ゴエモンのつぶやき

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障害者らの自立支援ロボット 守谷のクリニックが導入

2014年02月03日 01時18分11秒 | 障害者の自立
 守谷市野木崎の「さとう内科・脳神経外科クリニック」(佐藤弘茂院長)が、下半身マヒなどの障害のある人の自立を支援するロボットを導入した。県内の開業医としては先駆的な取り組み。

 このロボットは、筑波大学の山海嘉之教授が開発した両足の歩行や動作をサポートする装着型の「ロボットスーツHAL」。クリニック併設の「障がい者支援センター」に他のリハビリ機器とともに配備する。

 佐藤院長によると、HALを障害のある人の下半身に装着。足の筋肉を動かそうとする脳からの微弱な電気信号をセンサーが感知。障害者が意図する筋肉の動きを予想してロボットが動き、サポートする。

 この繰り返しで脳を刺激し、リハビリのための効率的な訓練になるという。

 佐藤院長と理学療法士が、パーキンソン病など神経難病の機能回復もアシストする。

 クリニックはほかにも介護予防支援として、コミュニケーションパートナーロボット「パルロ」やアニマルセラピーのアザラシ型ロボット「パロ」を支援センターに導入した。高齢者の精神面の生活機能維持を支えるという。 


「HAL」の機能訓練を公開する佐藤院長(右)=守谷市で

東京新聞 - 2014年2月2日

岐阜)障害者が接客術など競う アビリンピック県大会

2014年02月03日 01時12分43秒 | 障害者の自立
 障害のある人がパソコンや接客の能力を競う障害者技能競技大会「アビリンピック」の県大会が1日、大垣市内であった。身体、知的、精神障害のある県内の71人が、日頃の訓練の成果を競った。優秀な成績を修めると、11月に愛知県である全国大会に出場できる。

 県大会は2004年から毎年1回開かれ、今年で11回目。この日は、喫茶店での接客術や、ビルの床の清掃技術、パソコンで表を作る技術などを競った。一般就労を目指す県内の特別支援学校に通う生徒や、社会人が参加した。

 接客術を競う種目に出場した北方町のパート星屋佳代子さんは現在、結婚式場の清掃スタッフとして働く。「笑顔でゆっくり話すことを心がけていたけど、緊張してこわばってしまった。練習を積んで、いつかはお客さんと触れ合う仕事をしたい」と話した。

朝日新聞デジタル> 2014年2月2日03時00分

東大寺で「芸術祭」オープニング式典 障害者が描いた絵見て 奈良

2014年02月03日 01時10分14秒 | 障害者の自立
 ■被災地の復興願い、旗「幡」掲揚

 「障害のある人とない人のつながり」をテーマに奈良の個性豊かな芸術作品を紹介する県障害者芸術祭「HAPPY SPOT NARA2013-2014」(県主催)が1日に始まり、奈良市の東大寺大仏殿でオープニングセレモニーが行われた。芸術祭は9日まで。

 芸術祭は平成23年度に始まり、今回で3回目。この日、東大寺大仏殿では「BIG幡(ばん)プロジェクト」として東日本大震災の被災地の復興を願い、東北3県と奈良県、中国・韓国の障害者が描いた絵を組み合わせて仕上げた旗「幡」の奉納法要が行われた後、境内に8本が掲揚された。幡は、人々の平和を祈ったり魔よけの意味があるとされる。

 絵は「花鳥風月」をテーマに募集し、182人から計219点の応募があった。

 震災による津波の被害で建物が全壊した仙台市の知的障害者施設「まちの工房まどか」では、通所者9人がそれぞれの作品を応募。施設の生活支援員、生島知明さんは「震災のショックで歩くことができなくなった通所者もいたが、描いた絵を見てもらうことで、少しずつ自信を取り戻していった」と振り返る。

 県障害福祉課は「文化や芸術は社会参加や自立につながっていくので、今後も継続していきたい」と話している。

 期間中、奈良市の県文化会館展示室で、県内の14個人・団体が描いた絵や工作物約140点の展覧会などが催される。問い合わせは同芸術祭事務局((電)0742・43・7055)。

MSN産経ニュース - 2014.2.2 02:13

自助グループ 精神障害者が運営し、悩みを語り合う 社会に出る足がかりに /兵庫

2014年02月03日 01時01分11秒 | 障害者の自立
 ◇さまざまな困難抱える人たち「心が軽くなる」

 精神障害者が、悩みを互いに語り、情報交換の場となっている相互支援(自助)グループ。家族にもなかなか分かってもらえない病気の苦しみや生活上の悩みを、「同じ経験を持つ人に聴いてもらうことで、心が軽くなる」という参加者も多い。地域に根ざしたグループは、当事者(障害者)自身が運営しており、さまざまな困難を抱えている。

 県内八つの自助グループの連絡会「いこいの場ひょうご」事務局長、高瀬建三さん(63)=宝塚市=によると、各団体とも運営費の調達や事務作業の担い手不足が課題という。当事者同士の会の他に、医療機関や福祉施設が運営するグループ、障害者の家族会などがある。高瀬さんは「障害者をひとりぼっちにさせないことが目的。仲間ができることで、家族や医療機関への過度の依存から抜け出すきっかけになる」と言う。

