ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

聴覚障がい者、裁判員裁判に参加

2011年11月19日 01時47分29秒 | 障害者の自立
 現住建造物等放火罪に問われた被告の那覇地裁裁判員裁判で、聴覚障がいのある男性が補充裁判員として15~17日まで参加した。同裁判の被告弁護人によると聴覚障がい者の裁判員・補充裁判員は全国で2例目と裁判官が説明したという。

 男性は、手話通訳を通して法廷での尋問内容などを把握。発言者が特定できるよう通訳者が立ち位置を変えたり、評議の場では複数の人が同時に発言しないよう配慮する工夫もあった。

 同地裁から通訳の依頼を受けた県聴覚障害者協会の紹介で、手話通訳を担当した一人の石川陽子・全国手話通訳問題研究会沖縄支部長は「裁判所側との事前打ち合わせが生かされ、評議や法廷で工夫があり、補充裁判員の男性も通訳に大丈夫と答えていた」と評価。

 今後も同様な障がいのある人が裁判員・補充裁判員になる場合、障がいの程度などに合わせた対応が必要だと話した。

 公判を傍聴した同協会の比嘉豪常任理事は「ろうあ者が、法廷で読み上げられる資料を見ながら、通訳を確認するのは時間的なずれがあり大変。通訳者との意思疎通が課題だ」と指摘。裁判員も判決後の会見で「裁判所内は階段が多く、足の不自由な人が裁判員になるとどうなのかと感じた」と課題を提起した。

 同裁判では17日、国頭村の自宅内にガソリンをまいて火を放ち一部を焼損させたとして、現住建造物等放火罪に問われた会社員又吉登志行被告(60)に対し、鈴木秀行裁判長は懲役3年(求刑5年)保護観察付き執行猶予4年を言い渡した。

2011年11月18日 09時29分 沖縄タイムス

成人の50人に1人

2011年11月19日 01時45分07秒 | 障害者の自立
 周囲には理解されにくい発達障害の一つ、注意欠陥・多動性障害(ADHD)について、浜松医科大精神神経医学講座の中村和彦准教授らが17日、国内で初めて浜松市で実施した実態調査の結果を発表した。約3900人へのアンケートや面接調査の結果、成人期の有病率は人口の2・1%、50人に1人程度と推定された。


 忘れ物が多くて物をなくす、勉強や仕事、家事に集中できない、かっとなりやすい、などの症状があるADHDは、脳機能の異常が原因と考えられ、本人も障害としての自覚がない場合が多い。小児時に見過ごされて大人になる、いわば「隠れた障害」とされる。


 仕事や生活に問題を抱えやすいのに、国内での診断や治療は不十分で、成人期のADHDは約80%が見逃されているという。


 中村准教授は、厚生労働省の障害者対策総合研究事業として、浜松市の精神保健福祉センター、発達相談支援センターと国内初の基礎調査を実施。18~49歳の1万人を無作為抽出して郵送で協力を呼びかけ、3911人がアンケートに応じた。簡易調査で197人にADHDの疑いがあり、さらに専門的な面接に応じた22人中9人がADHDと診断された。こうした結果をもとに、成人期の推定有病率を2・1%と導いた。


 ただし、調査に協力してくれた人を前提にしているため、実際の値より低く見積もられている可能性は否定できないという。


 有病率が2・1%とすると、浜松市の20~60歳の成人労働人口約40万人のうち、ADHDの患者は約8千人になる。小児には薬物療法があるが、治験が行われている成人向けは来年度にも認可が下り、診断に使う英語版の調査票の和訳も来年3月に出るという。


 中村准教授は「日本ではADHDのデータが何もなかった。有病率は全国的にもこのぐらいだろう。『性格の問題』として片づけられ、仕事が長続きしなかったり、対人関係がうまくいかなかったりするため、診断、治療、社会支援の確立が必要だ」としている。

2011年11月18日 朝日新聞



あい仲間:モー娘カラオケ愛好会 歌う喜びを満喫、視覚障害者を支え合う /愛媛

2011年11月19日 01時39分53秒 | 障害者の自立
 視覚障害者のためのカラオケサークルが今治市にある。「モー娘カラオケ愛好会」。7年前、中途失明者で代表の曽我モモ子さんが、「視覚障害者がみんなで支え合ってカラオケを楽しみ、外に出るきっかけにしたい」と結成。現在、50~80代のメンバー十数人が、歌う喜びを満喫している。

