ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者事業所への物品発注 宮城県が支援強化目標額上積み

2014年02月10日 03時22分51秒 | 障害者の自立
 宮城県は、障害者が働く事業所に対する物品や業務の優先発注を強化する。国や自治体に取り組みの拡大を求める障害者優先調達推進法が昨年4月に施行されたことを踏まえ、各部署に1品目以上の発注を促し、2013年度中に少なくとも360万円分の発注を目指す。14年度以降は目標額を上積みし、物品購入などを拡大していく方針だ。

 対象は就労支援事業所や従業員に占める障害者の割合が高い企業など。13年6月現在で428事業所に上る。食料品や伝票、名刺などの物品購入や清掃、資源回収などの業務の発注を見込む。
 営業力がない事業所が多いことから、販路拡大を支援しているNPO法人みやぎセルプ協働受注センター(仙台市)を介した発注も認める。
 県は13年12月、取り組み強化の方針を定め、県警、県教委を含む各部署に通知した。法施行前から取り組みを呼び掛けてきたが、全313部署のうち就労支援事業所などへの発注実績があるのは3割弱にとどまる。
 まずは実績を積んでもらおうと、最低1回は発注するとの具体的な努力目標を設定した。県全体の13年度中の発注目標は、12年度実績(327万7430円)を10%上回る水準とした。
 ただ、この目標額は県の12年度の物品購入全体(約76億4000万円)の0.05%にも満たない。各部署が求める物品や業務と、事業所側が提供できる品目がかみ合わないケースもあり、発注拡大には課題も多い。
 県は各事業所の品目リストを作ったり、発注元が感じた改善点を事業所に伝えたりして取引の環境整備を進め、今後の発注比率を高めていく。
 岡部敦保健福祉部長は「障害者が働く事業所の受注機会を増やし、障害者の自立と社会参加を促す。県の幅広い分野で発注が進むよう全庁を挙げて取り組む」と話す。

河北新報 : 2014年02月09日日曜日

障害者差別ない社会を 府条例など議論

2014年02月10日 03時05分54秒 | 障害者の自立
 障害者差別のない社会を目指し、8日、京都市上京区の西陣織会館で「共に安心して暮らせる京都デザインフォーラム」が開かれた。政府が1月に批准した障害者権利条約や、京都府が検討している障害者差別の禁止条例について話し合った。

 日本自立生活センター(南区)などでつくる障害者権利条約の批准と完全実施を目指す京都実行委員会が、障害者を取り巻く現状を市民に知ってもらうため、初めて開催。約150人が参加した。

 基調講演で立命館大の長瀬修客員教授(障害学)が条約について解説。スロープのある会場を用意するなど、社会的障壁を無くすための「合理的配慮」が無いことそのものが差別だと規定されているとした。昨年6月に成立した障害者差別解消法にも触れ「地域で差別を解消するため、法に基づく地域協議会を設置すべきだ」と訴えた。

 府議会への提案が遅れている府条例案について、実行委員会委員らが「民間企業との関係などもあるようで、条例案で合理的配慮を努力義務にしてくれるのか分からない」と不安の声も出ていた。

京都新聞【 2014年02月09日 11時39分 】

障害者虐待防止考える 松山でセミナー

2014年02月10日 02時50分02秒 | 障害者の自立
 2013年度愛媛県障害者虐待防止対策セミナー(県障害者社会参加推進センター、県主催)が8日、松山市本町6丁目の県視聴覚福祉センターであった。白梅学園大(東京)の堀江まゆみ教授が県内の障害者福祉施設の職員ら約150人を前に講演。「(障害者)本人の代弁者として『NO』の声に耳を傾けて」と呼び掛けた。
 堀江教授は、虐待につながる可能性がある「不適切な対応」について例示。利用者の腕をつかんだ職員のスライド写真では「けがにもつながる場合もあり、手をつなぐべきだ」と解説。「良かれと思っていることが適切かどうか見直してほしい」と促した。
 12年10月施行の障害者虐待防止法に基づき、施設職員の過失で利用者がけがをした際は「通報が必要」と強調。施設が安全確保や改善計画を立てるなど対応することで「結果的に施設を守ることにつながる」と述べた。
 9日は同会場で福祉施設職員と通報に対応する障害者虐待防止センター職員を対象に事例検討などの演習を行う.


【写真】県障害者虐待防止対策セミナーで講演する白梅学園大の堀江まゆみ教授=8日、松山市

愛媛新聞 : 2014年02月09日(日)

発達障害者が悩み語り合う 岡山で初の「オープン会」

2014年02月10日 02時45分18秒 | 障害者の自立
 「大人の発達障害」の当事者でつくる岡山県発達障害当事者会「わ」の会の初めての「オープン会」が9日、岡山市北区奉還町の岡山国際交流センターで開かれ、広汎性発達障害、注意欠陥多動性障害やその可能性のある人が仕事、人間関係などの悩みを語り合った。

 同会は2011年発足。月1回、定例会を同市内で開いているが、情報は公開せず参加は口コミで入会した20人弱の会員に限られていた。オープン会は「気軽に話せる場がほしい」という声に応え開催。インターネットで告知し、当事者の参加を広く募った。

 岡山、倉敷市などから20〜40代を中心に約30人が参加。一人一人がニックネームと診断名などを自己紹介した後、気の合う者同士で自由に交流した。

 発達障害者支援センターの職員らも参加。同会代表で岡山大職員の福井豪さん(29)=岡山市北区=は閉会あいさつで「当事者は孤立を感じがちだが、悩んでいるのは一人だけでない。支援者もいる。今後もこの居場所を継続したい」と話した。

 第2回オープン会は3月23日午後1時半から同南方、きらめきプラザで開く予定。会のブログ(http://aspdd.blog.fc2.com/)で近く参加を募る。


閉会あいさつをする福井さん

山陽新聞 : 2014年2月10日

発送用箱に描く 障害者の絵選考 久原本家、5点大賞に [福岡県]

2014年02月10日 02時41分57秒 | 障害者の自立
 障害者が描いた絵を商品発送用の段ボール箱に使用している食品会社「久原本家グループ」(久山町)で、箱の新たなデザインを決める選考会が8日、同社本社であった。

 障害者の絵をあしらった段ボールや封筒を販売し、社会参加を後押しする運動「だんだんボックスプロジェクト」の一環。同社は、NPO法人らが提唱するこのプロジェクトに協賛。今回は、2011年に続いて2度目の作品募集で、テーマを「食べてみたいなぁ~」に設定した。町内外から870点の応募があった。

 作品は、タワーのようなめんたいこスペシャルバーガー、動物と一緒にとる食事の場面など多彩で、審査員も絞り込みに苦労していた。大賞5点は同社の段ボール箱のデザイン原画となり、西鉄バスのラッピング広告にも使われる。

=2014/02/09付 西日本新聞朝刊=