 尼崎市の自助グループ「ゆっくり」は当事者運営の会として2007年4月に発足した。毎月第2、4土曜の夕方、地域の会館を借りて定例会を開き、花見や花火見物などで交流を深めている。1月下旬の定例会では、メンバー6人が障害者の仕事について意見交換した。

 通信販売会社で商品の梱包(こんぽう)作業のリーダー役を務める男性(43)は、発達障害と精神障害を抱えている。作業中、同僚から別の作業の手順などについて尋ねられると、元々自分が手をつけていた作業が意識から完全に抜け落ちるという。「ミスをして注意されるのは仕方ないが、怒鳴られたり『自分で考えろ』と突き放されたりすると、どうしていいか分からなくなる」と訴える。

 統合失調症に苦しみながら短大を卒業した女性(23)は、ホテルでアルバイトをした際に同様の困難に直面した。「指示されたことを控えたメモを読み返しても仕事が覚えられず、仲間に聞くと『また同じこと聞いてるわ』という顔をされたような気がして、すぐに辞めてしまった」と打ち明ける。

 事務局長で、県の精神障害者相談員を務める田中里子さんはかつてうつ病を患い、寛解した経験を持つ。「精神疾患になると、判断力が低下するので、周囲のペースに合わせるのが難しくなる」。自身も症状が和らいだ時、簡単な作業のアルバイトに就いたが、「上司から怒られ通しで、何ができていないかも把握できなかった」と振り返る。この日集まった意見は市の自立支援協議会を通じて提言し、福祉政策に反映させたい考えだ。

 会合は、お茶やお菓子を机上に並べ、打ち解けた雰囲気で笑い声も起きる。すぐには解決策が見つからない話題も多いが、統合失調症の女性は「こうした場で、丁寧に向き合ってくれる人たちと接すると『人と話すことも楽しいな』と思える」と言う。

 これまで二十数人が在籍し、「再び外へ出よう」と思った障害者の足がかりになっている。ただ、症状の悪化で突然連絡がつかなくなるメンバーもいる。田中さんは「一人で苦しんでいる障害者も多いので、こうした活動を広く知ってほしい」と願っている。

 ゆっくり事務局(06・4256・7993=地域生活支援センターポルタ内)。メールはyukkuri_tanpopo@yahoo.co.jpへ。

毎日新聞 2014年02月02日〔阪神版〕

障害年金―受給要件の見直しを

2014年02月03日 00時55分17秒 | 障害者の自立
 年金はお年寄りだけでなく、若い世代にも恩恵がある。病気やけがで仕事や生活に大きな支障があるとき受給できる障害年金だ。国民年金加入者だと年に最大約97万円受け取れる。

 だが、受給の要件が理にかなっていない部分がある。時代にあわせ、障害者の生活を保障する機能をきちんと発揮するよう見直していくべきだ。

 障害年金を受け取るには、傷病で最初に医療機関を受診した日(初診日)の直前までに保険料を一定期間以上納付している必要がある。

 問題は、この「初診日」を基準にする点にある。

 事故で病院に担ぎ込まれたという場合ならわかりやすい。

 一方、今や受給者の3割近くを占める精神障害などは、進行が緩やかで何年もたって仕事ができなくなり、障害年金の請求に至るケースが少なくない。

 こうした場合、最初に診察を受けた病院にカルテが残っていないことがある。法定の保存義務期間は5年だからだ。病院が廃業していることもある。

 もし、受診の証拠がなく初診日が確定できなければ、いくら保険料を納めていても、障害年金は受け取れない。

 もう一つの問題は、初診日の時点で保険料未納が一定以上あると、障害年金を受け取るチャンスが生涯失われる点だ。

 ある30代の精神障害者は一昨年、支給を申請したが、12年前の初診時点で保険料納付が3カ月足りなかったとして拒否された。実は初診日のすぐ後に親が保険料を5カ月分、追納していたが、認められなかった。

 これは過酷である。精神疾患は20歳前後に発病しやすい。受診するまで時間がかかり、生活が混乱している間に未納が積み重なって納付要件を満たせない状況に陥りやすい。

 例えばブラック企業で働き、うつになったりした若者も同じリスクを抱えるだろう。精神疾患の患者は320万人。ひとごとではない。

 もちろん、受給の要件を緩和すれば、真面目に保険料を納付し続けている人との間で公平さを欠くという反論があろう。

 ただ、高齢者については無年金者を出さないため、国の姿勢はずっと緩やかだ。最低25年の納付期間を満たす人を増やそうと10年前までの保険料を追納できる時限措置もとっている。

 公的年金も保険なので、保険料の納付要件は必要だが、今の「初診日主義」には様々な問題がある。障害が一定以上になった時を基準にするなど、実態に即した案を検討する時期だ。

朝日新聞デジタル> 2014年2月2日02時04分