障害者の音楽グループ「あひる艦隊」(進藤俊通代表)が6月5日、「第9回ふれあいジョイントコンサート」を千葉市中央区の市ハーモニープラザで開く。音楽を通じて障害がある人とない人が心をつなぎ合える仲間づくりを目指すイベントだ。本番に向けた準備作業が大詰めを迎え、ボランティアとして加わった高校生や専門学校生、大学生ら若い世代が一役買っている。
「歩みはアヒルのようにたどたどしくても、一人一人の力を出し合い、夢を広げてみよう」。1980年に市内で開かれた「わたぼうしコンサート」の参加者が中心となって同グループが結成され、障害者の社会参加に向けた活動を続けている。
「あひる艦隊」のメンバーによる楽器演奏、ユニークダンス、サウンド紙芝居のほか、目の不自由な人による編み物や卓球の実演、盲導犬、マッサージの体験コーナーなどがある。中でも障害者の心情を木の葉に託して訴えるのが、ミュージカル「葉っぱ」。自らの病気体験などを基にした進藤さんによるオリジナル作品だ。
「大丈夫、頑張ろう。仲間とともに大きな木になろう……木には葉っぱが必要なように、手を差し伸べ、助け合い、ほほ笑み合えることを♪」
シナリオや振り付け、ダンスを充実させ、昨年に続き桜林高校ボランティア部の有志6人が舞台に立つ。同校2年で部長の伊原大祐君(17)は「複雑な動きが増えたので間違えないようにしたい。みんなと楽しくできればいい。障害者と健常者を分けるのではなく、普通に接してほしい」と練習に励んでいた。
午後1時開演。入場無料。問い合わせは進藤さん、電話043(263)2403。
作ミュージカル「葉っぱ」の上演に向けて練習に励む桜林高ボランティア部有志=15日、千葉市稲毛区の県障害者スポーツ・レクリエーションセンター体育館
千葉日報
「歩みはアヒルのようにたどたどしくても、一人一人の力を出し合い、夢を広げてみよう」。1980年に市内で開かれた「わたぼうしコンサート」の参加者が中心となって同グループが結成され、障害者の社会参加に向けた活動を続けている。
「あひる艦隊」のメンバーによる楽器演奏、ユニークダンス、サウンド紙芝居のほか、目の不自由な人による編み物や卓球の実演、盲導犬、マッサージの体験コーナーなどがある。中でも障害者の心情を木の葉に託して訴えるのが、ミュージカル「葉っぱ」。自らの病気体験などを基にした進藤さんによるオリジナル作品だ。
「大丈夫、頑張ろう。仲間とともに大きな木になろう……木には葉っぱが必要なように、手を差し伸べ、助け合い、ほほ笑み合えることを♪」
シナリオや振り付け、ダンスを充実させ、昨年に続き桜林高校ボランティア部の有志6人が舞台に立つ。同校2年で部長の伊原大祐君(17)は「複雑な動きが増えたので間違えないようにしたい。みんなと楽しくできればいい。障害者と健常者を分けるのではなく、普通に接してほしい」と練習に励んでいた。
午後1時開演。入場無料。問い合わせは進藤さん、電話043(263)2403。
作ミュージカル「葉っぱ」の上演に向けて練習に励む桜林高ボランティア部有志=15日、千葉市稲毛区の県障害者スポーツ・レクリエーションセンター体育館
千葉日報