視覚障害者が触って楽しめる「ひな山」を、南九州大学庭園デザイン学研究室(都城市立野町)の学生7人が作った。学生たちに助言などをした都城視覚障害者福祉会の八木敏男会長(60)は「ニュースで聞くだけだったひな山を実感できるうれしさと、頑張った学生さんたちに心からありがとうを言いたい」と話している。
ひな山は、女の子の健やかな成長を願い、山の神が住む深山の風景を岩やこけなどで再現し、その中にひな人形を飾る綾町の伝統文化。江戸時代から続くとされる。ひな山を研究している永松義博教授は約15年前から、ゼミ指導の一環として学生たちに課題を与え、ひな山を作ってきた。
今年の課題は「視覚障害者も楽しめる」。学生たちは昨年12月、都城市であった障害者の作品展を訪ね、八木会長に協力を求めた。触れるひな山は、1メートル四方の枠内に、杉の葉などで小高い山を作り、表面をコケで覆い、滝や川も設けて手作りのひな人形を各所に置いた。一見、ふつうのひな山だが、随所に八木会長の助言が生かされた。
朝日新聞デジタル> 2014年2月11日03時00分
ひな山は、女の子の健やかな成長を願い、山の神が住む深山の風景を岩やこけなどで再現し、その中にひな人形を飾る綾町の伝統文化。江戸時代から続くとされる。ひな山を研究している永松義博教授は約15年前から、ゼミ指導の一環として学生たちに課題を与え、ひな山を作ってきた。
今年の課題は「視覚障害者も楽しめる」。学生たちは昨年12月、都城市であった障害者の作品展を訪ね、八木会長に協力を求めた。触れるひな山は、1メートル四方の枠内に、杉の葉などで小高い山を作り、表面をコケで覆い、滝や川も設けて手作りのひな人形を各所に置いた。一見、ふつうのひな山だが、随所に八木会長の助言が生かされた。
朝日新聞デジタル> 2014年2月11日03時00分