ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

震災補正予算23億円

2011年05月22日 02時07分44秒 | 障害者の自立
県会可決 58年ぶり5月補正

 県議会臨時会が20日開かれ、2011年度一般会計補正予算案を可決した。総額23億5900万円で、東日本大震災などに対応する経費のうち、緊急性が高いものを計上した。また正副議長がそれぞれ自民党会派の「自民改革会議」から選出された。昨年5月の臨時会で、1955年の自民党結党以来初めて、正副議長ポストの独占が崩れた自民党会派だったが、1年で取り戻した。民主系会派「民主党・ふじのくに県議団」を支持基盤とする川勝知事にとって、厳しい議会運営が始まりそうだ。

 5月に補正予算を組むのは58年ぶりで、補正後の一般会計総額は1兆1347億円となる。新議長には植田徹氏(61)(自民改革会議、富士市)、新副議長には鈴木洋佑氏(67)(同、浜松市西区)がそれぞれ投票で選出された。

 昨年、自民党会派の分裂や、自民議員の造反により初めて副議長ポストを獲得した「民主党・ふじのくに県議団」。4月の県議選で自民改革会議に過半数を占められた今回も「副議長は第二会派から出すべきだ」として、副議長には同県議団の三ッ谷金秋氏(磐田市)に投票した。しかし、総投票数69に対し、鈴木氏37票、三ッ谷氏20票と、ほぼ会派の人数通りの投票結果となった。

◆被災者受け入れ2350万円を計上  

 県は、東日本大震災で避難が必要なお年寄りや障害者とその家族ら約1400人を県内の病院や障害者施設に受け入れる態勢を整えており、5月補正予算案に無料バスで迎えに行く費用などとして、2350万円を盛り込んだ。

 厚労省は3月18日、被災地から障害者や高齢者、入院患者ら援護が必要な人たちが避難してくる可能性があるため、都道府県や政令市に対し、受け入れ可能な施設を調べるよう通知した。これを受け、県は受け入れ準備を進め、バスで迎えに行く予算措置を講じることにした。

 5月補正予算案に盛り込んだのは、保護が必要な児童や母子、高齢者とその家族、入院患者ら計1403人分の移送費用など。

◆川勝県政へのチェック強化 植田議長

 正副議長に就任した植田徹氏と鈴木洋佑氏は20日、記者会見し、植田氏は「議会は知事当局と車の両輪。予算、条例を決めるのは議会、執行する代表者が知事だ。その方向で議会運営を図りたい」と述べ、川勝県政へのチェック機能を強化していく考えを強調した。鈴木氏は「県民の多様な声を聞くため、議会改革は必要であり、積極的に取り組んでいく」と、議会改革への意気込みを語った。

(2011年5月21日 読売新聞)

県教委:身体障害者に初採用枠、自力通勤できる人 公立校教員、来年度募集 /福井

2011年05月22日 02時03分41秒 | 障害者の自立
 県教委は20日、12年度の公立学校教員の募集要項を発表し、特別選考として身体障害者の採用枠(若干名)を初めて設けることを明らかにした。

 県教委の障害者雇用率は1・52%で法定雇用率(2・0%)を下回っている。ただし身体障害者手帳(1~6級)を持ち、自力で通勤ができ、介助者なしに仕事が可能な人としており、試験内容は他の受験者と同じ。県教委は「枠を設けることで、あきらめていた人にも門戸を開くことができる」としている。

 12年度の募集要項によると、全体の採用予定は教諭約180人、養護教諭約10人。退職者の増加や35人学級への対応などで、教諭は今年度の採用実績(155人)より増やした。願書受付は今月30日~6月10日。募集要項は県庁のほか、嶺南振興局などでも配布する。

毎日新聞 2011年5月21日 地方版

「私たちのブランド」かばん

2011年05月22日 01時57分50秒 | 障害者の自立

 様々な障害を抱えた人たちの通う、三原市宮浦の小規模作業所「ピアノピアノ」(阿部真理子代表)が、開所から10年目を迎えたのを期に、かばんのブランド「sacco(サッコ)」を創設した。帆布製の手提げかばんに利用者が1針ずつ刺しゅうやスパンコールの飾りなどを施したものを1万円前後で販売し、好評という。阿部さんは「職人として対価を得ることが、利用者の生きがいにつながる」と手応えを感じている。(長野祐気)

 ピアノピアノは2002年4月、障害者らの活動スペースとして開所。知的障害者や、筋肉の萎縮する難病で肢体が不自由な人など15人が通う。遊びや居場所作りの一環で絵画や織物、マフラーなどの手芸品の制作を取り入れ、几帳面すぎたり、こだわりが強すぎたりする、利用者の特徴を生かして指導してきた。

 作品は所内の企画展やバザー、福祉イベントで販売していたが、価値が正当に評価されないというもどかしさがあり、ブランド品としての販売を企画した。消費者が手に取りやすいかばんを売り出すことを決め、10年初め頃から準備。11月、イタリア語で「袋」を意味する「sacco」をブランド名とすることにした。

 12月、同市本郷町善入寺、「広島エアポートホテル」にロビーでの委託販売を引き受けてもらい、本格的な販売を始めた。

 筋ジストロフィーや脳性マヒの人もおり、長時間の作業が難しかったり、一つの作業に時間がかかったりするため、1個が出来上がるまでに1か月から数か月かかる。発売に備えてほぼ1年がかりで準備した10個を並べ、作家の経歴や説明を記したパネルと共に展示したところ、今年3月末までに完売した。

