県立特別支援学校高等部に通う生徒が手掛けた製品の統一ブランド「G HOPES(ジーホープス)」が立ち上がった。岐阜県の頭文字と希望を意味する英語を組み合わせた造語で、生徒の自立に向けた願いを込めた。先月から製品の販売を始めたところ、中には数日で完売し入荷待ちの商品もあるなど滑り出しは好調だ。
製品は、生徒が就労に向けた取り組みの一つとして作業学習で作った。現在販売しているのは、大垣、岐阜本巣、海津の3校が手掛けるめおと箸、トートバッグ、レターセット、一筆箋、コットンタオルの5品。デザイナーの指導を仰ぎ、試行錯誤を繰り返した逸品ばかり。
販売から2、3日で売り切れた商品もあったといい、大垣特別支援学校高等部3年の中島誠悟君(18)は「自分が作った商品が統一ブランドとして販売されるのはうれしい」と喜んだ。
県教育委員会によると、県内の特別支援学校高等部の生徒数は1193人と、この10年間で1・9倍に増加。一方、一般企業への就職率は31・6%(昨年度)で、卒業後の自立を視野に社会人として必要な能力を身に付けることは各校共通の課題となっている。県教委特別支援教育課は「ブランドとして製品の価値を高めることが、生徒の自信となる。作業学習で得た力を就労につなげたい」と狙いを話す。
ジーホープスは、岐阜市柳ケ瀬通のホテルグランヴェール岐山1階で扱っている。来月には新商品も加わる予定。同校高等部3年の坂祐太君(18)は「自分が作った製品が売れると励みになる。ずっと長く使ってほしい」と笑顔で話した。

「G HOPES」製品の製作に励む生徒ら=大垣市西大外羽、大垣特別支援学校
岐阜新聞 -2014年02月01日10:00
製品は、生徒が就労に向けた取り組みの一つとして作業学習で作った。現在販売しているのは、大垣、岐阜本巣、海津の3校が手掛けるめおと箸、トートバッグ、レターセット、一筆箋、コットンタオルの5品。デザイナーの指導を仰ぎ、試行錯誤を繰り返した逸品ばかり。
販売から2、3日で売り切れた商品もあったといい、大垣特別支援学校高等部3年の中島誠悟君(18)は「自分が作った商品が統一ブランドとして販売されるのはうれしい」と喜んだ。
県教育委員会によると、県内の特別支援学校高等部の生徒数は1193人と、この10年間で1・9倍に増加。一方、一般企業への就職率は31・6%(昨年度)で、卒業後の自立を視野に社会人として必要な能力を身に付けることは各校共通の課題となっている。県教委特別支援教育課は「ブランドとして製品の価値を高めることが、生徒の自信となる。作業学習で得た力を就労につなげたい」と狙いを話す。
ジーホープスは、岐阜市柳ケ瀬通のホテルグランヴェール岐山1階で扱っている。来月には新商品も加わる予定。同校高等部3年の坂祐太君(18)は「自分が作った製品が売れると励みになる。ずっと長く使ってほしい」と笑顔で話した。

「G HOPES」製品の製作に励む生徒ら=大垣市西大外羽、大垣特別支援学校
岐阜新聞 -2014年02月01日10:00