ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

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2012年08月22日 03時19分47秒 | 障害者の自立
 29日に開幕するロンドンパラリンピックに、川越市の会社員堤文子さん(40)が陸上競技のコーチとして初めて参加する。1990年代にアジア大会に出場するなど、中長距離のトップ選手として活躍した堤さん。引退後に障害者スポーツの魅力を知り、現役時代に果たせなかった“五輪”にかかわることになった。

 「あと1周、ファイト」

 400メートルトラックを駆け抜ける選手たちに、堤さんの声が飛ぶ。

 11日、横浜市港北区の陸上競技場。パラリンピックに出場する3選手を含む、日本知的障害者陸上競技連盟の選手たちが強化合宿を行っていた。

 堤さんは5年前から同連盟の選手たちを指導しており、パラリンピックでも知的障害のある選手をサポートする。シドニー大会以来、12年ぶりに知的障害の部門が復活することになり、今夏、コーチとしてロンドン行きが決まった。

 女子1500メートルに出場する蒔田沙弥香さん(27)(愛知県豊川市)の母・とよ子さん(52)は、「堤コーチは娘がリラックスできる雰囲気を作ってくれる。安心してロンドンに送り出せますよ」と笑顔をみせた。

 堤さんは埼玉栄高3年の時に北京アジア大会の女子800メートルに出場。卒業後、協和埼玉銀行(当時)に入社し、陸上競技部で東日本実業団女子駅伝で優勝するなど、主力選手として活躍した。

 しかし、あこがれだった五輪出場は果たせず、2001年に現役引退。数年後、軽い気持ちで視覚障害者の伴走ボランティアとして茨城県のかすみがうらマラソンに参加した。その時コンビを組んだ中年女性との出会いが、障害者スポーツに目を向けさせてくれた。

 中途失明したという女性は、「走り始めてから生きる目標ができたのよ」。オシャレにも気を使い、明るく前向き。人生を心から楽しんでいるように見えた。

 「走ることって楽しいんだ」。改めてそう実感した堤さんは、伴走ボランティアを続けながら、障害者スポーツ大会の運営など裏方の仕事にも積極的に参加するようになった。知り合いが増え、やがて知的障害のある選手の陸上競技の練習に呼ばれるようになり、パラリンピック行きにつながった。堤さんは言う。

 「現役時代はけがが多くてつらい時期もありましたが、こんな形で今、陸上競技にかかわれるのは幸せです。本番で最高の結果が出せるよう、選手たちを全力で支えていきたい」


タイムを計測しながら選手たちに声をかける堤さん(11日、横浜市港北区で

(2012年8月21日 読売新聞)

細川佳代子名誉会長を任命 長野県インクルージョン大使

2012年08月22日 03時13分01秒 | 障害者の自立
 長野県は20日付で、スペシャルオリンピックス日本の細川佳代子名誉会長を県インクルージョン大使に任命した。細川さんは、知的障害者のスポーツの祭典「スペシャルオリンピックス冬季世界大会」を2005年に長野で開き、成功に導いた。現在も障害者の社会参加を図る活動を全国で繰り広げており、阿部知事は「経験を長野県の地域づくり、共生社会に生かしてほしい。それぞれの人が活躍できる社会づくりのために、力を貸してほしい」と求めた。

 インクルージョンとは英語で「包み込むこと」の意味。障害の有無に関係なくすべての人が地域社会で生活し、支援が受けられる社会的内包を表す。県が福祉分野で“大使”を任命するのは初めて。県の障害者プランでは障害がある人もない人も支え合いながら「居場所と出番」を見いだすことができる社会の実現を目指しており、細川さんには県施策へのアドバイスや情報発信などをしてもらう。

 阿部知事から委嘱状を手渡された細川さんは「私の活動の原点が長野で開いたスペシャルオリンピックス世界大会。できることは精いっぱいお手伝いさせていただきたい」とあいさつ。「(障害者が)いかにどんどん社会に参加できるかを考えていきたい」と抱負を述べるとともに、いわゆる福祉の“プロ”が障害者を守ることだけに一生懸命となっている現状を指摘して「(障害の有無の)壁を取り払わないといけない」と、大使としての活動に意欲を示した。