 今治市総合福祉センター。毎週水曜日、メンバーが集って思い思いの歌を楽しむ。中途失明者で自殺未遂の経験もあるという越智利雄さんが、演歌のメロディーに乗せて声を張り上げる。横に立つ曽我さんが手拍子でリズム。歌が終わり、メンバーから大きな拍手が上がる。越智さんは、「歌うことが大変な勇気を与えてくれた」と語った。

 視覚障害者がカラオケを楽しむためには、さまざまなハンディがある。映像や歌詞が見ることができない、機材を一人では取り扱えない……などだ。加えて、中途で視力を失った人は、引きこもりがちになりやすいという。このため、曽我さんは約10年前、行きつけのカラオケ喫茶「ビーバー」の経営者、壷内喜代子さんに相談。「視覚障害者の希望の場をつくりたい」。曽我さんの思いに打たれた壷内さんは、機材を手配するなど全面協力し、同会が誕生した。会の名は、曽我さんの名前から取った。

 障害がない人とともに歌を楽しむ交流会も毎年開かれ、23日で6回目を迎える。曽我さんは「元気に楽しく、いつまでもみんなで歌を楽しみたい」と話している。


毎日新聞 2011年11月18日 地方版


「不安障害の思い理解を」 伊賀の西島さん、津で詩集展

2011年11月19日 01時37分12秒 | 障害者の自立
■きょうから20日まで

 伊賀市緑ケ丘南町の西島寿幸さん(43)が、自身の不安障害のことをつづった「精神障碍(がい)者が想う~二十四の心の詩集展」を18日から20日まで、津市の百貨店「津松菱」で開く。西島さんは「障害と付き合いながらいろんなことを学んだ。自分の心を思いのまま詩に書きました」と話している。

 西島さんは同志社大学文学部を中退後、県内の飲食店で料理を修業しながら37歳で名張市にイタリア料理店を開いた。しかしこの頃、幼少時に抱いていた不安感が高まり動悸(どうき)やめまいなどに襲われ続けた。初めて精神科を受診したところ、先天性の不安障害と診断されたという。

 その後は料理店を閉めて治療を続け、現在は精神障害者などが通う地域活動支援センター「クローバー」(伊賀市緑ケ丘本町)で活動している。

 「なぜ精神障害の受診や心の病を得ることを恥じ、人は偏見を覚えるのか」。そんな思いを書き留めようと、8月から詩をつくり、長さ1・5メートルの掛け軸に毛筆で書いた。「僕は今、自分の人生をめいっぱい感謝して受け止めているよ」「なぜ苦しまねばならない人々が増えてきているのかを皆で真剣に考えよう」など、障害と向き合うことで得た感情や考え方を正直につづった。

 詩集展では、「記憶」「予感」などの題をつけた24編の掛け軸を公開。西島さんは「障害は特別なことではない。私にとっては感謝すべきものです」と前向きに話している。

2011.11.18 02:21 MSN産経ニュース

高齢者世帯にキット配布 医療情報記入し緊急時活用

2011年11月19日 01時30分10秒 | 障害者の自立
 和気町社会福祉協議会(同町尺所)は、かかりつけ医や持病などの医療情報を記入した紙を専用の容器に入れておき、緊急時に活用する救急医療情報キット「タンチョウ筒(ヅル)」の配布を始めた。高齢者世帯や障害者らの見守り支援や災害発生時の安否確認などにも役立てる。

 タンチョウ筒は、県自然保護センター(同町田賀)で飼育されている国の特別天然記念物・タンチョウにちなんで命名。イメージカラーとして、タンチョウの体色の赤と白に、町花のフジの紫を採用した。

 プラスチック製の筒に、氏名や世帯状況、かかりつけ医療機関や主な病気、身体状態などを書き込んだ紙を入れ、冷蔵庫に保管する。高齢者らが急病で倒れるなどした際、駆け付けた救急隊員がその情報を基に、迅速な救急活動を行うのが狙い。

 キットは「いのちのバトン」とも呼ばれ、全国の自治体や社協が導入を進めている。町社協は民生委員の協力を得て、9月から配布を開始。10月末現在、独居高齢者や障害者20+ 件のいる家庭など約1300世帯に配っている。


和気町社協が配布している「タンチョウ筒」

山陽新聞 - 15 時間前