「炎のコバケン」こと世界的指揮者の小林研一郎さんが音楽監督を務める「第2回蓼科高原みずなら音楽祭」(実行委員会主催、長野日報社など後援)が24日、茅野市の蓼科みずならホールで開幕した。初日は、小林さんが解説を交えながら演奏を完成させるプロセスを見せるレクチャーコンサートを行った。最終日の26日には、知的障害者を招いたバリアフリーコンサートを茅野市民館マルチホールで開く。
音楽祭は昨年に続いて開催。小林さんは、2005年に県内で開かれた知的障害者のスポーツ大会「スペシャルオリンピックス」のチャリティー演奏会をきっかけに、ボランティアによる「コバケンとその仲間たちオーケストラ」を結成。「障害者との共生」「音楽のバリアフリー」を目指して、知的障害者を招いたコンサートを各地で開いている。
レクチャーコンサートには県内外から約120人が集まった。プロの演奏家のみで編成した「コバケンとその仲間たちプレミアムオーケストラ」が出演し、ドボルザークの「弦楽セレナーデ」を演奏した。小林さんは「美しい風が流れ、空気の中に溶けていくように」「自分に対する怒り、戒めみたいに」などと独特の表現で演奏家に指示。思い通りの音が出ると「素晴らしい」「ありがとう」と声を弾ませた。
大阪府豊中市の河上克彦さん(71)は「小林さんのちょっとした指示で曲の調子が変わったりして面白かった」と話していた。
レクチャーコンサートは25日も開く。26日のバリアフリーコンサートには、「ベルサイユのばら」の作者でソプラノ歌手の池田理代子さんや東日本大震災被災地の高校生らも出演する。
長野日報 - 更新:2012-8-25 6:00
音楽祭は昨年に続いて開催。小林さんは、2005年に県内で開かれた知的障害者のスポーツ大会「スペシャルオリンピックス」のチャリティー演奏会をきっかけに、ボランティアによる「コバケンとその仲間たちオーケストラ」を結成。「障害者との共生」「音楽のバリアフリー」を目指して、知的障害者を招いたコンサートを各地で開いている。
レクチャーコンサートには県内外から約120人が集まった。プロの演奏家のみで編成した「コバケンとその仲間たちプレミアムオーケストラ」が出演し、ドボルザークの「弦楽セレナーデ」を演奏した。小林さんは「美しい風が流れ、空気の中に溶けていくように」「自分に対する怒り、戒めみたいに」などと独特の表現で演奏家に指示。思い通りの音が出ると「素晴らしい」「ありがとう」と声を弾ませた。
大阪府豊中市の河上克彦さん(71)は「小林さんのちょっとした指示で曲の調子が変わったりして面白かった」と話していた。
レクチャーコンサートは25日も開く。26日のバリアフリーコンサートには、「ベルサイユのばら」の作者でソプラノ歌手の池田理代子さんや東日本大震災被災地の高校生らも出演する。
長野日報 - 更新:2012-8-25 6:00