好漁場として知られる和歌山県湯浅町、広川両町沖に広がる湯浅湾。中でもシラスは、年間約900トンと県内の約半分の水揚げを誇る。傷みが早いためほとんどは釜揚げなどに加工されて、出荷、消費されており、生で賞味できるのは漁師など一部関係者だけだった。
しかし、ツルリとした独特の食感に人気があるため「新たな観光資源に」(地元漁協)と、県や両町などが検討した結果、細胞を破壊せずに冷凍する新たな技術で、生シラスを急速冷凍することに成功した。
水揚げされたシラスは、地元の障害者授産施設「コスモス作業所」で水洗いされたあと、200グラムずつ袋詰めされ、急速冷凍。食べる際は、袋ごと氷水に5分程度つけておくと、取れたてに近い状態に解凍される。半年程度は家庭用冷蔵庫で保存できるという。
このほど、地元の料理店主らを対象に、大阪の人気料理学校講師が調理したビザや冷製パスタが振る舞われる試食会が開かれた。店主らは「新しい味でお客さんを呼び込みたい」と期待。冷凍シラスは、当面コスモス作業所で一袋1500円で販売される。(2011/07/07-10:36)
時事通信
しかし、ツルリとした独特の食感に人気があるため「新たな観光資源に」(地元漁協)と、県や両町などが検討した結果、細胞を破壊せずに冷凍する新たな技術で、生シラスを急速冷凍することに成功した。
水揚げされたシラスは、地元の障害者授産施設「コスモス作業所」で水洗いされたあと、200グラムずつ袋詰めされ、急速冷凍。食べる際は、袋ごと氷水に5分程度つけておくと、取れたてに近い状態に解凍される。半年程度は家庭用冷蔵庫で保存できるという。
このほど、地元の料理店主らを対象に、大阪の人気料理学校講師が調理したビザや冷製パスタが振る舞われる試食会が開かれた。店主らは「新しい味でお客さんを呼び込みたい」と期待。冷凍シラスは、当面コスモス作業所で一袋1500円で販売される。(2011/07/07-10:36)
時事通信