障害者を積極的に雇用した飲食店を手掛けるアップルファーム(仙台市)は今春、自らのビジネスモデルを福岡、大阪両市の事業者に販売する。従業員の実習をはじめ、経営に必要な一連のノウハウをパッケージで提供する。
同社は2010年、レストラン「六丁目農園」を若林区に開設した。障害者の働きやすさを重視し、あらかじめメニューを固定し、料金体系や接客が簡単なバイキング形式を採用した。
地元の新鮮野菜を生かした料理が評判を呼び、12年にはベストウェスタンホテル仙台(泉区)にも「六丁目農園中山店」をオープンさせた。現在、全体の従業員は約120人で、うち約半分が障害者となっている。
同社は、自社店舗経営で蓄積したノウハウの他地域への展開を計画。福岡市のレストラン、大阪市の弁当工場が導入を決め、それぞれ3、5月に開業する見通しとなった。障害者雇用の拡大を検討する大手外食チェーンとも、業務提携の協議を進めている。
アップルファームの渡部哲也社長は「1次産業と飲食サービス、福祉を組み合わせ、地域課題を解決するアドバイザーの役割を果たしたい。障害者のやりがいと生きがいを創造し、公益と収益の両立を目指す」と話す。
野菜をふんだんに使ったバイキングメニューが人気の「六丁目農園」=仙台市若林区
河北新報 : 2014年02月08日土曜日
同社は2010年、レストラン「六丁目農園」を若林区に開設した。障害者の働きやすさを重視し、あらかじめメニューを固定し、料金体系や接客が簡単なバイキング形式を採用した。
地元の新鮮野菜を生かした料理が評判を呼び、12年にはベストウェスタンホテル仙台(泉区)にも「六丁目農園中山店」をオープンさせた。現在、全体の従業員は約120人で、うち約半分が障害者となっている。
同社は、自社店舗経営で蓄積したノウハウの他地域への展開を計画。福岡市のレストラン、大阪市の弁当工場が導入を決め、それぞれ3、5月に開業する見通しとなった。障害者雇用の拡大を検討する大手外食チェーンとも、業務提携の協議を進めている。
アップルファームの渡部哲也社長は「1次産業と飲食サービス、福祉を組み合わせ、地域課題を解決するアドバイザーの役割を果たしたい。障害者のやりがいと生きがいを創造し、公益と収益の両立を目指す」と話す。
野菜をふんだんに使ったバイキングメニューが人気の「六丁目農園」=仙台市若林区
河北新報 : 2014年02月08日土曜日