売に力を入れている。
 就労継続支援と生活介護の両事業は、障害者自立支援法のサービスで、昨年度まで障害者通所授産施設だった太陽作業所も本年度から移行した。就労継続支援B型事業では、企業の雇用契約に基づく就労が困難な障害者に対し、就労や生産活動を提供。太陽作業所はこのB型事業に10人の利用者が登録、子ども向けのパズルやプランター、鍋敷きなどの木工製品づくり、御坊市の大洋化学から請け負っている粗供養品の箱詰め作業などを行っている。
 木工部にはこのほど、待望のレーザー加工機が導入され、プランターや鍋敷き、キーホルダー、コースターなど従来の製品に文字やデザインを自由に入れることができるようになった。自宅の表札、ゴルフバッグにつける名札、車のナンバーが入ったキーホルダーなどが人気で、秋祭りには若中の名前が入った喧嘩札、飲食店の名前が入ったコースターなども1個から注文を受け付けている。
 22日の全国植樹祭では、太陽作業所で作られた植樹祭のロゴ入りミニプランターなどが展示販売される予定。木工部の職員は「今後はトロフィーやガラスコップなどのレーザー加工もできるようにしていきます。個人でも団体でも、多少にかかわらず作らせていただきますので、気軽にご相談ください」と話している。
 生活介護事業には42人の利用者登録があり、従来からの下請け作業の軍足の返し、ゴムパッキンのバリとり、農家の花の仕分けなどを行っている。B型、生活介護ともに利用者の仕事の内容は4月以降もほとんど変わらず、現在は新たな仕事の開拓を進めるとともに、より効率的なカリキュラムづくりなどを推進。中橋彦也所長は「利用者に支払う工賃も県平均(月額1万4000円)に届かず、仕事量も十分ではないなか、地域生活を保障するため少しでも工賃を上げられるよう、単価が高く、量も多い仕事をいただければありがたい」と話している。仕事の発注等の問い合わせは太陽作業所℡4885、御坊・日高地域活動支援センター℡7086。木工製品に関する問い合わせは作業所木工部℡4885まで。

日高新報