北九州市は2014年度から、犯罪を犯した障害者(触法障害者)の社会復帰を後押しするネットワークづくりに乗り出す。弁護士会や社会福祉法人などと連携して、生活面の相談業務や就労支援のテコ入れを図り、触法障害者の再犯防止につなげたい考えだ。
市によると、触法障害者の罪状は窃盗(万引き)や詐欺(無銭飲食・無賃乗車)が目立つ。1年未満での再犯率は約7割で全体の平均を約30ポイント上回るとされる。多くは知的障害者や精神障害者で、基本的な生活習慣が身に着かず、社会のルールが守れなかったり、仕事に就けなかったりして犯罪を重ねるケースが多いという。
市は、県弁護士会北九州部会や社会福祉法人「北九州市手をつなぐ育成会」などと連携し、触法障害者の相談窓口の設置や就労支援の方法などを話し合う研究会を発足。シンポジウムや研修会も開き、支援ネットワークづくりを進める。
14年度の一般会計当初予算案に関係費用を計上しており、市障害福祉課は「触法障害者は地域の理解や受け入れ態勢があれば更生できる。再犯防止に有効な枠組みづくりを目指したい」としている。
(2014年2月20日 読売新聞)
市によると、触法障害者の罪状は窃盗(万引き)や詐欺(無銭飲食・無賃乗車)が目立つ。1年未満での再犯率は約7割で全体の平均を約30ポイント上回るとされる。多くは知的障害者や精神障害者で、基本的な生活習慣が身に着かず、社会のルールが守れなかったり、仕事に就けなかったりして犯罪を重ねるケースが多いという。
市は、県弁護士会北九州部会や社会福祉法人「北九州市手をつなぐ育成会」などと連携し、触法障害者の相談窓口の設置や就労支援の方法などを話し合う研究会を発足。シンポジウムや研修会も開き、支援ネットワークづくりを進める。
14年度の一般会計当初予算案に関係費用を計上しており、市障害福祉課は「触法障害者は地域の理解や受け入れ態勢があれば更生できる。再犯防止に有効な枠組みづくりを目指したい」としている。
(2014年2月20日 読売新聞)