ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

差別と闘う障がい者たち、半世紀の記録

2011年07月19日 00時57分15秒 | 障害者の自立
ノンフィクション小説「カニは横に歩く、自立障害者たちの半世紀」が、第33回講談社ノンフィクション賞を受賞した。著者は、自身も介護者として運動に関っていた、ジャーナリストの角岡伸彦氏。

学生運動が衰退し始めた1970年代から、施設占拠や「川崎バス闘争」などの過激な解放運動を展開してきた脳性まひ者の団体、「日本脳性マヒ者協会青い芝」の活動の様子が生々しく描かれている。

タイトルに込められたメッセージ
健常者に合わせて生きることを余儀なくされてきた障がい者達が政府、企業、社会、健常者を糾弾する姿や、彼らを間近で見守ってきた著者の言葉は、読者に強烈なメッセージを与える。

「カニは横に歩く」というタイトルには、「カニが横歩きするのを誰も不思議に思わない。障がい者が健常者と違う歩き方をするのも当たり前だ」というメッセージが込められているという。

著者の角岡氏は、これまでにもさまざまな「差別」に関する著作を発表しており、今度の活動にもますます注目が集まりそうだ。

講談社ホームページ
http://www.kodansha.co.jp/award/nonfiction-essay.html

スポットライト

スポーツ教室:障害者23人が楽しむ--和歌山 /和歌山

2011年07月19日 00時55分50秒 | 障害者の自立
 いつでも一緒に遊べる場所を提供しようと、障害者のためのスポーツ・レクリエーション教室が17日、和歌山市毛見の子ども・女性・障害者相談センターであった。8~72歳の障害者23人がフライングディスクやボールを転がすボッチャ、風船バレーを楽しんだ。

 県障害者スポーツ指導者協議会などの主催。障害者らはフライングディスクで、内径91センチの輪に円盤を投げ入れたり、ボッチャではウレタンの入ったボールを高さを調整して投げ、目標の白球に近づけた。指導員は「あともうちょっと。頑張れ」などと励ましていた。

 参加した中野千尋さん(16)は「ボッチャが一番楽しかった。またしてみたい」と笑顔で話した。同協議会の津村優子会長は「障害者の人も楽しめる競技を探してもらうため、今後も月1回は開催したい」と話している。次回は8月21日で参加無料。申し込みは同協議会(080・6119・5585)へ。

毎日新聞 2011年7月18日 地方版