ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

アルツハイマー型認知症患者や家族の強い味方

2012年08月12日 01時39分14秒 | 障害者の自立
早期発見のために

アルツハイマー型認知症では、徘徊や記憶障害がよく知られているが、生活障害については、認知度が低い。

ノバルティス ファーマは、アルツハイマー型認知症の家族や介護者を対象とした、認知症の生活障害に関する情報を提供するWebサイト「認知症の生活障害ナビ」を開設した。

アルツハイマー型認知症

認知症の約半数を占めるアルツハイマー型認知症。できるだけ早く発見し、適切な治療を受けることで症状を改善させたり、進行を遅らせたりすることが重要である。アルツハイマー型認知症患者の脳にはβアミロイドという異常なタンパク質が沈着することが分かっている。

認知症の生活障害ナビは、家族だからこそ気づくことができる症状、家族だからこそできる手助けなどが説明されており、また病状を把握するためのチェックシートもある。小冊子『アルツハイマー型認知症による「生活障害」ガイドブック』がダウンロードでき、持ち運ぶこともできる。

▼外部リンク

認知症の生活障害ナビ
http://www.seikatsusyogai.jp/

QLifePro医療ニュース - 2012年08月11日 AM07:00

ひと人えひめ:「NONちゃん倶楽部」代表・津賀薫さん /愛媛

2012年08月12日 01時35分37秒 | 障害者の自立
 ◇障害者とタンデム走行 自転車で風切る楽しさ実践−−津賀薫さん(61)

 10年8月の県道路交通規則改正で、県内の公道で2人乗りのタンデム自転車の走行が認められるようになった。改正と同時に設立された「NON(のん)ちゃん倶楽部」(松山市)は、視覚などに障害を持つ人と健常者が一緒にタンデムに乗ってサイクリングする活動を続けている。代表の津賀薫さん(61)=同市錦町=にこれまでの歩みや抱負を聞いた。
 −−タンデムは視覚障害者も楽しめる?

 健常者が前でハンドルを握ってもらい、後ろに乗れば、視覚障害や自閉症など一人で自転車に乗りにくい人も大丈夫。イベント参加者には「二度と乗ることがないと思っていた自転車に乗れた」と喜んでもらっています。

 −−どんな催しを?

 松山市中心部やしまなみ海道を走るなど、年4回のイベントを開いています。風も景色も最高ですが、何より前と後ろで会話が続くのが楽しい。自然に体力もつきます。

毎日新聞 2012年08月11日 地方版

障害ある娘、案じて死んだ母 尼崎石綿訴訟

2012年08月12日 01時26分48秒 | 障害者の自立
 「祥子を残して死にたくない」。がんの一つ、胸膜中皮腫で余命1年と告げられた母は、脳性まひの娘を案じながら死んだ。原因は石綿と呼ばれる繊維状の鉱物。だが、近所で石綿を扱っていた工場の責任は、裁判で否定された。

 尼崎市に住む保井祥子さん(60)の母綾子さんが亡くなったのは、2007年9月。85歳だった。
 05年ごろから突然、よくせき込むようになった。階段を上るたびに息づかいが荒くなり、「しんどい」と漏らす。病院に行くと医師から「中皮腫で、余命は1年です」と告げられた。日に日に痩せていく母は「祥子を残して死にたくない」と口癖のように話した。
 祥子さんは脳性まひの障害があり、足が不自由だ。子どもの頃からいじめられ、ひがみがちになった。周囲は学校を卒業して就職していく。20代の頃、思わず、「何で障害者として産んだん」と口にした。母は「悲観したらあかんよ」「命を大事にしなさい」と繰り返し諭してくれた。
 1人で生活できるようにと、料理、洗濯、裁縫など、家事のすべてを教えてくれた。夕食の食材を買いに、毎日のように近くの市場まで連れていってくれた。「サバが安いから、今日の献立は決まったね」と笑って話した。
 楽しい思い出の場所の近くに、大手機械メーカーのクボタの神崎工場があった。市場から約300メートル。近くのバス停に座ると、白くざらざらしたものがスカートについた記憶が残る。「いま思えば、あれが石綿だった」
 石綿(アスベスト)は断熱性や防音性に優れ、建物の建築材料として使われた。クボタ神崎工場では戦後、石綿を使った管や建材を製造し、使用量は多い年で1万トンを超えた。
 中皮腫は石綿を吸うことが原因とされ、暴露から数十年間の潜伏期間があることから「静かな時限爆弾」とも呼ばれる。工場で働く従業員と違い、周辺住民がいつどこで吸ったかという認定は難しい。
 神崎工場の元従業員や周辺住民に中皮腫などの石綿関連疾患が多発していることが発覚したのは05年。その後、同社は周辺住民や遺族らに最高4600万円の救済金を支払い、その数は今年3月末時点で232人にのぼる。だが、「健康被害の原因は明らかでない」として工場との因果関係は認めていない。
 祥子さんにも救済金を支払うという話があったが、理由は「社会的責任」。謝罪の言葉はなかった。「母に謝って欲しかったし、母のように苦しんで亡くなった人がいるということを忘れてもらいたくなかった」
 祥子さんは原告の一人として08年にクボタと国を訴えた。しかし、今月7日に神戸地裁で言い渡された判決は、工場近くでの買い物について「頻度や滞在時間が明らかではない」とし、母の中皮腫と神崎工場の石綿の因果関係について、「可能性は否定できない」としながらも、「特定できない」と判断した。
 判決は、もう1人の周辺住民の中皮腫については因果関係を認めた。「勝訴」の幕が掲げられた横で、車椅子に乗った祥子さんは両手で顔を覆った。


