ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

高齢者・障害者の災害避難で研究発表 神戸

2011年05月22日 01時30分32秒 | 障害者の自立
 高齢者や障害者の安全で安心な社会づくりを研究する「兵庫県立福祉のまちづくり研究所」(神戸市西区曙町)の研究成果発表会が20日、研究所で開催された。8人が課題研究の成果を発表。障害者団体や企業、教育関係者ら約40人が聴き入った。

 「高齢者・障害者の災害避難について」と題した発表では、石川星児主任研究員(49)が災害時の支援のあり方について報告。自治会や地元消防団といった自主防災組織にアンケートを実施し、「防災組織は救命活動などに主眼を置き、避難所の障害者への支援意識が低い」との結果をまとめた。その上で「小中学校などの避難所に障害者らが利用できる一画を設けることを検討すべき」と助言した。

 また、車いす利用者の火災発生時のエレベーター活用について報告した天野圭子研究員(30)は「実験を通して、エレベーターを使った避難の可能性を探った。これまで避難困難だった車いす利用者を確実に避難させる方法を考えたい」と話した。

神戸新聞

外観は京町家、障害者就労支援へカフェ 中京に開店印刷用画面を開く

2011年05月22日 01時25分14秒 | 障害者の自立
 京都市中京区新町通三条上ルにこのほど、知的・精神障害者の就労支援施設として、カフェ「エクスクラメーション・ファクトリー 新町ワークス」が開店した。京町家の外観で白と緑を基調にした清潔感のある店内の雰囲気と障害のある施設利用者が作る彩り豊かなメニューで客を迎える。

 障害者支援に取り組む八幡市のNPO法人「エクスクラメーション・スタイル」が「障害者の仕事力を知ってもらいたい」と今年4月に開いた。店内には、対面式の横に長いテーブルだけを置き、客に障害者施設と意識させず、誰もが肩を並べて食事や会話を楽しむ空間を目指している。

 10~30代の施設利用者9人が調理を担当している。八幡市にある調理加工作業所で作った食材に手を加え、10種類以上のタルトや総菜を販売している。

 何度も裏ごしを重ねたクリーム、あめ色になるまでいためたタマネギなど、施設利用者たちが熱心に取り組む下ごしらえがおいしい料理を支えているという。利用者たちは「自分が作った物をお客さんに食べてもらえるのがうれしい」と働く喜びを感じている。

 カフェのマネジャー和田志都香さん(33)は「会社帰りの人や家族連れなど、誰でも気軽に利用してほしい」と話している。午前11時~午後10時。総菜のテークアウトや利用者が作った食器の販売もある。月曜休。新町ワークスTEL075(201)6860


京都新聞

視覚障害者「使いにくい」 移転新築の左京庁舎

2011年05月22日 01時16分36秒 | 障害者の自立
 京都市左京区松ケ崎に移転新築された左京区総合庁舎に、「目の不自由な人への配慮を欠く」と視覚障害者や関係団体から不満の声が上がっている。誘導点字ブロックは入り口付近で途絶え、身障者用トイレは国の規格に適合していない。視覚障害者は「利用しづらい。改善してほしい」と訴えている。

 旧庁舎の老朽化で市が整備を進め、今月6日から業務を始めた。新庁舎の特徴として市は「全ての人にやさしいユニバーサルデザイン」を掲げる。

 だが点字ブロックは入り口から7メートル入った案内板までで、その約20メートル先のエレベーターや階段までは敷かれていない。2、3階にもほとんどない。

 左京区身体障害者団体連合会の会長で、全盲のマッサージ師辻川覚さん(57)=左京区=は「これでは、僕らは一人で福祉窓口にも行けない。トイレのボタンも位置が分かりにくい」と話す。

 身障者用トイレ(計7カ所)は、緊急呼び出しボタンが、洗浄ボタンとトイレットペーパーの下に配置されており、洗浄ボタンの横に設置するよう求める日本工業規格(JIS)とは異なる。

 京都市は「案内板には音声機能があり、インターホンで呼べば職員が案内する。点字ブロックがなくてもソフト面で対応可能と考えた」と釈明する。

 視覚障害者支援施設「京都ライトハウス」(北区)は「毎回職員を呼ぶのは心理的に負担だ。最低限、エレベーターや階段までは点字ブロックを敷設すべき。目が見える人の感覚で対応してはいけない」と指摘する。

 JISを所管する経産省は「視覚障害者がボタンを間違えないよう配置した全国共通の規格。民間の模範となる公共施設には守ってほしい」とした。

 市区政推進課は「現状で完璧と言えないのは事実。ご指摘があれば改善したい」と不備を認める。当初、身障者用トイレ入り口の案内表示には点字がなかった。辻川さんらの訴えを受けて18日に点字シールを張った。点字ブロックやJISの不適合部分も修正を検討しているという。

■ユニバーサルデザイン 障害の有無や年齢、国籍にかかわらず「すべての人」が利用できる施設や製品の設計(デザイン)を指す。京都市は2008年に「市みやこユニバーサルデザイン推進条例」を制定し、民間事業者に積極的に推進するよう求めている。


新しい左京区総合庁舎で案内板の前に立つ全盲の辻川さん(左)。点字ブロックは入口から7メートルのところまでしか敷設されていない=京都市左京区松ケ崎

京都新聞

全国障害者スポ会場でリハ

2011年05月22日 00時53分11秒 | 障害者の自立
 10月の全国障害者スポーツ大会(山口大会)のリハーサル大会が21日、山口県内4会場で始まった。開催機運を盛り上げると同時に、大会運営の確認や審判技術の向上が目的。22日まである。

 本番と同じ会場で、個人6競技、団体7競技を開催。個人競技は山口大会の県選手選考会、団体競技は山口大会の中国・四国ブロック予選会を兼ねる。

 初日はバスケットボール(下松市)▽車椅子バスケットボール(防府市)▽ソフトボール(下関市)▽バレーボール=精神障害者(周南市)―の団体4競技があった。

 ソルトアリーナ防府では車椅子バスケットボールがあり、6チーム計約60人が出場。県代表チームはブロック予選が免除されるため、他県と交流試合で対戦した。

 22日は、県内8市で全13競技がある。


【写真説明】車椅子バスケットボールの交流試合で高知県と対戦し、シュートを放つ選手

中国新聞