ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

特養高齢者ら ロボットと“触れ合い”

2011年10月02日 02時22分05秒 | 障害者の自立
 福岡市早良区百道浜のロボット体験施設「ロボスクエア」は30日、同市西区吉武の特別養護老人ホーム「愛信園」で、ロボットの実演や利用体験を行い、施設利用者や職員がロボットとの“触れ合い”を楽しんだ。

 お年寄りや障害者の生活支援や介護支援に役立つと期待されるロボットに親しんでもらうとともに、現場のニーズを調べて開発に役立てようと、初めて取り組んだ。今後、福祉施設や病院も訪ねる計画。

 実演したのは二足歩行で踊る芸妓(げいぎ)のロボットや犬型ロボットなど。音楽に合わせて鮮やかな動きを披露し、集まった利用者と職員計約70人を沸かせた。犬型ロボットやアザラシ型ロボットなどは、話し掛けたり触れたりすると反応し、利用者たちからは次々に「かわいい」「すごい」などの声が上がった。

 同園の斉藤忠男施設長(70)は「意外とみんなロボットへの抵抗がないのに驚いた。現場の声を踏まえてよりよいロボットが開発されれば、介護職の負担軽減につながる」と期待を示した。

=2011/10/01付 西日本新聞朝刊=


東日本大震災:震災時の身障者行動アンケ 災害弱者の現状、深刻さ浮き彫り /千葉

2011年10月02日 02時19分49秒 | 障害者の自立
 ◇「何もしなかった」…55% 「一人で出られぬ」…30%--御宿町福祉会

 東日本大震災時、身体障害者はどのように行動したか--というアンケート調査を「御宿町身体障害者福祉会」(滝口仲秋会長)がまとめた。地震発生直後、障害者の約55%が「何もしなかった」と答えたほか、今後、同種の地震や津波が来た場合約30%が、避難経路となる近くの幹線道路まで「一人で出ることができない」と回答するなど、災害に弱い障害者の置かれた深刻な現状が浮き彫りになっている。

 アンケートは、町内で身体障害者手帳を持つさまざまな障害者77人のうち47人が回答を寄せた。年齢は40代から90代で、最多は70代の20人で高齢者が目立つ。

 調査結果によると、「家や土地が大きく揺れ、警報を聞いた時どうしたか」という設問では、2階に移動したり高台に逃げた人は計14人止まりで「何もしなかった」が26人もいた。家から逃げなかった理由については「津波は来ないと思った」「2階に移動すれば大丈夫と思った」が計19人を占め「津波にのまれても仕方がないと思った」が3人もいた。

 さらに「今後、大きな地震・津波が来た時、近くの県道・国道に自分だけで出られますか」という問いに、14人が「出られない」と返答し、要援護対策や近隣住民と助け合いの必要性が増している。

 また、「地震・津波から逃げる時、逃げ方がわからないし、逃げる体力がない」などの不安の声も少なくなく、町などには一人一人の安否確認や快適な避難場所の確保を求める要望もあった。

 同会は今後の課題として防災に備える自助努力、人的援助の受け入れ、スピーディーな情報伝達などを挙げている。結果は県身体障害者福祉協会の指導者研修会で報告された。

 町は今回の震災を受け、現在の要援護者のための防災登録制度を見直し、民生委員の協力を得て13年度までに新たな制度を構築する予定だ。

毎日新聞 2011年10月1日 地方版


札幌でカラーユニバーサルデザイン展-色覚障害の疑似体験空間も

2011年10月02日 02時17分51秒 | 障害者の自立
 色覚障害者に配慮したカラーユニバーサルデザイン(以下CUD)の製品展示や、実際に色覚障害の見え方や感じ方を体験できる空間を設けた「CUDo(シーユードゥー)!2011」が10月8日から、紀伊国屋札幌本店(札幌市中央区北5条西5)2階ギャラリー&イベントスペースで開催される。主催はNPO法人「北海道カラーユニバーサルデザイン機構」。