【尼崎石綿訴訟】 
 尼崎市にあったクボタの旧神崎工場の周辺に住み、中皮腫で死亡した山内孝次郎さん(当時80)と保井綾子さん(当時85)の遺族計4人が、原因は工場から飛散したアスベスト(石綿)としてクボタと国に損害賠償を求めて提訴した。神戸地裁は7日、山内さんについてはクボタに3195万円の賠償を命じ、周辺住民の健康被害に対する企業の責任を初めて認めた。国への請求と、保井さんの遺族による請求は棄却した。



判決後に記者会見した保井祥子さん=7日、神戸市中央区

朝日新聞 - 2012年08月12日




伊豆の発達障害男性 自らの体験談、漫画に

2012年08月12日 01時18分55秒 | 障害者の自立
 発達障害の一つ「自閉症」の伊豆市在住の男性(19)が、自らの体験や困難に直面した時の対応策を描いた漫画を冊子にまとめた。発達障害の当事者本人による提案やアドバイスがあふれ、教育関係者や発達障害児の親らの注目を集めている。
 冊子のタイトルは「詩音くんのスキルアップ・コミック」。A4判、155ページ。男性はペンネーム「詩音(しおん)」と名乗り、現在は同市内の一般の事業所で働いている。
 冊子に収録した漫画は、三島市立北中特別支援学級に通っていたころから描きためた2000枚以上の作品の一部という。絵を描くことが好きで、ほぼ毎日、中学校で学んだ対人マナーや社会ルールの内容をコマ割りの漫画にして描いた。
 「友達と交わす会話の声の大きさ」「テストの受け方」「電車やバスを利用する時のマナー」など学校や日常生活の約50の場面を捉え、フィクションを交えてストーリーを仕立てた。「いじめにあったら」「友達の大切な物を壊してしまったら」などトラブル遭遇時の行動をパターン分けして描いた「別れ道漫画」も盛り込んだ。
 冊子作製のきっかけは、当時の担任教諭だった三島市東本町の柳詰けい子さん(63)らの勧め。「後輩の参考に残そう」と今春にまとめた。自閉症は個人差が大きいものの、対人コミュニケーションや相手の気持ちを読むことを苦手とし、予測外の出来事に大きなストレスを感じる傾向にある。柳詰さんは「障害を理解する上でも参考になる冊子に仕上がった」と話した。
 冊子は1冊1200円(送料80円)。問い合わせは柳詰さん〈電・FAX055(975)8084〉へ。


発達障害の当事者本人が、自らの体験や困難に直面した時の対応策を描いた漫画をまとめた冊子=伊豆市内

静岡新聞社 - (2012/8/11 08:12)

麻生の川崎授産学園 災害に備えキャンプ【神奈川】

2012年08月12日 01時15分25秒 | 障害者の自立
 災害時に助け合える関係を築こうと、川崎授産学園(川崎市麻生区)は十日、市内の小学生とその親を招き、一泊二日の「親子キャンプで防災サバイバル」を開いた。


 昨年三月の東日本大震災を受け、障害のある人とキャンプをしながら、不便さの中で助け合うことを、子どもたちに考えてもらう狙い。


 学園側は利用者ら約五十人、親子は十一組二十七人が参加。簡易テントの設営や水くみ訓練などを協力して行った。


 参加者らは、空き缶と牛乳パックを使った炊き出しを体験。穴を開けた空き缶に細長く切った牛乳パックをくべて、ご飯を炊き、カレーにかけておいしそうに食べた。被災地でたい焼きを配るボランティア活動を続ける神奈川災害ボランティアステーションの鈴木幸一代表による、「たい焼きは完璧な非常食」の講演もあった。


 参加した麻生区はるひ野の小河千花さん(11)は「最初はドキドキしたけど、ゲームしているうちに(利用者に)自分から話せるようになった」、妹のさくらさん(8つ)は「水くみが面白かった。くんだ水で作ったカレーもおいしかった」と笑顔で話していた。


 子どもたちは、自分たちで設営したテントで一泊し、十一日は麻生消防署員や市危機管理室職員の講義を受ける。石井和明学園長は「こういう機会に障害者を理解してもらい、災害時にも声をかけてもらえるような関係が作れれば」と願っていた。

東京新聞 - 2012年8月11日