ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

宮崎)視覚障害者も楽しめる「触感ひな山」お目見え

2014年02月12日 01時52分54秒 | 障害者の自立
 視覚障害者が触って楽しめる「ひな山」を、南九州大学庭園デザイン学研究室(都城市立野町)の学生7人が作った。学生たちに助言などをした都城視覚障害者福祉会の八木敏男会長(60)は「ニュースで聞くだけだったひな山を実感できるうれしさと、頑張った学生さんたちに心からありがとうを言いたい」と話している。

 ひな山は、女の子の健やかな成長を願い、山の神が住む深山の風景を岩やこけなどで再現し、その中にひな人形を飾る綾町の伝統文化。江戸時代から続くとされる。ひな山を研究している永松義博教授は約15年前から、ゼミ指導の一環として学生たちに課題を与え、ひな山を作ってきた。

 今年の課題は「視覚障害者も楽しめる」。学生たちは昨年12月、都城市であった障害者の作品展を訪ね、八木会長に協力を求めた。触れるひな山は、1メートル四方の枠内に、杉の葉などで小高い山を作り、表面をコケで覆い、滝や川も設けて手作りのひな人形を各所に置いた。一見、ふつうのひな山だが、随所に八木会長の助言が生かされた。

朝日新聞デジタル> 2014年2月11日03時00分

そば:障害者支援施設利用者らに、五泉の住民ふるまう /新潟

2014年02月12日 01時50分37秒 | 障害者の自立
 五泉市中川新の住民4人が、同所の障害者支援施設「いずみの里」(片桐紀好施設長)を訪れ、施設の利用者らにそばをふるまった。

 「地元に伝わる伝統の手打ちそばを味わってもらおう」と、十数年前から毎年、訪れている。メンバーの長谷川正さん(70)らは、利用者たちと一緒に、地元で採れたつなぎのジネンジョ2キロと、そば粉10キロを手際よくこね上げ、約90食分を作った。この後、早速、試食会が開かれ、カモ肉でだしを取ったつゆでそばを味わった。利用者らは「おいしい、おいしい」と心づくしのごちそうに舌鼓を打っていた。

毎日新聞 2014年02月11日 地方版

アメニティーフォーラム:障害者芸術分野、行政の支援議論 /滋賀

2014年02月12日 01時47分35秒 | 障害者の自立
 大津市で7〜9日、開かれた「第18回アメニティーフォーラム」で、厚生労働省の村木厚子事務次官、文化庁の青柳正規長官、嘉田由紀子知事の3氏による対談が8日あり、障害者芸術分野での行政の支援のあり方などについて意見を出し合った。

 厚労省と文化庁は障害者芸術振興に、新年度から新たな予算を配分するなど、支援の姿勢を打ち出している。青柳長官も同時開催中の展覧会の作品について「非常にクオリティーが高い」と評価。「(芸術家として独り立ちする)スタート台に立てるよう行政が支援する。その先は本人の才能や努力だ」と述べた。

 村木事務次官は「(障害者芸術が)アール・ブリュットと名付けられ、医療福祉の現場では『見えていなかった』作品が『発見』され世に出てきた。才能のある障害者は健常者と同じ割合で存在する。表に出られない障壁を取り除くのが行政の役目だ」と訴えた。嘉田知事は、国をリードする県の支援事業などを紹介しながら「既存の慣習にとらわれず、眠っている地域の個性を引き出したい」と語った。

毎日新聞 2014年02月11日 地方版

卓球交流大会:懸命にピンポン球追いかけ 障害者も健常者も、ともに楽しむ /鹿児島

2014年02月12日 01時45分32秒 | 障害者の自立
 手足に障害のある人と健常者がともに卓球を楽しむ「ゆうあい館卓球交流大会」が9日、鹿児島市真砂本町の市心身障害者総合福祉センター・ゆうあい館であった。交流と健康増進が狙いで同センターの主催。約60人がチームメート同士声を掛け合いながら、ピンポン球を懸命に追いかけ汗を流した。

 卓球は、それぞれのペースで楽しむことができるため障害者に愛好者が多く、リハビリにもよいという。この日は、4人1組の団体戦。

 同センターの担当者で、左半身に障害があるという中間五月男さん(48)は「卓球は、心身ともに鍛えることができるし、交流にも最適。障害者が楽しめるスポーツとしてもっと盛り上げたい」と話した。

毎日新聞 2014年02月11日 地方版

池羽君が全国社会奉仕で金 聴覚障害者支援へ筆記帳

2014年02月12日 01時38分08秒 | 障害者の自立
 愛知教育大付属岡崎中学校三年の池羽盛門(いけばもりかど)君(15)=岡崎市不吹町=が、社会奉仕に取り組む児童生徒を顕彰する「ボランティア・スピリット賞」(文部科学省後援)でトップの金メダルを獲得した。今年対象となった全国四万人のうち、金は池羽君を含めてわずか二人。姉や妹、母らと九年来続ける要約筆記帳の寄贈活動が評価され「家族全員へのご褒美」と笑顔だ。

 生命保険会社などが主催する同賞は今年十七回目で、活動報告を基に地域表彰や東海・北陸など全国七ブロックの表彰を経て、金メダルの文部科学大臣賞二人と奨励賞八人が決まる。

 池羽君は小学一年の時、五年生だった姉の衿佳(えりか)さん(19)=椙山女学園大一年=がクラス活動で始めた要約筆記帳作りを手伝い始めた。園児だった妹の悠佳(ゆうか)さん(13)=愛知教育大付属岡崎中一年=も一緒だった。つるつるして速記に向く、裏が白地の折り込みチラシを集め、半分に切り、厚さ一・五センチほどにとじる聴覚障害者のための活動だ。

 クラスが変わった翌年からは池羽家だけの活動になったが、きょうだい三人で「V・C(ボランティア・サークル)・イヤリング」を結成し、近所や友人らの支援も得てチラシを集め、年間百冊を地元の要約筆記ボランティア「OHPおかざき」に贈り続けた。母の浩美さん(46)も全面協力した。

 実は衿佳さんも金メダルを含めて六回受賞しており、池羽君の金などを合わせると一家の受賞は九回目。だが、賞金(金メダルで十五万円)は一切、私的に使わず、福祉機器の寄付や作業文房具代、筆談への協力を呼び掛ける「耳マーク」PRのジャンパー製作などに充ててきた。

 池羽君は「個人ではなく、活動に参加した全員への賞」と謙虚で「今後も続ける」と言い切る。

 衿佳さんも「いつか三人が結婚したら、実家を含めて一族で四本柱の活動になる」と夢を語る。悠佳さんは「仲良しの子と学校で協力の輪を広げる」と意気込む。

 池羽一家の筆記帳のおかげで「講演会や研修会に不安なく取り組める」と話す市難聴・中途失聴者の会の羽田野裕子代表は「見えないところで活動する皆さんに、心から感謝したい」と話している。


全国表彰の金メダルに笑顔の池羽盛門君(中)と、耳マーク入りの要約筆記帳をアピールする姉の衿佳さん(右)、妹の悠佳さん=中日新聞岡崎支局で

中日新聞 : 2014年2月11日