 4月以降は、自閉症と知的障害を抱える平本豊さん(21)の制作した10個を置いた。英国の古布を使ったかばんに色とりどりのビーズやスパンコールを縫いつけ、陰影を浮き立たせた優しい色合いが印象的で、これまでに3個が売れた。同ホテル営業企画チーフ片本勇一朗さんは「温かみが伝わるのか、作品を手に取る人は多い」と話す。

 阿部さんは、「長い時間かけて制作した一点物ばかり。多くの人に愛してもらいたい」と願っている。問い合わせはピアノピアノ(0848・67・1528)。


ロビーで販売されている平本さんのカバン(三原市本郷町のエアポートホテルで)

(2011年5月21日 読売新聞)




「私たちのブランド」かばん

2011年05月22日 01時57分50秒 | 障害者の自立

 様々な障害を抱えた人たちの通う、三原市宮浦の小規模作業所「ピアノピアノ」(阿部真理子代表)が、開所から10年目を迎えたのを期に、かばんのブランド「sacco(サッコ)」を創設した。帆布製の手提げかばんに利用者が1針ずつ刺しゅうやスパンコールの飾りなどを施したものを1万円前後で販売し、好評という。阿部さんは「職人として対価を得ることが、利用者の生きがいにつながる」と手応えを感じている。(長野祐気)

 ピアノピアノは2002年4月、障害者らの活動スペースとして開所。知的障害者や、筋肉の萎縮する難病で肢体が不自由な人など15人が通う。遊びや居場所作りの一環で絵画や織物、マフラーなどの手芸品の制作を取り入れ、几帳面すぎたり、こだわりが強すぎたりする、利用者の特徴を生かして指導してきた。

 作品は所内の企画展やバザー、福祉イベントで販売していたが、価値が正当に評価されないというもどかしさがあり、ブランド品としての販売を企画した。消費者が手に取りやすいかばんを売り出すことを決め、10年初め頃から準備。11月、イタリア語で「袋」を意味する「sacco」をブランド名とすることにした。

 12月、同市本郷町善入寺、「広島エアポートホテル」にロビーでの委託販売を引き受けてもらい、本格的な販売を始めた。

 筋ジストロフィーや脳性マヒの人もおり、長時間の作業が難しかったり、一つの作業に時間がかかったりするため、1個が出来上がるまでに1か月から数か月かかる。発売に備えてほぼ1年がかりで準備した10個を並べ、作家の経歴や説明を記したパネルと共に展示したところ、今年3月末までに完売した。

 4月以降は、自閉症と知的障害を抱える平本豊さん(21)の制作した10個を置いた。英国の古布を使ったかばんに色とりどりのビーズやスパンコールを縫いつけ、陰影を浮き立たせた優しい色合いが印象的で、これまでに3個が売れた。同ホテル営業企画チーフ片本勇一朗さんは「温かみが伝わるのか、作品を手に取る人は多い」と話す。

 阿部さんは、「長い時間かけて制作した一点物ばかり。多くの人に愛してもらいたい」と願っている。問い合わせはピアノピアノ(0848・67・1528)。


ロビーで販売されている平本さんのカバン(三原市本郷町のエアポートホテルで)

(2011年5月21日 読売新聞)




四肢まひ 絵筆で乗り越え 宇都宮の小川さん 交通事故障害者展に出品

2011年05月22日 01時50分38秒 | 障害者の自立

 交通事故で四肢まひになった宇都宮市道場宿町の小川系治さん(59)が、六月に県庁で開かれる交通事故障害者の作品展に水彩画を出品する。十年間のリハビリを経て絵が描けるまでになった小川さんは「大きな壁も、心を強く持てば乗り越えられる。そんなメッセージを感じてもらえば」とほほ笑む。 (小倉貞俊)


 小川さんは会社勤めをしていた一九八九年、事故で頸椎(けいつい)を損傷。絶望の中、医師から「車いすに座るのも負担が大きく、施設で生活するしかない」と告げられた。だが「家族と自宅で暮らしたい」との一念から、専門病院で一年にわたる厳しいリハビリに挑み、自宅療養を許された。妻明江さん(67)や長男健さん(33)の献身的な介護もあり、現在は電動車いすで生活している。


 絵を始めたのは十一年前。テレビの絵手紙講座を見て「絵が描ければ充実感を得られるかも」と思ったのがきっかけだった。描く対象は庭や河原の花々。自宅近くの河原を通った時、事故前には目に入ることすらなかった野草や花の美しさに驚き、「踏まれても、曲がったまま上を向いて育つ。自分に似ている」と親しみを持った。


 絵筆は補助器具で固定した手に持ち、わずかに動く肩と肘を使って操る。一枚仕上げるのに数日かかるが、「できた時の達成感が生きる喜びになる」という。「心はいつも自由です」「悲しみを知ったぶんやさしく、苦しみをしったぶん強く」…。家族らへの感謝を込めた詩を添え、これまでに数百枚仕上げた。


 作品展は、交通事故で後遺症を負った人に介護料を支給する「自動車事故対策機構栃木支所」の主催。六月四~十三日、県庁十五階ロビーで小川さんら六人の絵画や書道、写真など約五十点を展示する。


作品と一緒に笑顔を見せる小川さん(中)と妻明江さん(右)、長男健さん=宇都宮市の自宅で

東京新聞