ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

働く障害者が労組設立 環境改善へ「相談窓口に」

2014年02月18日 03時07分54秒 | 障害者の自立
 働く障害者に特化した日本初の労働組合「ソーシャルハートフルユニオン」(東京都豊島区)が昨年12月、設立された。働く障害者のための環境整備が進む一方、課題は多い。同ユニオンの石崎真一執行委員長は「働く障害者の相談窓口となっていきたい」と話している。(油原聡子)

 ◆我慢してしまう

 働く障害者を巡る環境は近年、急速に変化してきた。昨年4月には民間企業の障害者に対する法定雇用率が1・8%から2%へアップ。さらに、日本は今年1月、障害者への差別を禁止し、社会参加を促す「障害者権利条約」の批准書を国連に提出。今月19日から発効する。

 障害者の労働環境が整っていく中、働く障害者は40万人に上る。石崎執行委員長は「働く障害者は企業内ではごく少数しかいない。障害者の声が届きづらい現状がある」と説明する。

 公務員や一部上場企業など恵まれた環境で仕事ができる障害者もいるが、日常的に差別や虐待を受け、過酷な労働環境下に置かれているケースもあるという。

 不当な低賃金労働をさせられているケースもある。ある知的障害者の男性は、入社当初は10万円以上あった給与が理由もなく減額され、数万円しか支給されなくなった。給与明細もまともにもらっていない。「何かあっても子供は親を心配させたくないと思って黙ってしまう。親も、日中働ける所があるなら、と我慢してしまうケースも多い」と石崎委員長は指摘する。

 石崎委員長自身も障害者の家族として、働く障害者の苦悩に直面してきた。長男が知的障害を持ちながら働いているが、「長男は職場に希望や要求を出したことはありません。『合わなければ退職して結構です』と言われることが分かっているからです」と話す。

◆外部に評価委

 一方、企業側も雇用条件に対する不安や課題の多さに困惑しているという実情がある。石崎委員長は「何か言ったら差別になるのではないか、などの不安を企業も持っている。対立が目的ではなく、ユニオンが入り、ワンクッションを置くことで、問題解決に向けて企業と働く障害者の橋渡しができれば」と話す。ユニオンが間に入ることで個別の労使紛争を未然に防ぐことが可能だという。

 団体交渉だけでなく、障害者の交流の場や情報交換のための活動も行う予定だ。諮問機関として、有識者による評価委員会を外部に設け、企業側の要望に応えたり、行き過ぎた組合活動を防いだりする仕組みも整えた。

 評価委員の一人で、働く障害者団体協議会の藤代洋行会長は「働く障害者は身近に同じ立場の人がいないため、孤立しやすい。ユニオンがあることで情報交換もできるし、労働の専門家が集まることで解決の可能性も高まる」と期待を込める。

 ソーシャルハートフルユニオンは、ホームページ(http://sh-union.jp)から加入手続きが可能。組合費は、入会金3千円▽組合会費1万2千円(1年分)

■立場弱く、自主的解決難しい

 ソーシャルハートフルユニオンの評価委員で国際医療福祉大学大学院の松浦清教授の話「障害者雇用促進法が改正され、企業に対し、障害者への差別などが起こった場合には自主的に解決するよう努力義務が課せられるようになる。しかし、もともと弱い立場の障害者が自主的に解決するのは難しく、第三者が必要になる」

                   ◇

 ≪22日に無料労働相談会≫

 ソーシャルハートフルユニオンは22日午後2時から4時まで、東京都豊島区のアットビジネスセンター池袋駅前別館で、働く障害者のための労働相談会を開く。

 ユニオンの執行委員のほか、弁護士や社会保険労務士が相談を担当。裁判など係争中の事案でも相談を受け付ける。費用は無料。申し込みは不要。問い合わせは、同ユニオン(info@sh-union.jp)。


「働く障害者の相談窓口になれれば」と話す、ソーシャルハートフルユニオンの石崎真一執行委員長 =東京都豊島区

MSN産経ニュース : 2014.2.17 08:30

障害者の感性商品に イムズで100点展示

2014年02月18日 03時04分29秒 | 障害者の自立
 障害者の個性豊かな表現力を生かした実用品を展示、即売する「GoodJob!展」が福岡市・天神のイムズで開かれている。17日まで。

 障害者の創作活動を支援する財団法人「たんぽぽの家」(奈良市)が企画した。東京、宮城に続いて全国3か所目の開催。

 全国各地の障害者が考えたデザインを、国内のメーカーなどが食器、靴下、椅子、傘、靴などに商品化した約100点が並ぶ。実際に商品として製造販売されることで、障害者が新たに働ける場を広げるのが狙いだ。

