ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者の独創的な作品30点/善通寺で展示会

2012年08月04日 01時09分03秒 | 障害者の自立
 障害福祉サービス事業所・善通寺希望の家(田中慎治施設長、善通寺市与北町)の利用者らが制作した絵画などの作品展「生きぼう展」が、同市文京町の市美術館で開かれている。5日まで。

 同事業所は、中・西讃エリアの知的・身体障害者らが通所し、作業やアート活動に取り組んでいる。作品展は利用者の「生」の姿を見てもらいたいと、2009年から毎年開催。4回目となる今回は、30~50代の利用者9人が1年間に制作した絵画作品など約30点を展示している。

 来場者は、雄大な姿のクジラに赤、緑、オレンジといった鮮やかな色彩を大胆に配色したクレヨン絵画のほか、メモ用紙にトマトやシイタケなど身の回りにある静物を描き込んだ作品など、独創性の高い展示品に足を止めて見入っていた。



四国新聞 - 2012/08/03 09:53

障害基礎年金と老齢厚生年金は併給できる?

2012年08月04日 00時58分13秒 | 障害者の自立
障害基礎年金と老齢厚生年金は併給できる?

 現在、障害者1級(障害者になって15年)です。今年60歳になり、企業年金連合会とソフトウェア厚生年金基金から受給の案内が届いています。現在と同じように、厚生年金よりも額の多い障害年金をもらい続ける予定ですが、厚生年金も同時に受給することは可能なのでしょうか? また、その場合に障害年金は減額されますか?(H.K 60 東京都)


65歳以降は選択によって受給可能です

 ご質問にある障害年金は障害基礎年金、厚生年金は老齢厚生年金と解釈して回答させていただきます。

 まず、年金は1人1年金が原則になります。2つ以上の年金を受けられるようになった場合は、いずれか1つの年金を選択することになります。

 ただし、国民年金は全国民に共通の基礎年金が支払われる制度で、厚生年金保険と共済組合等は、その基礎年金に上乗せして支払われる制度です。老齢基礎年金と老齢厚生年金、障害基礎年金と障害厚生年金、遺族基礎年金と遺族厚生年金などの組み合わせは、同じ事由で支払われるため1つの年金としてみなされ、あわせて受けることができます。

 しかし、支給事由が異なる2つ以上の年金はいずれかを選択することになります。

 厚生年金保険に加入されていた方が一定の要件を満たした場合、60歳(年齢によって段階的に引き下げられます)になると特別支給の老齢厚生年金を受けられるようになります。今まで障害基礎年金を受けていた方は、支給事由が異なる障害給付と老齢給付をあわせて受け取ることはできませんのでいずれかを選択することになります。



 しかし、障害基礎年金を受けていた方が、65歳になって老齢基礎年金と老齢厚生年金を受けられるようになったときは、障害基礎年金と老齢基礎年金の2つの基礎年金をあわせて受け取ることはできませんが、特例で障害基礎年金と老齢厚生年金をあわせて受けることができます。



 H.Kさんの場合、60歳からは特別支給の老齢厚生年金が受給できると思いますが、障害基礎年金と特別支給の老齢厚生年金のどちらかの選択になります。年金事務所で試算をしてもらい有利な年金を選択することになります。その際、障害基礎年金は所得税が非課税ですが、当別支給の老齢厚生年金には課税されますので考慮をする必要があります。

 65歳以降は老齢基礎年金よりも障害等級1級の障害基礎年金の方が年金額が多いので、障害基礎年金と老齢厚生年金の組み合わせが有利かと思われます。

 実際には年金事務所に相談をし、試算をしてもらった上で一番有利な年金を選択するようにしてください。なお、いずれを選択しても減額されることはありません。

(根岸純子・社労士保険労務士)

(2012年8月3日 読売新聞)

障害者就労支援事業所:ハンディサポートします 尼崎に来月3日開設、参加者を募集 /兵庫

2012年08月04日 00時55分00秒 | 障害者の自立
 一般企業での就労が難しい障害者に働く場を提供する就労継続支援A型事業所「ecommu@Co.(エコミュカンパニー)」が9月3日、尼崎市上坂部2に開設される。インターネット通信販売や委託入力事務などが主な事業で、参加希望者を募集している。

 開設するのは阪神間各地で障害者が働く場を作っている「エコミュ」(本社・宝塚市)。山本隆士社長は「障害者であってもサポートさえあれば働ける人はたくさんいる。一人の立派な労働者としてとらえ、時給も安定させたい」と話している。

