ゴエモンのつぶやき

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映画もバリアフリー!視覚障害者のために副音声で解説するバリアフリー版音声ガイド

2011年07月07日 00時51分18秒 | 障害者の自立
 [シネマトゥデイ映画ニュース] 6日、東京都新宿区内のスタジオで映画『人生、ここにあり!』のバリアフリー版音声ガイドの収録が行われ、TOKYO NO.1 SOUL SETのヴォーカル、リリック担当のBIKKEが初ナレーションに挑戦した。

映画『人生、ここにあり!』場面写真

 これまで映画を観る機会が限られていた視覚障害者のために、視覚情報を副音声で解説する「音声ガイド」システムが注目を集めている。これは画面に映る情景や景色、人物の動きや表情、場所や時間の移り変わりといった視覚情報を音声情報でカバーするもので、FM送信機などでガイドを飛ばし、聴きたい人だけがラジオでその副音声を受信、イヤホンで聴くというシステムとなっている。このため、ほかの観客の映画鑑賞を妨げることなく、まさに「バリアフリー」な状態で、一緒になって映画を楽しむことが出来るというわけだ。

 松竹やアスミック・エース エンタテインメントといった映画会社が音声ガイド素材作成に意欲的であるということもあり、これまでにも多数の邦画作品のバリアフリー上映素材が作成されてきた。しかし、邦画と違ってセリフなどを吹替える手間がかかるため、洋画作品のバリアフリー上映用音声が作成される機会は少なかった。今回のバリアフリー素材の制作ディレクターである松田高加子氏は、「音声ガイドを入れれば映画を楽しめる人が増えるのに、日本では映画ファンであっても音声ガイドの存在はまだまだ知られていない。今回の上映をきっかけに、映画会社の皆さんの意識が高まってもらえれば」と映画業界における音声ガイドのさらなる普及に期待を寄せる。

 そして今回、音声解説用のナレーションを担当するのがBIKKEだ。これまでJINRO、日産マーチ、日清カップヌードル、からだ巡茶といった商品のCMで、短いナレーションの経験は多数あるが、ここまで長いナレーションは自身初だという。「話が来たときはうれしかったですよ。僕もこう見えて結構いい歳なので、なかなか新しいことをやらせてくれないんです。たとえばBIKKEなんて名前を今さら変えられないのと一緒で。まあ、うちの社長の名前がリリー・フランキーなので、そういう意味では安心なんですけど」と冗談交じりに喜びを語るBIKKE。そして音声ガイドについても「そういうシステムがあるなんて知りませんでした。みんなで一緒に映画を楽しめるなんていいですよね」とその意義に共感しているようだった。

 BIKKE起用の理由として「男子校みたいな映画の雰囲気にピッタリ」とディレクターの松田氏が語る通り、今回のナレーションはどこかとぼけた味わいのあるユーモラスなものになった。TOKYO NO.1 SOUL SETでは、語りかけるようなラップスタイルが特徴的なBIKKEだが、本作で披露したナレーションは、単なる場面解説という役割を通り越して、一つの作品として非常に興味深いものとなっている。これまで音声ガイドを聞いたことのない人も、これを機会に触れてみてはいかがだろうか。

 『人生、ここにあり!』は、本国イタリアで40万人超の動員を記録し、54週ロングランの大ヒットを記録したヒューマンコメディー。精神病院が廃止されたイタリアを舞台に、それまで病院に閉じ込めらた患者たちが外に出て、一般社会で暮らせるような地域つくりを目指したという実話を基にしている。ともすれば堅く、重くなりがちな題材を、愛とユーモアで包んだ人間賛歌となっている。(取材・文:壬生智裕)

 映画『人生、ここにあり!』は7月23日よりシネスイッチ銀座ほかにて全国公開(BIKKEがナレーションを務めるバリアフリー上映は7月23日11:10~、7月31日16:15~、8月9日18:50~の3回、FMラジオのレンタルあり)


得意のナレーションでバリアフリー音声に挑戦したBIKKE

パーキンソン病など難病患者、障害者手帳取得は66%

2011年07月07日 00時49分37秒 | 障害者の自立
 パーキンソン病などの難病を抱える患者のうち、障害者手帳の交付を受けている人は全体の66%だったことが、患者を支援する「日本難病・疾病団体協議会」が実施したアンケートで分かった。アンケートは1~2月、全国の難病患者を対象に実施し、1380人が答えた。手帳の取得(複数回答)状況をみると、身体障害者手帳が783人(57%)と最多。次いで、知的障害者の療育手帳(93人)、精神障害者保健福祉手帳(28人)-の順。取得していない人は443人、無回答は90人だった。