 独特の感性を生かしたカラフルな作品が多い。福岡市の福祉作業所「工房まる」に所属する障害者が描いた繭玉やイチゴなどのデザインを伝統工芸の博多織の柄に用いた風呂敷も展示。来場者は手に取り、品質などを確かめていた。

 工房まるを運営するNPO法人の樋口龍二代表理事は「何となくゆるくてかわいいデザインが特徴。必要とされる物を作ることで、障害者の自立につながる」と話していた。


独特の感性を生かしたデザインの実用品が並ぶ会場

(2014年2月17日 読売新聞)

災害時、障害者の支援考えるシンポ 北九州市、地域や行政の役割論議 [福岡県]

2014年02月18日 02時53分12秒 | 障害者の自立
 障害者を災害時にどう支援するかを考えるシンポジウムが16日、北九州小倉北区の同市立男女共同参画センター・ムーブであった。聴覚障害者で映画監督の早瀬憲太郎さん=横浜市=をゲストに招き、行政関係者らが、地域の助け合いや行政の役割について議論した。

 市身体障害者福祉協会が主催し、福祉関係者など約150人が参加した。

 早瀬さんは、東日本大震災で被災した障害者の避難生活などを撮影した映画「生命(いのち)のことづけ」を製作。「震災では避難に手間取って津波に巻き込まれた障害者が多数いた。非常時に誰がサポートするかを決めておくと良い」と語った。

 シンポジウムでは、市職員や障害者団体のメンバーが「地域力を高めるために」と題して意見交換。市障害福祉団体連絡協議会の林芳江さんは「地域に住む障害者の名前や、障害の特性、避難時に必要な支援について覚えてもらう地域づくりが必要だ」と提言した。


障害者の災害支援について、手話で説明する早瀬さん

=2014/02/17付 西日本新聞朝刊=

障害者の手作り品一堂に 長岡京、2市1町の作品展示印刷用画面を開く

2014年02月18日 02時47分51秒 | 障害者の自立
 京都府の乙訓2市1町の障害者の力作を飾った「創XI えがおの手しごと展」が16日、長岡京市開田の市立産業文化会館で始まった。障害者施設の利用者が手作りした草木染めやさをり織り、ビーズ作品などが並んでいる。

 社会福祉法人のあらぐさ福祉会が運営する障害福祉センターあらぐさ(同市井ノ内)が、毎年この時期に催している。同センターを利用している20~50代の知的と身体障害者約60人が、それぞれのペースで手がけた作品を飾った。

 3年前からテーマを設定した展示をしており、今回は実用性を重視した「キッチン」。藍染めのエプロンとランチョンマットをはじめ、ビーズをアイロンで溶かして作ったコースターや鍋敷き、すいた紙の箸置き、フェルトの器、アクリルたわし、布巾などがずらりと並んだ。

 ほかにも、さをり織りのマフラーやポンチョ、草木染めのかばん、和紙のミニ封筒、今年のえとにちなんだ馬の置物などもあり、来場者が「上手ね」「かわいい」「器用に作ってある」と感嘆の声を上げながら作品に見入っていた。

 18日まで。午前9時~午後6時(18日は午後3時)。入場無料。


「キッチン」をテーマにして障害者が手がけた力作が並ぶ作品展(長岡京市開田・市立産業文化会館)

京都新聞 【 2014年02月17日 09時32分 】

障害者が稽古重ねミュージカル挑戦 来月2日、市川で公演

2014年02月18日 02時38分08秒 | 障害者の自立
 NPO法人いちかわ市民文化ネットワークは3月2日、障害者らが出演するチャレンジド・ミュージカル9「WEWE NA MIMI~あなたとわたし~」を市川市行徳文化ホールI&Iで公演する。

 今年で9回目を迎える同ミュージカルは「障害のある人もない人も一緒になって面白いミュージカルを作ること」を目的に2005年にスタート。

 今回は公募で集まった障害者ら約70人が出演。毎回舞台に参加している人から初心者までさまざま。10月からほぼ毎週、市内の各所で稽古に励んできた。

 2020年東京オリンピックをテーマにスポーツにまつわるパロディーを演じたり、オノマトペ(擬態語、擬声語)をふんだんに使って宮澤賢治の童話の舞台化に挑戦する。

 公演は午前11時~、午後3時~の2回。入場料は前売り大人2千円(当日2500円)、4歳~学生・障害者千円(当日1500円)。問い合わせは同ネット、電話047(711)8813。


チャレンジド・ミュージカルの稽古風景

千葉日報 : 2014年02月17日 15:08