愛知県春日井市の県心身障害者コロニー中央病院で1月、のどを切開して気管に気道確保のための器具を挿入した9カ月の男児が死亡した事故について、外部の医師らによる事故調査委員会は10日までに「治療対応に過誤はなかったが、危機意識の共有に課題があった」とする報告書をまとめた。
県によると、男児は脳性まひのため自力呼吸が困難で、のどの切開手術を受けて「気管カニューレ」と呼ばれる器具を装着していたが、1月22日夜、体を硬直させて反り返らせる症状を見せた後、低酸素状態になり、翌23日に死亡した。
報告書では、器具が外れたことが原因で男児が亡くなったと断定。気管カニューレを装着する治療法については「標準的な術式で問題なかった」としたが、器具が外れる恐れがあることを考え、体を反り返らせる症状を緩和させる治療を同時に行うことも検討すべきだったとした。
MSN産経ニュース - 2012.8.10 12:44
県によると、男児は脳性まひのため自力呼吸が困難で、のどの切開手術を受けて「気管カニューレ」と呼ばれる器具を装着していたが、1月22日夜、体を硬直させて反り返らせる症状を見せた後、低酸素状態になり、翌23日に死亡した。
報告書では、器具が外れたことが原因で男児が亡くなったと断定。気管カニューレを装着する治療法については「標準的な術式で問題なかった」としたが、器具が外れる恐れがあることを考え、体を反り返らせる症状を緩和させる治療を同時に行うことも検討すべきだったとした。
MSN産経ニュース - 2012.8.10 12:44