三原市の県立広島大保健福祉学部の研究者と市内の小中学校の教員が、発達障害など支援が必要な子どもに対応する教育現場の体制整備に向けた取り組みを始めた。約20人で推進チームを発足させ、子どもの実態を把握する独自のチェックリストの作成などを進めている。
作業療法学科の山西葉子助教たち研究者5人が、6校の教員13人に呼び掛け、5月から勉強会を重ねている。
支援が必要な子どもは特性が多様でつかみにくい面もある。チームはまず、チェックリストの導入で傾向を数値化して実態を把握しやすくし、指導計画の作成などの対応をよりスムーズにすることを目指す。
7月下旬の会合には約10人が参加し、長崎市教育研究所が実践しているチェックリストを参考に項目を検討。「項目数が多すぎると負担も大きくなる」「学年で学習面の傾向も違ってくるのでは」などと活発に意見交換した。
今後は学習、行動、対人の3分野の計45項目で教員が試行することを決めた。課題を洗い出し、年度内にモデルを確立する方針。子どもへの対応例をまとめたハンドブック作成も検討している。
【写真説明】チェックリストの内容について検討する参加者
中国新聞 - '12/8/2
作業療法学科の山西葉子助教たち研究者5人が、6校の教員13人に呼び掛け、5月から勉強会を重ねている。
支援が必要な子どもは特性が多様でつかみにくい面もある。チームはまず、チェックリストの導入で傾向を数値化して実態を把握しやすくし、指導計画の作成などの対応をよりスムーズにすることを目指す。
7月下旬の会合には約10人が参加し、長崎市教育研究所が実践しているチェックリストを参考に項目を検討。「項目数が多すぎると負担も大きくなる」「学年で学習面の傾向も違ってくるのでは」などと活発に意見交換した。
今後は学習、行動、対人の3分野の計45項目で教員が試行することを決めた。課題を洗い出し、年度内にモデルを確立する方針。子どもへの対応例をまとめたハンドブック作成も検討している。
【写真説明】チェックリストの内容について検討する参加者
中国新聞 - '12/8/2