 CUDの知識と理解を広めるための普及啓発活動を行っている同NPO。CUDは、多様な色覚を持つさまざまな人に配慮し、なるべく全ての情報が正確に伝わるように利用者側の視点に立って作られたデザインのこと。

 CUDの実用製品例を展示するスペースでは、全国から20社の企業が製品を持ち寄り展開。企業ごとに製品の説明なども行う。2007年に行われた同イベントは「3日間で1700人もの人が訪れ、好評だった」と同NPO理事長の谷越さん。

 今回は、健常者にも色覚障害という感覚を「リアルに疑似体験できる空間」を設ける。この空間は日本初となるインタラクション空間。「特殊な光源や装置を使い、従来のシミュレーションツールを一切使わずに体視できる。見え方や感じ方を実感してもらうことで、CUDの必要性を感じていただけるスペースになっている」

 空間の面積は3畳ほどで、2つ設置する。「始めに白い光源で通常の視覚と同じ景色を見ていただき、その後に特殊な光を入れて色覚障害を疑似体験することができる」という。「疑似体験時には、地図や教科書、食品サンプルなどを見ていただくほか、UNOやぷよぷよなどのゲームも用意する。身近にあるものを使って体感していただく」とも。

 開催初日には紀伊国屋1階で、CUDトーク「CUDアプリの未来」も開催。色覚障害者の色の区別を補助する無料アプリ「色のめがね」などを制作した浅田一憲さんや、北海道文化放送の情報番組「U型テレビ」のリポーターなどを務める石井雅子さんが出演する。「制作に至るまでの経緯や、エピソードなどが聞けるのでおすすめ。2007年に行ったイベントでは、130~140人がトークを聴きに集まった」と谷越さん。

 「教育関係・デザイナー関係・身内に色覚障害の方がいる場合など、今までわからなかったことや、気付かなかったことを理解・発見する機会として、今回の疑似体験を活用していただきたい」とも。

 開催時間は10時~19時(最終日は18時まで)。CUDトークは8日15時~16時。同12日まで。

札幌経済新聞

共生型福祉特区を申請 国に県 地域の障害、高齢者支援

2011年10月02日 02時15分15秒 | 障害者の自立
 県は三十日、国が創設を決めた地域活性化総合特区について、障害者と高齢者が住み慣れた地域で暮らせるよう支援したり、障害者の雇用を手助けしたりする「とやま地域共生型福祉推進特区」を国に申請した。

 地域活性化総合特区は、地域限定の規制緩和や財政・税制支援などを認める「総合特区」制度の一つ。申請には九項目の要望を盛り込んだ。

 法に基づく根拠が異なるため、認知症グループホームと障害者グループホームの相互利用ができないといった規制の緩和のほか、病児・病後児保育に専任だけでなく兼務の看護師も配置できるようにする補助制度の見直しなどを求めた。

 県厚生企画課によると、三十日まで第一回の申請を受け付け、年内にも指定対象を絞り込む。県は指定された場合「国と地方の協議会」における各省庁の意見を踏まえて国にあらためて計画を提出し、認定を受ける必要がある。 

中日新聞

被災障害者支援に力 ボランティア団体 石巻にも拠点

2011年10月02日 02時13分38秒 | 障害者の自立
 被災障害者への物資支援や情報提供などを行うボランティア団体「被災地障がい者センターみやぎ」(本部・仙台市太白区)は1日、石巻支部を発足させる。本部、県南支部(宮城県亘理町)、登米支部(宮城県登米市)に続く四つ目の拠点になる。
 石巻支部は宮城県石巻市蛇田に事務所を確保。障害者ボランティア団体が集える場所にする。市内には在宅被災者が多いことから、孤立しがちな在宅障害者の把握を進めていく考えだ。
 本部を置く障害者自立支援団体「CILたすけっと」代表で、センター代表も務める及川智さんは「地域密着型の支援をする上で支部は必要。継続的に被災者と関わっていきたい」と話す。
 センターでは、被災の有無にかかわらず障害者の相談も受け付けている。連絡先は被災地障がい者センターみやぎ022(746)8012。


河北新報