 スペシャルオリンピックス冬季世界大会はオリンピック、パラリンピックと並ぶスポーツの祭典。細川護煕元首相夫人として幅広い人脈を持つ細川さんはスペシャルオリンピックス日本を設立し、アジアで初めてとなる長野での大会開催に奔走。86の国と地域から約2700人の選手団、約8500人のボランティアが参加した大会は多くの感動を世界中に発信した。


インクルージョン大使の委嘱状を阿部守一知事(左)から受け取る細川佳代子さん=県庁

MSN産経ニュース - 2012.8.21 18:57

復興に障害者の視点求め、宮古で始まる 古里で暮らせるよう、ヘルパーを増やして /岩手

2012年08月22日 03時09分36秒 | 障害者の自立
 障害を持った当事者たちが、沿岸の被災地150キロを12日間かけて歩き、復興に障害者の視点を求めていく「みちのくTRY」が宮古市で始まった。2日目の20日は、休暇村陸中宮古から同市総合福祉センターまで約13キロの道のりを歩き、田野畑村出身で脳性まひの小野ひかりさん(28)も「古里で暮らせるようヘルパーを増やしてほしい」と訴えた。

 小野さんは今月5日、田野畑村の実家から盛岡市内の老人ホームに移った。同居する母親(64)が体調を崩し同市内の病院に入院したからだ。ホームは年代の異なる人が多く、まだうまくなじめずにいる。

 これまで自宅近くの作業所で機織りなどをして暮らしていたが、身体障害者20+件手帳1級で車イスの小野さんが一人で生活するのは難しい。訪問介護などのサービスを受けて暮らそうにも「若い障害者の面倒を見るヘルパーが少ない」と嘆く。

毎日新聞 2012年08月21日 地方版

要約筆記者:養成講座、北九州で初開催 受講者を募集−−来月開講 /福岡

2012年08月22日 03時04分51秒 | 障害者の自立
 ◇年32回実施

 聴覚障害者の会話をサポートする「要約筆記者」の養成講座が9月7日、戸畑区のウェルとばたで開かれる。北九州市では初めて開かれ、主催する市立東部障害者20+件福祉会館が受講者を募集している。

 要約筆記は聴覚障害者が会話する際、隣で相手の言葉を紙に分かりやすく書いて伝える方法。パソコンに入力して画面を見せることもある。会話のスピードに遅れないよう略号(記号)や略語(短縮語)を活用し、キーワードを漏らさず要点を素早く伝える技術が求められる。

 従来はボランティア扱いの「要約筆記奉仕員」制度だったが昨年、専門性を高めた「要約筆記者」制度が創設され、全国統一試験が実施されている。

 NPO「北九州市難聴者・中途失聴者協会」の香田小茅(さち)理事長は「中途失聴者には手話は身につけにくく、要約筆記者を増やしてほしい。高齢者にも需要があると思う」と話す。要約筆記奉仕員の宮崎洋子さんは「早く・正しく・読みやすく書くのが三原則」と説明する。

毎日新聞 2012年08月21日 地方版

出雲の障害者事業所 神話アニメDVD

2012年08月22日 03時00分26秒 | 障害者の自立
 パソコンを活用して障害者の自立を目指している出雲市平野町、障害者就労支援事業所「ワークセンターフロンティー」(山本順久施設長)が、事業所に通う先天性骨形成不全症のイラストレーター米山修二さん(37)の原画をもとに、初のアニメDVD「出雲神話ヤマタノオロチ」(16分間、税込み1000円)を制作した。県のオフィシャル商品として開催中の「神話博しまね」特設会場などで販売している。

 地元の子供たちが神話に触れる機会が少ないことから、古事記編さん1300年を記念した「神話博しまね」や出雲大社遷宮に合わせて企画。約2年前からボランティア、通所者、事業所スタッフら20人で、県立古代出雲歴史博物館の学芸員の指導を受けて脚本をつくった。米山さんの原画400枚に彩色し、アフレコなどを行って7月に完成した。

 初版1000枚をつくり、販売のほか出雲市内の図書館に寄贈。神話の紙芝居の原画は経験のある米山さんもアニメの原画は初めて。「これまでと勝手が違い戸惑ったけれど、自分の描いた静止画が動くのを見て不思議な気持ちがした」とにっこりしていた。

 DVDについての問い合わせは同事業所(0853・25・7080)へ。


DVD原画を描いた米山さん(右から2人目)と制作に携わったスタッフら(出雲市役所で)

(2012年8月21日 読売新聞)