高齢者や障害者の安全で安心な社会づくりを研究する「兵庫県立福祉のまちづくり研究所」(神戸市西区曙町)の研究成果発表会が20日、研究所で開催された。8人が課題研究の成果を発表。障害者団体や企業、教育関係者ら約40人が聴き入った。
「高齢者・障害者の災害避難について」と題した発表では、石川星児主任研究員(49)が災害時の支援のあり方について報告。自治会や地元消防団といった自主防災組織にアンケートを実施し、「防災組織は救命活動などに主眼を置き、避難所の障害者への支援意識が低い」との結果をまとめた。その上で「小中学校などの避難所に障害者らが利用できる一画を設けることを検討すべき」と助言した。
また、車いす利用者の火災発生時のエレベーター活用について報告した天野圭子研究員(30)は「実験を通して、エレベーターを使った避難の可能性を探った。これまで避難困難だった車いす利用者を確実に避難させる方法を考えたい」と話した。
神戸新聞
「高齢者・障害者の災害避難について」と題した発表では、石川星児主任研究員(49)が災害時の支援のあり方について報告。自治会や地元消防団といった自主防災組織にアンケートを実施し、「防災組織は救命活動などに主眼を置き、避難所の障害者への支援意識が低い」との結果をまとめた。その上で「小中学校などの避難所に障害者らが利用できる一画を設けることを検討すべき」と助言した。
また、車いす利用者の火災発生時のエレベーター活用について報告した天野圭子研究員(30)は「実験を通して、エレベーターを使った避難の可能性を探った。これまで避難困難だった車いす利用者を確実に避難させる方法を考えたい」と話した。
神戸新聞