MSN産経ニュース

AED、Tシャツ贈る 宇都宮のNPO法人 岩手の障害者施設支援

2011年07月07日 00時47分30秒 | 障害者の自立
 東日本大震災による津波で建物が流され、廃業したホテルで避難生活を送る岩手県山田町の知的障害者施設「はまなす学園」に、障害者を支援するNPO法人「チャレンジド・コミュニティ」(金井光一理事長)=宇都宮市鶴田町=が先月、自動体外式除細動器(AED)四台とTシャツ百三十枚を贈った。

 同学園の十九~八十四歳の入所者と職員計約六十五人は震災後、山田町内の廃ホテルに避難。慣れない場所での生活や余震で精神的に不安定になる入所者を、職員やボランティアが二十四時間態勢で支える。被災地の障害者支援を検討していた金井理事長らが同学園の苦境を報道などで知り、支援を決めた。

 金井理事長らは五月と六月に計三回、同学園を訪問。要望のあったAEDとTシャツを贈ることを決めた。同学園の芳賀幸一施設長(49)は「入所者には高齢者が多く、AEDは欠かせない備品。障害者の気持ちを分かってくれ、心強かった」と感謝する。金井理事長は「他の避難所も回ったが、障害者への対応まで手が回らない所が多かった。今後も支援を続けたい」と話していた。 

東京新聞

三田の障害者活動支援センター 10周年で感謝会

2011年07月07日 00時45分04秒 | 障害者の自立
 障害者が通う地域活動支援センター「ホットステーション」(三田市つつじが丘南)の開設10周年を記念し、運営のNPO法人「オフコース」が、10日午後1時半から同市藍市民センターで感謝会を開く。小規模作業所として始まった同センターは2カ所に増え、6月11日に福祉の店「ほっとショップ」もオープンした。当日はメンバーが思いを語るほか、アーティストによるライブもある。


 同センター代表理事の村井吉昭さん(56)が2001年7月、筋ジストロフィー患者の自立生活支援を機に、自宅に開いた。2年後には「第2ホットステーション」(同市西相野)を開所した。

 現在、知的、身体、精神に障害がある10~60代の20人が、2カ所でクッキー作りやローソクの箱詰め、資源ごみ回収などに取り組んでいる。

 ショップは、社会訓練に力を入れようと南が丘に設け、手作りクッキーや雑貨を並べている。以前に筋ジストロフィー患者が自立生活した住宅の近くで、なじみの人から喜ばれ、「縁があったのかな」と村井さん。

 10日は、同センターで8~10年を過ごすメンバーが語り、いきものがかりの「ありがとう」を歌う。筋ジストロフィーと闘いながら車いすで活動するシンガー・ソングライター多々良誠さんや、篠山市の兄弟デュオ「ちめいど」がライブをする。村井さんは「あっというまの10年。メンバーは仕事面、社会性で成長し、地域にも温かく見守ってもらっている。今までかかわった人もそうでない人も楽しみにきてほしい」と話している。

 感謝会は無料。第2ホットステーションTEL079・568・3822


「ほっとショップ」で商品を手にするメンバーたち=三田市南が丘

神戸新聞

ふれあいバザー:障害者の手作り製品を販売--大垣 /岐阜

2011年07月07日 00時41分46秒 | 障害者の自立
 西濃地方の障害者福祉施設の利用者の手作り製品を販売する「ふれあいバザー」が4日、大垣市江崎町の県西濃総合庁舎で開かれた。

 大垣市のかわなみ作業所や垂井町のあゆみの家など西濃地方の8施設の利用者たちが日ごろ手作りしているパンやケーキ、クッキーのほか、コースター、キーホルダーなどを展示・販売。家族連れや総合庁舎で働いている県職員らが次々と買い求めていた。

 福祉施設の職員たちは「開店前から待っていてくださる人もいて本当にありがたい」と喜んでいた。

 障害者への理解を深めてもらうためのコンサートも開かれた。池田町の西美濃の里の施設利用者11人が「北国の春」など5曲を演奏したほか、「上を向いて歩こう」を手話をつけて歌って大きな拍手が送られた。

毎日新聞 2011年7月6日 地方版