 営業時間は月〜金曜の午前9時〜午後5時。勤務時間は2時間勤務・4時間勤務・在宅勤務がある。対象は身体・知的・精神・発達障害・高次脳機能障害のある人。定員20名。募集締め切りは16日。説明・選考会が22日にあり、集団面接やパソコン基礎知識筆記試験を実施する。申し込み・問い合わせはエコミュ(0797・77・7860)。

毎日新聞 2012年08月03日 〔阪神版〕

二人暮らし、あだに 「障害者と高齢者」世帯 見守り漏れる

2012年08月04日 00時49分20秒 | 障害者の自立
 東京都豊島区の都営団地で先月二十八日、発見された七十代の母親と四十代の長女の孤立死は、一人暮らしより安心と思われがちな「二人暮らし」があだになった状況が、関係者の話から分かってきた。長女には精神障害があり、高齢の母親との暮らしはかえって社会的な孤立を深めやすかったのではという指摘もある。 


 池袋駅の北西約一・五キロ、周辺には各線の駅も多い豊島区高松三の都営団地。林京子さん(77)と長女崇子さん(42)は、死後数日たった状態で見つかった。先に崇子さんが死亡した可能性が高いとされるが、死因は不明なままだ。


 団地住民によると、親子は取り壊しが決まった区内の別の都営団地から数年前に引っ越してきた。一緒に移ってきた女性は「前から近所付き合いのない家だった。訪問しても顔を出さないので、配布物をドアの下から入れた」と話す。


 区は、二人に生活保護の受給歴はなく「生活に困っていなかった」とみる。区の高齢者対策として調査や見守り、配食のサービスがあるが、いずれも対象は単身か高齢者だけの世帯で、京子さんには当てはまらない。崇子さんが障害者という情報は、区の高齢者福祉の担当には伝わっていなかった。


 崇子さんは、パン作りをする区内の福祉作業所に月二~四回程度通っていた。最後に行ったのは六月二十九日。一カ月近く連絡無しで休んでおり、一人暮らしの利用者であれば作業所の職員が様子を見に行くケースだが、「お母さんと一緒なので大丈夫だと思い、安否確認しなかった。まさか二人で亡くなるとは…」と代表の男性は話す。


 六月十四日に一度だけ、区の地域包括支援センターの職員が二人を訪問した。京子さんの通う病院から「受診予約したのに来ない」と連絡があったためだ。崇子さんとは穏やかに会話できたものの、京子さんから「来てほしくない」と強く拒否され、それ以上の介入はしなかったという。


 二人暮らしだからこそ、異常を見落とされた上に、「社会的な孤立をより深めたのでは」と東京都精神障害者家族会連合会の野村忠良会長はみる。


 精神障害の子どもを抱えた親は、世間に気兼ねして生活を隠そうとし、交流しなくなりがちだ。野村会長は「ふだんから『子どもと一緒に死にたい』と考える人も少なくない」と話す。「今回のケースは、そういった親の感情に長女が巻き込まれて生活していたのでは」と推察する。


 崇子さんは八年前から数回、一人で区の相談窓口を訪れ、将来の不安を訴えていた。


 野村会長は「母親から独立して暮らしていれば、二人が一度に亡くなって見つかるという悲劇にはならなかったかもしれない。障害者の自立を家庭だけでなく、地域で支援する体制が必要だ」と話している。


70代の母親と40代の長女が孤立死の状態で見つかった都営団地=東京都豊島区で

東京新聞 -2012年8月3日 朝刊

発達障害での求刑上回る判決、認識誤りと声明

2012年08月04日 00時47分31秒 | 障害者の自立
 殺人罪に問われた男性被告(42)に対し、大阪地裁が先月30日、広汎性発達障害の一つ「アスペルガー症候群」であることを踏まえ、「再犯の恐れが強く心配される」などとして求刑を上回る懲役20年を言い渡した判決について、罪に問われた障害者を支援する「共生社会を創る愛の基金」(東京)は3日、「認識に重大な誤りがある」と指摘する声明を発表した。

 同症候群は、生まれつきの脳機能障害のため感情のコントロールなどが苦手とされるが、犯罪などの反社会的行動には直接結びつかないとされる。声明は、発達障害には公的施設の支援があると指摘し、「社会内に障害に対応できる受け皿がない」との判示に反論。社会秩序の維持を念頭に長期刑を選択した点には、「隔離の論理だけがまかり通っている」と訴えた。

(2012年8月3日23時00分 読売新聞)